ジンカからここトゥルミまで俺たちカモを追ってやってきたベンジャミンという男
彼の口車にまんまと乗せられ余分な金を払って町をたらい回しにされる
エチオピア人はとにかく「待つ」ことができない
朝起きて出発まで約束は1時間後なのに、
「仕事が入ったから早くしてくれ！10分後に出発だ！」
と言われ顔も洗えず歯も磨けず、無理矢理カバンに荷物を詰め込み車に押し込まれた
なのに、出発すると口笛吹きながらトロい走りで、知り合いをみつけると車を停め長話
あげく、
「おまえらその辺で朝飯でも食ってくか？ん？」と
…
顔を洗わせろ
そんな調子でベンジャミンに振り回され、なぜかまたジンカに戻ってくる始末…
とりあえずこの街唯一のおしゃれパン屋さんで食料を調達
てかここしかない
はい、パンは3種類
・味がない白いパン
・味がない長いパン
・味がない黄色いパン
あなたはどれがお好みでしょうか？
さて、今日中にコンソに行くためここジンカに戻ってきたわけだけど今日の定期便はもう行ってしまったと
もう一便ミニバスがあるが、このバスはレベル１でリッチな造りだから定期便のレベル2より運賃が高いんだと
まったく同じバスですけどね…笑
ウソが小２レベル
値段をふっかけられ、こちらも譲らない
向こうも譲らない
「払わなきゃ行けないぞ。どうせ払うんだろ？ハハハ（ギャラリー）」
やっと慣れてきた
ここは
何にも決まってない
お金も時間も
自由
僕らが旅をする理由のひとつである「自由」
日本では味わったことのないような「自由」に解放感や高揚感や面白みを覚え、酔ってた
自由って、時に
不便なんだなあ
なんやかんやで粘り勝ちしコンソまでやってこれた
夜めし
大抵はすっぱいかヤギの味
今夜も水シャワーを浴び、恐ろしく通気性の悪い部屋で一晩を明かします
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