あなたのことなんて知らない | 心型を極めよ!メンタルディフェンス武道家:辰巳大輔のブログ

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師範 辰巳大輔
在大阪の武道実践研究家:真傳居合道体術 師範

こんにちは、辰巳です

一緒に武道やりませんか✨


今日の話は「あなたのことを1番知らない、1番よくわかってないのはあなた自身」ということです


そんな話、聞いたことありますか?

ありませんか?


これはもう確定的な事実なので

論破しようとしても無駄ですよ(笑)



コレ、人生全般で言えることですが、武道武術でも最も大切な要素です


とか言っちゃったら大袈裟かもしれませんが、少なくとも辰巳はそう考えています。


自分の頭の中で考えたことは、その記憶量についてはあなた自身が1番知っていることでしょう。


自分のことは自分が1番よくわかっている‼️

と主張する人は、自分のこと = 自分の記憶や考えや経験だけ、だと考えているようです。


その意味に限定して言うなら、確かに自分のことを1番よくわかっているのはあなた自身でしょう。



そして、断言しましょう。

あなたが自分自分について知っているコト、考えていること、経験してきたことなど武道武術においてはなんの役にもたちゃしない、ってことです。



例えば…合気道なんかで「力を使わずに相手をコロリンと転がす」なんて技を習ったとします。


よほどセンスのいい人なら、教えてもらってすぐにできるようになるでしょう。あるいは最近では動画サイトなんかを観て自分とご友人のかたとともに練習したり検証したりするかもしれません。


この手の「武道武術の不思議なワザ」っていうのは、特別に鍛えぬかれた筋力や生まれ持った体格が良いからできる、というタイプのものではありません。


ですから、あなたがあなた自身の身体のことをよくわかっていれば、習えばすぐにできるハズなのです。


でも、

大抵の人はすぐにはできません

それはなぜなのか?シンプルに解答すると

あなたは自分の(身体)のことをちっともわかっていないから」です。



そんなの!ちゃんと教えてもらわないとできるわけがないじゃないか

と反論される人もいるかもしれません。



でも、実はそうではありません。


では、割とすぐにできるようになる人は

自分の(身体の)ことは自分で1番よくわかっている人ななでしょうか?


イエイエ、実はそうではないんですよ。

割とすぐにできる人、ってのはそもそも「自分の(身体の)ことなんて全っ然わかってないで〜す😛」というタイプの人が多いです。


もっと言えば、そうした人たちってのは自分の身体のことはおろか、自分の考えがどうとかそれほど気にしていないし(人間だから多少は気にする自分の経験なんてなんの役にも立たない、ってよくわかってます。



だから、人からモノを習ったら割と素直に言われたとおり、あるいはやり方を観せてもらったらなるべくその通りにやろうとするんですよ。


だから、割とすぐにできる。


では、ナカナカできるようにならない人ってのはどういう人なんでしょう。


単純に真逆の人です。

例えば合気道のナニカシラ不思議な技を学んだ。

自分の身体をこう動かせば、同じことができるハズだ、それでやってみる、できない…


なんだ!合気道なんてウソッパチのヤラセじゃねェか‼️


と憤ります。

イエ、そうではありません。それはその人が自分の(身体の)ことをよくわかってもないのに、そのショボい認識をもとに的外れな仮説を立てて、その的外れな仮説に基づいて身体を動かしているからです。



これは別に武道武術に限ったことではありません。



聞いた話ですが、アドラー心理学では

性格というのは実は簡単に変わる。なかなか変わらないのはその人が自分を変えないための不断の努力をやり続けているからだ」とかなんとかいう考え方があるそうですが、コレも似たようなモノかもしれませんね。


自分の性格、ってのがよくわかっているなら、その自分の性格がどんなものであるかもわかる(ハズ)なので、それを変えようとすればそれほど難しくはないハズです。


若い頃怒りっぽかった人が、歳とともに怒りっぽくなくなる(いわゆる丸くなる)のは「自分を変えないための不断の努力などしなかったからでしょう。

だから変わっていけたのです。


逆に言えばいつまで経っても怒りっぽい人は、自分がなぜ怒りっぽいのかよく知りもしないのに、それを周りの人や時代環境のせいにして「自分が悪いわけじゃない!みんなが悪いんだ!」と自分に言い聞かせ続ける努力を不断に続けたからでしょう。


多少ケースバイケースなところはあるかもしれませんが、大抵はこのパターンです。


アンガーマネジメントなんて言って、職場で怒りっぽい性格の人のためのセミナーがあるそうですが、それはそれだけ怒りっぽい性格を自分自身でちっとも理解できず、それをどうしたら変えていけるかわからない人が(すごく)多いので、それで成立してるんでしょう。


「そんなのやっても無駄だ!自分は生まれつきこういう性格なんだ!」と反論する人もいるかもしれません。


実は、性格はある程度遺伝することはデータで判明しています。しかし重要なのはソコではありません。


怒りっぽいか怒りっぽくないか、その2択ではないからです。

例えば1日中イライラしているような怒りっぽい人が怒りっぽさ指数100で、何があっても怒らない人が怒りっぽさ指数0だとしましょう。


で、100から0に変化できるかどうか、が大事なのではないハズです。100から60くらいまで変われれば職場やプライベートで問題ないなら、60まで変わることができればそれで済みます。


自分の怒りっぽい性格が、どのくらい変化の余地があるのかわかっていますか?

変化の余地がそもそもない、せいぜい100が95くらいになるだけだと「あなたが自分のことをよく知っている」なら、確かにどうしようもありません。


ところで、何を根拠にそうあなたは考えたのでしょう?きっと自分の考えや経験をもとに考えたからですよね。


アンガーマネジメントのセミナーを受けたり、あるいは独学でも自分の怒りっぽい性格を変えられた人は、きっと「自分のことなんて自分ではよくわかっていない」とわかっていた人か、もしくは学びの過程でそう気づいた人でしょう。


あるいはその学びの過程で、自分には100が95になるくらいのポテンシャルがない、とどうしようもなく事実を知るハメになった人は、性格を変えるのではなく、環境を変えればよいというかそれしかないでしょう。仕事とか普段の人間関係を変えていけば良いしそれしかないでしょう。



別に、怒りっぽい性格、だけが問題ではないんですよ。


・自分には(武道武術の)才能がない

・自分はクヨクヨしてしまう

・自分はワガママだ

・自分はメンタルが弱い

・自分は頭が悪い

・自分は人と仲良くなるのが苦手

・自分は飽きっぽい、長続きしない

・自分は緊張しいだ

・自分は、自分は、自分は…


生まれもった体格や体質、身体が小さいとか骨格がストレートタイプだとかハゲやすいとか先天的な弱視だとか


そういうどうしようもないことならいざ知らず、

性格ってそんなに変えられないもんなんでしょうかね?


ある程度生まれもったものがあるのは確かなのですが、自分の変化の幅、変化の余地、変化のポテンシャルはどのくらいあるのでしょう。


それをあなたは知っていますか?

自分の考えや経験だけでいうのではなく、何か根拠でもあるんでしょうか?


きっと、知らないですよね。


ええ、辰巳だって自分の変化の余地がどのくらいあるかなんて、よくわかってませんよ(笑)


オイオイ、そこまでエラソーに語ったててそれがオチか!


と突っ込まれそうですが、ハイそうですよ。


かく言う辰巳も、10年まで(30代前半)は「自分のことは自分が1番よくわかっている」とカンチガイ街道まっしぐらでしたので、

たかが10年くらいで何がわかりますか!(笑)ごくわずかなことしかわかりませんよ。


別に、自分のことなんて自分で1番よくわかってる必要なんて大してないんですよ。


でも…


自分のことは自分が1番よくわかっていない


これはできるだけ早く気づいたほうがいいと思いますよ。


これに気づくだけで、ちょっとした武道武術のワザなら案外と簡単に身についたりします。


まーそれに気づいたくらいではカンタンには身につかないこともい〜〜ぱいあるんですケド


そこがオモシロいんだよね✨


辰巳ワークス代表 :   辰巳大輔 
mail : onceaweekbujutsu@gmail.com
tell   : 080-6121-8450 
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小動物カフェでフクロウさんと戯れる辰巳先生(と嫁)


@動物たちが暮らす森アニミル

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