国境Naki、意思談。

国境Naki、意思談。

つまりは意思を言霊にしてここに綴る雑談。



月刊誌『青春と読書』で連載されている河崎秋子氏のエッセイを読んで、本作家の作品を読んでみたい衝動に駆られ、まず図書館で手に取った作品。 


実在する寄生虫エキノコックスが人間に寄生。研究員土橋が、北海道の礼文島の感染症と戦う物語。 


戦後の日本の時代。祟りという非科学的な言い伝えも蔓延る中。感染を断つ為に、動物と人を切り離す手段を選ぶ研究員に島民が反発。 


感染防止の観点と倫理と、島民の心理に対峙する土橋の苦悩が具体的で展開が進み。長いのに読み進めてしまった。 


何かを得る為には犠牲もつきものだけど、ゴールに向かっていくのに、ブレてはいけない事ってあると教わった作品。 



 

教養力、処世術のヒントを頂く私の定番の月刊誌。

心を励ます言葉 元気になれる言葉が特集記事。

俳優、歌手、精神科医。 

それぞれの視点で語られる言葉。生き方。

解釈は時に違う事を言われ。受け手は混乱する事もあるけど。

『こんな考え方もあるんだ!』と客観的に受け止めて、未来に活用できればいいんだな、と思わせてくれた。 


特集以外では社会人1年目の人へのメッセージに。コミュニケーションを取りながら。守る、破る、離れるスキルを身に着け社会貢献する事を説いていて。

働き始める人を前向きにする言葉に溢れていた。 


私は加藤登紀子さんのネガティブな言葉に寄り添い、受け止める事がかえって人を前向きにする事もあるというメッセージ。日本のシンガーソングライターが進んだ歴史的背景があった文章に、共感を持った。




 


書かれた時の著者の描く世界情勢と、今の世界情勢は異なるもののり地域性、引越、教育、転職も含む。移動が与える影響をわかりやすく実体験を下に説いた本。


私自身、一番共感できた所は転職。

金、時間、職務。

家庭状況からどうしたら三者がバランス良く続けられるか、転職を恥ずかしながら繰り返してきたが。こればかりは移動したからこそ気づくものがあり、今が一番良い選択ができたと思っている。


国レベルで経済状況も変わるだろうが、著書のようにフットワークを軽くして動く力と周りを納得して引っ張っていくスキルを身につけるべきだと思わせる一冊。