元はと言えば東京にわざわざ修行にいったわけではなくて



自営業の両親の苦労を幼少期からずっと見てきていたので



その良いとろよりも、苦しいところだけを切り取って



わたしはこうはならへん。


と、大手企業で安定の稼ぎで人生を楽しむことを夢見てリクルートスーツに身を包み

就職氷河期と言われた2010年の就活を戦い抜いて、なんとか一社もらった内定が最初の住宅設備メーカーで


その配属が西東京やったから東京での暮らしがスタートしました。最初が九州やったらそこで修行がはじまっていたのだろうか...


トイレやお風呂や洗面台を営業していた3年間。

そこでたくさんの学びをいただき、同僚や上司たちと自転車漕いだり、釣りにいったり、釜山にいったり本当に人に恵まれた3年間でした。



〝実るほどこうべを垂れる稲穂かな〟だよ、と教えてくれた課長の言葉は心に残ったままです。



その後、盛大に送り出されてトイレの会社から飛び出し5年の八百屋修行がはじまりますが



初っ端からけっこう事件の連続でした(笑)


2ヶ月世田谷の上野毛にいたんですがすぐ退社😇
歴史が短すぎてあんまり人に話してない(笑)

その後は駒込で店長やって


野菜を好きになってく最初のきっかけの場所は間違いなくここでした


そこで1年半やって

その後は銀座で師匠と仲間に出会い


野菜の魅力にどんどんと引き込まれていって卸の部署に異動して



大根が大根を並べるシュールな場面も


人参が人参ジュースを売ったり


最後は願ったり叶ったりで世田谷の奥沢という場所で店頭の仕事にも携われて


修行がはじまってすぐのときは大丈夫かなと思うことだらけでけっこう辛い時期も長かったけど


総まとめしてみると自分が学びたかったことがぎゅっと詰まった5年でした。


何より野菜のことが大好きになった。これに尽きます。




こうやって写真を並べると目立って派手なことにも思えるけど本当は地味な、地道な毎日の積み重ね。

そこに愛おしい時間、光り輝く瞬間がたくさんあって

野菜たちにたくさんのことを教わりました。

お野菜の魅力に取り憑かれていったお話もゆっくりここでやっていけたらと思います。