新宿末広亭 正月初席 | 男の滑走路

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今日は新宿に買い物に行ったので久々に寄席でも観るかと思って行ってまいりました新宿末広亭。本日は正月初席ということで、小遊三、鶴光、米助、歌丸、桃太郎とずいぶんとバラエティに富んだラインナップ。

実は上野や池袋で寄席を観たことはあるのですが、末広亭は初めて。


木戸銭を払って、入ってみると、これがまた程よいくらいのスペースで、昔ながらの演芸場といった風情でとても気に入ってしまいました。


お正月の公演、かつ休日というのもあるのか、満員で立ち見もたくさん、ちょうど小遊三師匠の噺が始まるところ。小遊三師匠の小気味良いテンポ、時々毒を振る舞う噺はTVと変わらず。その点は米助師匠も同じ。米助師匠は隣の晩ごはんネタ(あれは本当にガチで突撃取材するそうです)。あ、そうそう、昔、鶴光のオールナイトニッポンを良く聴いてた人間としては、鶴光師匠の落語も楽しみにしてたんですが、今日は出演せず、残念。


さて、第二部のトリを務めるのは落語芸術協会会長の歌丸師匠。御歳75歳、噺家60周年を迎えた歌丸師匠、正月から風邪をひいたということで、咳払いをしてらっしゃいました。お大事になさってほしいですね。


わたくし、笑点の歌丸さんしか知らなくて、落語は聴いたことがなかったんですが、あんなに痩せてて、もうだいぶお年なのに、声がすごく通るんですね。本日の噺は「草履鍋」。短い噺ですが、わかりやすくて面白かった。この噺、歌丸師匠が得意とする噺だそうですが、調べてみると長く長くやり手がなかった噺を、現芸協会長の歌丸師が復活させたそうですね。


歌丸師匠が終わり、次は三部。この公演、二部と三部で入れ替えなしなんだそうですが、ぞろぞろ人が出て行きまして、あっという間にガラガラになってしまいましたが、三部に出演の桃太郎師匠の出番を待ちました。わたくし、桃太郎師匠の独特の間とナンセンスな話の展開が大好きでして、こりゃ聴かなきゃなと。今日の噺は「結婚相談所」。相も変わらず駄洒落のオンパレード。最前列のお客さんの顔を見て「あら、ずいぶんと丸い顔ですねぇ、こんな丸い顔見たことない」って話の途中に突っ込んでました。ずっと枕聞いてるみたいで笑ったなぁ。


文中には名前を挙げてませんでしたが、歌丸門下の歌春師匠の面白さは新しい発見だったかも。

末広亭、次回は小三治師匠が出演されるということで、また観に行こうと思います。