ざっくりと言うと、著作物(例えばイラストや音楽など)を創作した事によって、その著作者に発生する権利。
インターネット上の写真やイラスト配布サイト等では、「この写真・イラストの著作権は放棄しますので、ご自由に利用をどうぞ!」といった文言を目にしたりする事もありますが、現行の日本の法律では、たとえ著作者であっても、著作権を放棄する事はできません。
ただ、著作権というのは、永続的な権利ではなく、現行では、基本として著作者の死後50年を経過した場合、その著作権は消滅します。この仕組みを利用したサービスで有名なのは、青空文庫 Aozora Bunkoでしょう。(国内の著作権が消滅した文学作品を公開しているインターネット上の電子図書サービス。最近は、スマホ用のアプリも登場してますね。)
◆ ロイヤリティフリーとは?
ざっくりと言うと、事前に取り決めたルール内にて、著作物を利用することができる権利のようなもの。
例を挙げると、年賀状のイラスト素材があります。
上記は、年賀状で使えるイラスト12800点が収録されたDVD。定価は、1390円。1390円を払うと、収録のイラストが使えるので、これは「有料のロイヤルティフリー」になります。
一方で、下記のようなサービスも。
» 無料年賀状素材・テンプレートのダウンロードサイト「年賀状AC」
登録の必要は有りますが、掲載されたイラストを無料で使うことができます。これは「無料のロイヤリティフリー」になりますね。
ただし、両方とも、なんでもありで使えるわけではありません。ルール(規約)外の利用では、使用不可となっています。(例えば、公序良俗に反する利用など…。)
私のケースでお話すると、学習帳|できるミニチュア教室(アメブロ版)で作ったノート。
このノート(学習帳)の表と裏の写真は、以下のサイトから取得しています。
» 商用OK・加工OKの無料画像素材集【KOYU写】
無料のロイヤリティフリーの写真サイトです。このミニチュアのノートは、別に販売などをしていませんので、全く問題はないでしょう。ただし、今後販売する可能性も考えて、商用利用も可能な写真素材を選択しました。
次に、【DMH展2013出品予定作品】テレビ(テレビ台付き)|できるミニチュア教室(アメブロ版)のテレビ。
このテレビに内蔵された動画は、ロイヤリティフリーではなく、著作権切れの映画を使用しています。前述の青空文庫のような感じですね。
» The Ghost Train : Edward Black : Free Download & Streaming : Internet Archive
ちなみに、このテレビのロゴは「SOMY」です。本家の「SONY」のロゴのフォントは、セリフ体。私の作った「SOMY」ロゴは、サンセリフ体といった違いで、差別化しています。正直、この程度であればパロディとして認められる範囲だと思っていますが、厳密に言えば、ソニーから訴えられると負ける可能性も否定はできません。
なお、この場合、著作権侵害の訴えは、著作権を持つソニーしかできません。現行法では、著作権侵害の刑事罰は親告罪なので…。
パロディとパクリの境界線は、非常に難しい問題ですね。
最後に、いくつか日本国内のロイヤリティフリーの無料素材配布サイトを紹介して、記事を終わりたいと思います。
» 写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】
» 無料写真素材「写真AC」
» 無料写真素材「人物のフリー写真素材はモデルピース」
» 無料人物写真フリー素材の【ビジトリーフォト】商用利用OK
» 女性モデルのフリー画像 無料人物写真素材のモデル・フォト
» PHOTO STOCKER ? 高解像度フリー写真素材を無料配布。商用可能。ホームページにも。
» 4200pxの無料・フリー写真素材 イメージスタイル
» 無料写真素材/フリー画像素材|一覧表示・サムネイル デジタル@備忘録
(利用する場合は、規約を守って利用しましょう!)