2016.02.12 IDOL CONTENT 放課後プリンセス、Ru:Run、Chu-Z他 | Dr.D.D.のドルオタ日記

Dr.D.D.のドルオタ日記

職業:勤務医。病院の要職にありながら、空虚な日本医療界に嫌気がさして診療の片手間にサブカルチャー活動に邁進するようになった男の日記 Twitter:Dr. D. D. (@DrDD2)

先日書いた安藤ゆずちゃんの無期限活動休止に関する記事は、おかげさまで色々な方に読んでいただき、かなりの反響がありました。

コメントやツイッターの様々な反応で、アイドルを推す、ということがどういうことなのか、を自分も今一度見直し考えさせられるいいきっかけになりました。

推しのゆずぽんのことでここ数日、自分もかなり落ち込みました。
が、色々なご意見を伺ううちに少しずつ気が晴れてきました。

世の中には色々なアイドルの形がある、ということ。メジャーから地下まで、多くの子達がそれこそ心を削りながら、夢を追いかけている。

自分が現場に行きそれを紹介することで、読者の方に自分の知っているアイドル以外のアイドルがどういうことをやっているのか、を知っていただきアイドルブームのその光と闇の部分を考えていただけると幸いです。

と、いうわけで、本日から平常運転(笑)に戻ります。

昨日2月12日、仕事が終わってから新宿BLAZEに脚を運んで、


「IDOL CONTENT EXPO~2週連続バレンタイン直前ライブ」

の第二週目、のフェスを友人のHさんと一緒に観覧してきました。

この日出演するグループは

・アモレカリーナ東京
・東京Cute Cute
・Ru:Run(ルーラン)
・DEEP GIRL
・FES☆TIVE(フェスティブ)
・放課後プリンセス(放プリ)
・アキシブproject(アキシブ)
・Chu-Z(チューズ)
の8組です。

この日の自分の目当ては、Ru:Run放プリ、です。

Ru:Runは昨年10月の渋谷でのアイドルフェスで見て以来。卓球アイドルから新曲ではラーメンアイドル。その謎のコンセプトと発展途上の感じが気になっています。

放プリは1月17日のミスiDで見て、決しておふざけではないその華やかさとフォーメーションのクオリティの高さに一発でハマりました。
メジャーデビュー後2曲目のシングルが2月17日に出ます。どういうオタがどういう感じで推しているのか、は確認しておいた方がいい、と思っていて、来週18日の渋谷O-EASTでのワンマンもチケットをすでに手に入れています。


18時開場、18時20分から上にかかれた順番で登場。

平日の夕方ですので、開場時は観客60名程度で800名収容のBLAZEが寂しくみえるほどまばらでしたが、徐々に増えて、Chu-Zが演奏する終了間際の21時頃には150名くらいは集まっていたように思います。

早速各グループの感想を。

1. アモレカリーナ東京
 披露楽曲:「グッドモーニング」他
初見。
「活動的で都会的なおしゃれな女の子」、「学校の中で1 番かわいい女の子」をコンセプトに日本全国から集められた 小中学生ガールズユニット(公式HPより)。

東京だけでなく、大阪、や名古屋にも支部があるようです。

小学校高学年から中学1年生の女の子が20名くらいで歌い踊る。

さくら学院や3Bjrほどの統一感はない。明らかにビジュアル重視、で集めてきた子と、パフォーマンス力重視で集めてきた子、というのがわかれていて、玉石混淆な感じ。

有名な小学生・中学生モデルの子も混ざっていて、その子たちは明らかに見栄えが違うのだが踊れず歌えないためセンターから外れて配置されてたりする。うーむ・・・。

楽曲は普通の元気ソング。悪くはないが、さくら学院、3Bjrなどと比べてしまうとまだまだクオリティは高くはない。(そもそも比較するのが間違っているか・・・汗)

時分の花、という形で小さい子達が頑張るのは見栄えはするのだが僕のストライクゾーンではないと感じました。

メンバーは一生懸命笑顔でパフォーマンスをしているのだが、開演直後で観客も少なくそこはかとない場末感が漂っている空気が少し痛い。

会場の殆どがオッサンばかりの中で、会場後方にメンバーのお母さんとおぼしき姿もちらほらいる。
少数のオッサンガチオタが中央でメンバーの名前を呼んでオーイングやケチャ、コールをするのだがそういうのを見て、うしろの親御さんはどう思っているのか、は正直気になった。

終わった後の物販は、
500円払うごとに15秒、指定したメンバーの子を写真撮り続けることが出来る
、というシステムのようだった。

生写真とかではなくて、現金で写真を撮れる時間が取引されている

一眼レフで小学生の撮影会・・・。

歌とダンスよりも、カメコの撮影会がメインだったのか・・・。

昔、時分は演歌歌手のおっかけをやっていてよく浅草花やしきに行ったが、花やしき歌劇団を遊園地に遊びに来た家族ではなくてカメコが三脚配置してバズーカみたいなカメラで後方から撮影しまくる姿を見かけた。

形を変えてこういう文化は残っているのだと知った。
別に文句はないが、なんか、教育上よくないものを見てしまったようで、なんともいえない罪悪感を感じた。

友人のHさんが時分の近くでパフォーマンスしていた菱谷りりちゃんを気に入ったようで、500円払って写真をとっていたが、あとでプロフィールを調べて今度6年生になることを知った。

僕ら内々のルールとして
「『児童』は推さない」
と誓っているので、残念がって?いた。1年待ちなさい(笑)。


2.東京Cute Cute
披露楽曲:「My Aniversary」「ショコラミントの片想い(新曲)」

初見。
2020年、東京オリンピックの開催が決定し、世界から東京が注目を浴びている今、東京で金メダル級のCUTEなアイドルグループを目指し活動をするグッドチョイスエンタテインメント発のアイドルユニット(応援blogより)

7人組。モデル出身の子を集めて結成。元アモレカリーナ出身の子もいるので、お姉さんユニット、という位置づけのようだ。エビ中の「大漁恵比寿節」や「キャンディロッガー」の井手コウジ氏がプロデュースしているようなので、それなりの楽曲が提供されているようだ。

ピンクのポロシャツとテニススコートで登場。ボーリングの選手みたいな感じで、もう少し衣装にお金をかけてあげたらいいのに、とは思った。
メンバーのルックスは全員カワイイ。リーダーのあいりちゃん、という子に存在感がある。
ただ全体にまだまだインパクトが弱くパフォーマンスも発展途上。

新曲の「ショコラミント~」だったかな、はノーマルなアイドルソングだが、途中ワルツの3拍子が入るなど、アクセントが入った曲で悪くないと思った。
メンバーが終わった後にChu-Zやアキシブのステージを見て勉強していた。その姿は偉いと思った。物販は干し。

3.Ru:Run
披露楽曲:「熱々ピンポンショー」 「SHINING SKY」他

昨年10月20日の渋谷のイベント以来の2回目。 「青春・自然・全力愛」を旗印に掲げるアイドルユニット。最近、「アイドルお宝くじ」にも呼ばれて少し存在が知られるようになったのではないか。
友人のHさんが「熱々ピンポンショー」が大のお気に入り。
確かにこの曲は変則的で面白いので僕も好きです。

新曲「喰らえ!魂の一杯」はラーメンの歌。
東京ラーメンショーのキャンペンガールに選ばれての楽曲だが、卓球アイドルからラーメンアイドル、へ。コンセプトが全くわからない(笑)

一部の熱いオタに支えられている感あり。

YouTubeで披露されているピンポンショーのPVでは、ダンスも歌もお世辞にもクオリティが高くはないのだが、
昨日のパフォーマンスを見る限り相当上達しているのを感じた。前の2組よりも明らかにダンスのキレがあってスピード感があった。

ただし衣装はTシャツ(笑)全くお金がかけられてない。

前回は遠くから見ていたこともあり、
れんれん(紫)がカワイイ、と思ったくらいだったがどの子を推すべきか、は決めかねていた。

昨日は最前列からみて、接触で握手して話をしてみて、全員いい子達だと思ったが、
やはり、女優兼グラドルで芸能歴の長いリーダー(20歳)のももはる(百川晴香ちゃん:赤)を推すことに決めました。
理由は、しっかりとした考えをもっていそうだから。

そこはかとない貧乏感を感じるユニットだが、運営の人たちもいい人たちのようだし、とにかくやれるところまでやって頑張って欲しい。


4.DEEPGIRL
披露楽曲:「I KILL」他

アキバのダイコクドラッグ&カフェで1月24日に見て以来2回目。
前回見た時は大相撲を見て昼からしこたま酒を飲んでる状態でハシゴしたので、酔っててしっかりとパフォーマンスを見ていなかったが、見ていてあまりいい印象はなかったので途中寝てしまったので、今日はしっかりみよう、と思っていた。

(と、いうよりもこの日特別ゲストで出ていた青山☆聖ハチャメチャハイスクール(メチャハイ)のクオリティが高すぎて、他のゲストがかすんでしまっていた、というのもあった)

元々フジテレビの深夜オーディション番組から出てきた子たちを集めたグループ。

最近流行のデスロック系&スクリーモの楽曲。

2月発売の新曲のPVは学園の闇、いじめ、登校拒否、援助交際などを取り入れて、メンバーは20歳を超えているので別に問題はないのだが、かなりきわどい内容になっている。


セーラー服などの制服で登場。
この日は最も人気の高いと思われるビジュアル系のメンバーましろちゃんが不在。少しガッカリした。

新曲:「I KILL(イキル)」は意欲作なので期待していたが、セリフの部分はもう少し発声をしっかりしないと聞き取れない。
かぶせと実の声とがずれている部分もあってまだ物に出来ていないと感じた。

実際のメンバーは真面目そうだし、曲はいいのでこれからどこまで伸ばしていけるか。どこかでまた見かけるかも知れないので、そのときに期待したい。

5.FES☆TIVE
披露楽曲:(Ru:Runの物販に行ってたので最後の方しかみておらずよくわからず 笑)
初見。
お祭り系アイドル。
メジャーデビューの「お祭りヒーロー」くらいしか知らない。アイドルお宝くじに出ていたのを見たが、あまり上手くないなと思って印象に残っていなかった。

人気は結構あるようで盛り上がっていた。

メンバーの見分けが付きにくい。一人眼帯の子が居て、目の手術をするので、この日を最後にしばらく活動休止するのだそう。パフォーマンス中に涙ぐんでいたので、なぜだろう、って思っていたらそういう理由だったのか・・・元気になって戻ってきて欲しい。

6.放課後プリンセス
披露楽曲:「純白アントワネット」「イチゴいちえ」他

2回目。
ゆずぽんのことで落ち込んでいる自分にとって、このグループのパフォーマンスは癒やしをくれた。
ティアラのお姫様が8名いる姿は壮観。目の保養になった。

声も鼻にかかったような超アイドル声の子から情熱型歌唱の子まで色々なタイプの子がいるので面白い。

重要なパートは精神的支柱となっていると思われる舞花さんに任されている。

そして、前も書いたが、フォーメーションダンスがしっかりと決まっているのに目をみはる。体幹トレーニングなどをしっかりやっているのだろう。

胸が全員大きい(大きい子しか入れないという噂あり)のは僕にとってはあまり重要ではありません(笑)。
最近、妹グループ(養成)の放プリユースが解散して別ユニットになる、と聴いて、まりちゅう(長澤茉里奈ちゃん)がこのグループに入ることはなくなったんだ、とちょっと残念
(繰り返しますが、胸にこだわっているわけじゃないよ)。

FES TIVEと違って個々のメンバーのビジュアルが立っている感じがする。決してカワイイ、というわけではないのだが・・・。

接触はまだしていない(この日も遅くなったので物販は並ばなかった)ので、誰を推すかは決めていない。Hさんと一緒に18日のワンマンに行くので、そこで決まるか、しばらく箱推しで行くと思います。

7.アキシブproject
披露楽曲:「Eternal Blue」「輝きライセンス」他
初見。
ブルーの清潔感あふれる制服に、ギャルメイク、というちょっぴりかわった出で立ちで登場。
アキバ文化と渋谷ギャルの融合、というコンセプトがこういう形になって表れている。

リップシングだと思うが、エネルギッシュな楽曲で、歌詞がいいと思った。
メンバーが作詞しているらしい。

女の子からも支持されそうな曲だ。
自分的には嫌いではないが、やはりちょっとメイクが濃すぎるような気はした。

メンバーはMCもしっかりしていて好感がもてる。

あと、バレンタインということでクッキーを投げて配ったのだが、一人ものすごい肩の強い元気な茶髪の子が居て、アイドルとしてはありえないほど遠くにクッキーを投げていたのでアスリートだと感心した。ソフトボールでもやっていたのかな。

なお、Hさん(公認会計士)は、茶髪の子が多いグループは駄目なので、全く聴いていなかった(笑)。

8.Chu-Z
披露楽曲:「Fly High」「名もなき花達よ」「フェイバリット・スマイル」「GIRLS ON THE RUN」

初見。
ベテランアイドル。コンセプトは「ツギクルアイドル」ということで、以前からネットでよく評論家がももクロと比較して、ももクロ以上、の評価をしていたので曲はよく知っている。

「ボンバスティック!」はPVを何度もみたし、最近はつんく♂の曲を歌ったりしているのも知っていた。

ただ、どうも好きになれないのは、けばい格好でむりやり色分けしてたから・・・。

この日は、カッコイイ革ジャンスタイルだった。この方が絶対いいと思う。

メンバーのピンクの「麻衣愛(まいあ)」さんはピンクレディのMIEちゃんにそっくり。
井手コウジさんの楽曲は本当に素晴らしいし、ルックスはいいし、メンバーのダンスは上手いし、MCも巧み、あおりにも長けている。現場で見たら全く非の打ち所がないグループなのだが、売れるのになにが足りないのだろう。やはり、オッサンのオタはカッコよさ、よりも清楚さやかわいさ、を求めているのだろうな。

なお、Hさん(公認会計士)は、全員が茶髪なので、全く聴いていなかったし、見てもいなかった(笑)

というわけで、本日も色々勉強させてもらいました。
メジャーどころだけではなく、ヒマがあれば、こういうフェスにもこれからもどんどん出かけて、現場レポートを続けていこうと思っています。