シンガポールのモスバーガーでランチ。
現在シンガポールで28店舗と、かなり頑張っています。
日系のお店でいうと、セブンイレブンの次に目にする感じでしょうか。
日本に(たぶん)ない、売り出し中の“Hot Yakiniku Rice Burger(ホット焼肉ライスバーガー)”を頼んでみます。
プロモーションのPOPも辛そうな雰囲気ではあるのですが、比較的フレッシュそう。
しかし・・・実際に来てみるとなんかドス黒いくて怖い感じです。
食べてみると案の定、辛い!
きっと現地の中国系の人にあわせて辛さを設定しているんでしょう。
唐辛子が入っているのですが、日本だと、“それ、だめだよねぇ”と言われる感じの辛さです。
昨日書いたポカリスエットは商品はそのままで売り方を変えた事例でしたが、モスバーガーは商品自体を一部ローカライズしています。
(昨日の記事 )
辛味を強くしているのはいいのですが、残念なのは、やや質が日本より劣っている感じがすること。
日本では基本的に作り置きはしませんが、シンガポールでは作り置きで提供します。
また、ただでさえ原価率が高いモスバーガーですが、シンガポールの一般の現地人のお昼が5~6ドルぐらいであることに比べると、セットで8ドルという価格はすでにやや高め。きっと価格をおさえるために、原材料も多少日本とは変えているのではないでしょうか。
そういえば先日行ったシンガポールの「山頭火」(有名なラーメン屋です。)は日本の味とクオリティをまさにそのまま海外展開していました。
実際に社長が現地での物件探しや質のコントロールにも関わると聞いたことがありますが、すばらしいクオリティ・コントロールです。
当然、すべての企業が山頭火みたいなクオリティ・コントロールをできるわけではないですが、海外展開に向けては、先日も書いたように、変えてはいけないDNAをいかに継承していくかが重要になるはずです。
(先日の記事 )