どもども、不定期更新の後関です。
時間は砂のように流れていきます。
ずっと続けばいいのになって思う時間も、いつまで続くんだこれって思う時間も、必ず終わりが来ます。
もう過ぎ去った時間は二度と自分の元には帰ってきません。覆水盆に返らず。
でも、忘れない限りその人の中にはきっとフワフワ残り続けるのです。良くも悪くも。
さて。
普段はタバコ買わない僕がタバコを買いました。
メビウスプレミアムメンソール1mm。
なんでこれかっていうと、一応願掛けのつもりなのです。
このタバコはDOBELLMAN第一回公演『VOID』の劇中で僕が吸っていた銘柄でした。
知っている人は知っている、知らない人は覚えてね。
正直な話、この作品は僕の中で大学生活最高の思い出であり、最大の呪いになっています。
どういうことかって、この作品の思い出に浸りすぎちゃうんですね、未だに。ダサいしヤバいなぁって自分でも思います。
楽しかったこともツラかったことも、全部全部みんなと共有しようとしていた気がするあの頃、僕は本気で「こいつらとならなんだってやれる」って思ってました。
なんて身の程知らずで青臭いんだ。それは今もだけど。
もう経っちゃったんだなぁ、一年。
『VOID』も『PUNKISH!!!』も僕にとって終わりが見えなくて果てしなかったけど、終わってほしくない大切な時間の一つでした。
そして『Dr.Pain』も。
大人になんてなりたかないけど、気が付けば成人してから一年以上も経ってるし、いつまでもガキのまんまなのもなんかダセえし、なんだか色々うまくいかないことばかりです。
タバコに火をつけると先端からチリチリと燃えて、最後には何もなくなります。きっと芝居や人生も同じ。最後に残るのはそこに「いた」という煙だけです。
いつの日かこうして『VOID』のことを追憶する自分すらも追憶するようになるのだろうか。
あれから色々あって、あのときのメンバーそのままで、今、同じように公演行えって言われても、それはきっと難しいのかなって思います。
大学内全面禁煙の煽りを受けて、PRUNUS HALLで喫煙シーン出来なくなっちゃいましたし。
だからせめて、あのとき、もしかしたら感じていたのは僕だけなのかもしれない無限大の可能性を忘れないよう、そして今回の作品もそうであるよう願いを込めて、このタバコを買いました。
あのときの夢と希望の先を『Dr.Pain』のキャストに託します。
……なんて書いてて、やっぱり引きずってる自分はカッコ悪いです。
すげえダサいし、イタい。昔の作品いつまでも引きずるのは。
そんなことはわかってます。
でも、好きなんだ、仕方ない。
あのときのワクワクが忘れらんねえよ、ベイベー。
けれども、あのときとはまた別種のワクワクを『Dr.Pain』に感じてることも事実。
というかワクワクの最大瞬間風速なら断然『Dr.Pain』の方が上です。
だって「今」なんだから。
僕が稽古場でときに見つめ、ときに話し、ときに笑い合う役者たち。
彼らも彼らが演じる役も、確かにそこで生きています。みんな大切な仲間です。
『VOID』はもう、記憶であり記録なのです。今、LIVEで行われているこの作品の方が面白いに決まってます。
そう感じられることを大事にしたいし、これから先もそう感じられる作品に関わっていき続けたい。
どうせ人間死ぬんだから、だったらせめて心臓の鼓動回数が上がって脳汁ドバドバ出るような、そんな体験を一つでも多くしておきたいのです。
そして、まだ詳しいことは言えないのですが、先日、僕にとって一つの転機になるかもしれない嬉しいお話をいただきました。
正直、今からワクワクが止まりません。
それを新たな指針に出来るよう、ここから先、僕自身も胸を張って未来に歩き出せますように……。
そう言いつつ、やっぱり忘れらんねえよ、な僕もいるというジレンマ。
あーーーーーーーー!!!!
もうーーーーーーーー!!!!
全部好きだーーーーーーーー!!!!!!!!
そんな僕みたいなメンタルぶれぶれ(というかぶっ壊れてる)現代人へ捧ぐ、DOBELLMAN第三回公演『Dr.Pain』。
気付けば今月18日から本番となりました。
8人の役者の生き様、是非観てください。
ご予約の際は
・お名前
・フリガナ
・ご観劇日時
・枚数
・ご連絡先メールアドレス
・ご連絡先電話番号
を本文にご記入しdr.pain.dobellman@gmail.comまでお送りください。
下記の公式Twitter DMからもご予約いただけます。
@DOBELL_MAN
皆様のご予約お待ちしております。
本日はここまで。
後関でした、ではでは。