山の中腹辺りに有刺鉄線がフェンスのように片側だけに一部区間に設置されてありました。
よく見ると獣の毛のようなものが所々に付いてありました。
鹿か猪か…
絶対怪我してるよな～
と思える感じでしっかり毛束が尖った針金の先に付いてました。
微妙に隙間があるから頑張れば通れるようです。
完璧に封鎖をしてなくて、中途半端に通れるこの有刺鉄線のフェンスは意味があるのかよく分かりませんでした。
ただ山の動物達を傷付けてるだけだけなのではと思わずにいられませんでした。
道にはドングリがたくさん落ちていたので、とても食料には恵まれた山なのではと思います。
大物主様と色々話しをしていたのですが、メモをしていなかったので忘れました。
大物主様「もう一度登りたいか？」
と、最後に聞かれました。
私はもう登らなくてもよいかなと思います。
と答えました。
でも、周りからのご要望があればその時は登るかもしれません。と伝えておきました。
山を傷付けてまで登りたいとは思わないです。
どうせなら禁足地のままでもよかったのではと思ってしまうのですが、どうしても登りたくなってしまう人のさがなのかもしれません。
全て見てみたい触れてみたいと思う人間は、際限なくどこまでも行こうとしますが、人間が足を踏み入れた瞬間にそれは自然ではなくなってしまうほど人間の影響力はあるのだなとつくづく思います。
制限時間終了の20分前には無事帰って来れまして、早速、『狭井神社』にご報告をしました。
すると…
大物主荒魂様「気がすんだか？」
意外なお言葉が返ってきました💦
「また来られよ 人は山を愛(め)でて今日(こんにち)まで来た 悪い意味ではない 自然と１体となって我が身を振り返るのもよろしい それが全てだと思うなかれ 全てに繋がっておることよ 全てどんなものにも命は宿っておって 尊い そして重要な役割を担っておる それを肌で感じて帰って欲しいのよ 本来の自然に返って そして心の中を覗いていただきたい 我は何者なのか？ いつしか自然を忘れ全て我が手にしたつもりでおっても 自由にできるものはほんの一部 そんな小規模な事にこだわり 大切なものを見失ってはならない それはかけがえのないもの それは今目の前にあるもの 何の変哲もない 全ての存在が貴重で美しく重要であることを知っていただきたい 自由を求め 世界を目指していた人類よ 自由とは己の内にあるもの 自らを縛り付け外に求めても何も見つけられん それは執着でもあって 己へのこだわりでしかない そのようなちっぽけな己の心を解き放ち そして本来の自由を手に入れるのよ 全ては我の味方であって 我そのものであると気付け かけがえのない宝は 全て自分自身であるということ すなわち 全てが自分であるということに 身勝手な事を言ってるのではない 他者も物質も岩も空も己である 全世界が己の内に存在するもの 猛々(たけだけ)しい雄叫びを上げて戦(いくさ)をする者は 己自身を傷付けてるにすぎん それに気付くまで永遠に己を傷つけ癒えることは無かろう 我が身を傷付けてる事を知らぬのだからな まーよい 行かれよ」
とのことでした。
もう、三輪山には登らないかな～と思っていたのですが、登拝をすることで我が身が傷付いたとしても人間達に知って貰いたい大切な事があって、それをそれぞれの感覚で感じ取って気付いて欲しいとのことのようです。
本来なら登るべきではないのですが、身をていして御身を我々人間に差し出しているのかもしれません。
もともと山も人も一つだった頃のように、戻れる時までいつまでも見守り続けているようです。
また、いつか登拝する必要があった時に登らせていただくかもしれません。
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