今まで使っていた黒ブレーキ素材のテールに不満があったので、公式も終わった事だしそろそろテールの開発に着手しようと考えて先日平野でテストしてきまして
テストに使っていたのは、ほぼ無加工のキャッチャー1枚板の先端に板状に折ったウェイト1列分を取り付けた物で、これが面白いほどバランスを崩すのです。
このテールはリヤ側の跳ねを一切相殺できずに跳ねるので、左右に車体が大きく傾きます。
理由を考えると、キャッチャーの板をそのまま使っているのと、重りも直線的に配置しているので、左右どちらかの強い振動に対して全く無力だからという予想が出ました。
では、この問題を解決できる形状は・・・という事で考えたのは左の形状
まず、台形にする事で重りまでの距離を稼ぎ、左右の重りの位置を遠ざける事で左右の振動を個別対応できるのではないか。
広く角度をつけることで、その性質を強くできるのではないか、より外側に重りを配置する方が抵抗が増すのではないかという事で右の形状になり
重りの間(赤い部分)を取ってしまうと、左右の重りが遠心力で位置ずれを起こしてバランスを崩すのはわかっているので取れないが、そのままだと左右の重りは片側に引きずられて同じ動きをしてしまい、それでは無意味になってしまうので
ちょっと角度をつけてやれば動きが個別になるはずだという事で右の形状になり
とりあえずこの段階で作成してみました。
まぁ調整前なのでまだなんとも言えないんですが、左右の重りが共振しているようです。
これが悪い方向に出ないか、出ないように調整できれば結構良いんじゃないかなー。
車体の振動を共振に変換して逃がすのであれば、対応角度も広いと予想されるので、新しい制振方法として使えるかもしれない。
とんでもないデメリットもあるかもしれない・・・走らせてみないと何とも言えない。
レゾナンス・・・ダンパー?
共振を誘発しておいて制振機構を名乗るのも何か違うな・・・