この悲痛な叫び声を聞け! | 真の国益を実現するブログ

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あらゆる面から安倍内閣の政策を厳しく評価し、独自の見解を述べていきます。

【三橋貴明の「新」日本経済新聞】をご存知でしょうか?
おそらく毎日の配信を楽しみにされている方も多いかと思います。特に、水曜日の東田剛氏執筆の配信とか(笑)。

今日は京都大学大学院の藤井聡教授の執筆でした。前半部だけを掲載します。

『どう考えても「規制緩和」をやり続けていては、経済は疲弊するし、実際にそうなっている。
にもかかわらず、規制緩和をやめようとはしないし、規制緩和をやめるべきだという人を、アホだバカだ、どこそこの回し者だと誹謗中傷する。どう考えても「グローバル化」を極限まで進めれば、経済は疲弊し、社会は崩壊する。そして、実際にそうなりつつある。
にも関わらず、グローバル化をやめようとはしないし、グローバル化に反対する人を、アホだバカだ、どこそこの回し者だと誹謗中傷する。
どう考えても「強靭化」の取り組みをしなくては、地震や台風が来たときにたくさんの人命が失われ、経済は大打撃をうけるし、実際にそうなっていえる。
にも関わらず、強靭化をやめろと言い続けるし、強靭化を進めようとする人を、アホだバカだ、どこそこの回し者だと誹謗中傷する。
。。。。。
もう世の中こんな事ばかりで、もういい加減、こんな世の中イヤになるし、真っ当な事を口にするのもあほらしくなってきます。
だから勝手に好き勝手に規制緩和をやり続けて、勝手にグローバル化をやり続けて、勝手に強靭化をやめ続ければいい、。。。。なんていう、少々捨て鉢な気分にもなってきてしまいそうになりますが。。。
でも、仮にそういう気分に一瞬陥ったとしても、だからといって、「真っ当な事」を口にしようとする努力をやめる様なことは。。。。。ないと思います。
なぜかというと。。。。結局、筆者は、世の中「そんなものだ」、という事を、おおよそ分かってしまっているからです(苦笑)。』

 表面的には、物事の本質を自ら見極めようとせず、マスコミの言説を受け売りし、間違えた処方箋を主張し続ける大衆や主流派と呼ばれる新古典派経済学者等識者への批判となっています。
 しかし、藤井聡教授は内閣官房参与であり、政権の中枢とまではいきませんが、首相に直接意見具申ができる限られたアドバイザーでもあります。
 
 何が言いたいかお分かりでしょう。
 藤井聡教授がここまで悲痛な叫び声を上げざるを得ないのは、現政権の政策が、先に述べたような大衆や識者の言説とほぼ同じような方向に傾いているからではありませんか?
 
 いまだに、「安倍さんなら大丈夫」、「国家戦略特区もTPPも実際には影響は少ない」、「国土強靭化基本法成立させたから安心」との意見も多いですね。
 
 安倍政権を打倒せよとまでは主張しませんが、どんどん批判の声は上げましょう!