福島からの放射性セシウムの大気中放出量はチェルノブイリの3倍とEU機関計算 | いわき市民のブログ I am An Iwaki Citizen.

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「真実を知らない者は愚か者でしかない。
だが、真実を知っているにもかかわらず、それを嘘という奴、
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ベルトルト・ビレヒト: ガリレイの生涯、第13幕

福島からの放射性セシウムの大気中放出量はチェルノブイリの3倍とEU機関計算
http://sakuradorf.dtiblog.com/?i&no=438


タイトルはEU傘下の研究所(参考資料)の計算によれば福島原発から大気中に放出されたセシウムの総量は21京となった。チェルノブイリ事故では7-8.5京と報告されていることから3倍強の数値が算出された。

事故後間もなく報告された値はチェルノブイリの1/7程だったので、今回の計算により数値が一挙に40倍に増えた。

また、希ガスのキセノンは1100京と保安院により事故から数カ月後に報告されており、この量はチェルノブイリの2倍だった。

更に福島3号機ではMOX燃料がつかわれていたので、半減期の長いプルトニウムも放出された。

汚染水の海洋放出が最近報告されるようになり、にわかに環太平洋国の住民の関心も高まってきた。また新たな核種のストロンチウムやトリチウムも大量に含まれていることが報告された。

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以上を考えればオリンピックとかリニア新線で浮かれるのではなく、現実を直視すべきだ。


              参考資料

http://enenews.com/eu-funded-research-fukushima-atmospheric-release-210-petabecquerels-cesium-137-upper-bound-simulation-chernobyl-estimated-70-85-petabecquerels



フクシマからの放出放射能-核実験最盛期の全放出量さえ上回っていた
福島からの放射性セシウムの大気中放出量はチェルノブイリの3倍とEU機関計算

http://onodekita.sblo.jp/article/76838647.html


EU傘下の研究所(参考資料)の計算によれば福島原発から大気中に放出されたセシウムの総量は21京となった。チェルノブイリ事故では7-8.5京と報告されていることから3倍強の数値が算出された。
事故後間もなく報告された値はチェルノブイリの1/7程だったので、今回の計算により数値が一挙に40倍に増えた。
また、希ガスのキセノンは1100京と保安院により事故から数カ月後に報告されており、この量はチェルノブイリの2倍だった。
更に福島3号機ではMOX燃料がつかわれていたので、半減期の長いプルトニウムも放出された。


びっくりしたのですが、元記事(ENENEWS) 元の論文
Modelling the global atmospheric transport and deposition of radionuclides from the Fukushima Dai-ichi nuclear accident
http://www.atmos-chem-phys.net/13/1425/2013/acp-13-1425-2013.html

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21京ベクレルを青で示してみました。なんと、核実験最盛期よりもはるかに多いセシウムが飛散したことがわかるでしょう。これで、フクシマでなんの健康被害も起きないとしたら、大気核実験など禁止する必要などなかったと言うことになります。核大国が条約を結んで、大気核実験をしないと約束したり、ストロンチウムの蓄積を調べた研究など、何の意味もなかったと考えられますか?

最もひどかった1963年の核実験をすべてフクシマでやってしまったわけですから、考えただけでもおそろしい。

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