【共鳴関係構築】英治出版の「成長を支援するということ」は人間関係の礎である共鳴のヒントをもらえる | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

共鳴関係構築


Change Talk, 

Change Listen and Life 


"話し方を変えたければ

 聴き方と生き方を変えろ"  


喋りは「聴き方」と「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と

   話をちゃんと”聴ける人”を増やす」

「22世紀に人見知りを社会からなくす」  


トークスキルだけにフォーカスした 

自己満足解決法に疑問を投げかける  

そもそも話し方に悩む人の原因は  

“聴き手側にある”ことがほとんどです  


ラジオ現場で培った“DJ思考”をベースにして

話し方、聴き方、生き方をトータルコーチング

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事  

喋りのオンライン大学Lifeskill Talk College学長

喋りのコーチ出口貴章です  


こんにちは!  

僕のブログに来ていただき  

本当にありがとうございます!



まず本日ここで記す書評レビューは

英治出版の読者モニタープログラムにより

無料で書籍を受け取ったことによるものです

このブログへのレビューは求められておらず

以下の内容はあくまで個人としての見解です


成長を支援するということ


ある種このタイトルは

僕の仕事を具現化したもの


サポートという仕事は

単に助けになることだけでなく

叶えたい未来を共に叶えていく

常々そう考えて仕事をしています


ただそれを「あーだ」「こーだ」

僕が道を見出して教えるのとは違う

答えは僕が出していくのではなくて

すべてサポートする方から出ること


そういう意味では非常に役に立った

とにかく事例が豊富でわかりやすい

成功事例のエビデンスが明確であり

かつ誰でも取り組めるよう伝えてくれる


そんな本を読ませてもらった


『成長を支援するということ』


著者は

リチャード・ボヤツィス氏

メルヴィン・L・スミス氏

エレン・ヴァン・オースティン氏


翻訳は高山真由美氏

監訳は和田圭介氏と内山遼子氏


出版社は英治出版です


印象に残ったキーワードがある


それは…


「共鳴」


そう「共感」ではなく「共鳴」


僕がラジオパーソナリティをする時

この「共鳴」を特に意識しています

僕が喋る内容に対しての反応なのですが

「共感」ではなく「共鳴」してもらいたい


「共感」というと「同調・賛同意見」

「そうだよね」という意見という印象

でも僕が思う「共鳴」というのは

もっと多様な反応をイメージしています


「そうだよね」以外に「いやそうかな」や

「それを言うならこうだよね」というもの

つまり僕が「叩き台」になり「発展」する

常にそういう「反応」を意識して喋ります


ようするに…


「考えて欲しい」


「そうだよね」だけでも終わらずに

「私だったら」と自分事として捉え

自分の思考や行動に落とし込んで貰う

「影響を与える」存在でありたいのです


そういう意味でこの本は「共鳴関係」

コーチングをベースに互いの存在を認め

クライアントが真に望んでいる姿や未来

それを共に見ながら進む事例が豊富です


トラック運転手


思い出したことがありまして…


以前喋りのコンサルを依頼された男性

普段は運送会社の運転手をされていて

単発でラジオのDJをすることが決まり

その番組内容について相談がありました


「どんな番組をしたいか」


基本的にそんなところから始めました

話しているうちに「ゴルフが好き」

また「ゴルフが趣味」ということが分かり

その方向でネタを作って行くことになった


それどころかこの方…

実は以前に「プロテスト」を受けていた


なので並大抵の技術ではないことも分かり

そんな部分からのアプローチも考えました

単なるゴルフ好きではない突っ込んだ内容

いわば「マニアック」にも出来ると思った


番組は単発といえども週一で1ヶ月間

合計4回に渡って出演を果たされました

好きなゴルフを思う存分語っておられ

内容もかなりマニアックなものでした


無事にお役目を果たされたあと

その方から再度のコンサルの依頼


「番組ではないことを相談したい」


もちろん快諾しお話を聞きました


すると…


「ゴルフをこれから始める人や初心者に

   ゴルフの楽しさ素晴らしさを伝えたい

   今から始める方の役に立つ存在になりたい」


こうおっしゃったのです…


「ゴルフスクールのインストラクター」


今の運送会社を辞めて東京へ行き

インストラクターとして働きたいと

もちろん手放しで盛大に応援しました

それよりもめちゃくちゃ感動しましたね


そして今もインストラクターとして

ゴルフを始めた人に素晴らしさを伝える

そんなお仕事をしていらっしゃいます

まさに「天職」を手にされたというわけです


『成長を支援するということ』


この本にあった「パーソナルビジョン」


「これをしたい」というものではなく

「こうなりたい」という部分に着目する


人はこの「なりたい」ものを大切にしたい

そんなことが書かれていて「共鳴」しました


「したいこと」と「なりたいもの」

したいというと「仕事」などの外的要素

なりたいというと「人間的」な内的要素

微妙ですがそんな違いを認識しています


なので先ほどの男性の場合も

「インストラクターをしたい」と

「役に立つ存在になりたい」との違い

同じ行動でも「見るもの」が違います


ここです


この本はこういうところに着目して

変容を単なる変化だけにとどまらず

しっかりとした成長につなげるため

どう接すればいいのかを教えてくれる


そのために大切にしたいのが「共鳴」

ただ「分かる」だけの「同情」ではなく

「分かり合う」ことの「共感」でもなく

「分かち合う」ことの「共鳴」なのです


この


「分かる」(同情)から

「分かり合う」(共感)になり

「分かち合う」(共鳴)へ至る過程


この本の主題はこの過程だと感じました

そういう「共鳴関係」をどう構築するか

コーチングをベースにした人間関係の育成

その大きなヒントをもらうことが出来ます


コーチとクライアントという関係だけでなく

組織の人間関係全般にも汎用出来ますし

友人やご家族、親子関係にも当てあまる

つまりすべての人を勇気づけてくれる本です


『成長を支援するということ』


是非ご一読ください


今日はここまで

読んでくれてありがとう

ほいじゃまた!!