先日、判例タイムズ1347号(2011-07-15号)の読書感想文を書いたのですが、1348号(2011-08-01号)が出ていましたね。


判例タイムズ1348号(2011-08-01)


 今日、本屋さんから届いたばかりなので、まだ読んでいないのですが、記事(論文)6本中3本が知財関係の記事ですね。


 表紙を見ればわかるとおり、


裁判所と日弁連知的財産センターとの意見交換会(平成22年度)

知財高裁における審理の実情などについて

東京地裁における知財関係訴訟の実務について


 前号もそうですが、これだけ知財関係の記事が出るとなると、弁理士の先生方でも定期購読される先生も増えるかもという感じです。


 判例雑誌なので、判例が主なのですが、知財判例の中で、最高裁のものが1件収録されています。最判平成23年4月28日判決・平成21年(行ヒ)第326号です。


 医薬品の特許についての延長登録出願に対する拒絶査定不服審判の審決取消訴訟(高裁で審決取り消し判決をし、特許庁が上告申立をし、上告棄却判決)で、特許庁の行政解釈を最高裁が認めない判断をした、というものです。


 どちらかといえばマイナーな論点なので、今年の弁理士試験の口述試験ではあまり出題される感じはしないのですが、知財関係の最高裁判例の1つなので、今年の論文試験を受験された方で気になる方はチェックしておいた方がいいかもしれません。


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