第130歩 Down the Rabbit Hole その2 whether vs if | 英語を感覚で身に付けよう!基礎の英語・英会話

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そんな方のために、お送りします!
海外へ出て、外国人と堂々とやりあえる、そんな日本人が一人でも増えますように。

Alice's Adventure in Wonderland を、Chapter 1 からやっつけちゃおうという企画です。
Alice's Adventure in Wonderland
Chapter I
Down the Rabbit Hole その2



さて、Chapter 7 を読んでもう Alice の性格が多少つかめていることとおもいますので、ここで退屈しているだけの Alice ではないな、というのはもう察しがつきますね。

So she was considering, in her own mind (as well as she could, for the hot day made her feel very sleepy and stupid), whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble of getting up and picking the daisies, when suddenly a White Rabbit with pink eyes ran close by her.



So she was considering, in her own mind


頭の中でなにか考えていましたね。

かっこして、

(as well as she could, for the hot day made her feel very sleepy and stupid)

とあります。

as well as she could


この as は比べているやつね。

well (よく)に考えていたんですね。 as she could (できうるだけ)


こういったのは、

for the hot day made her feel very sleepy and stupid

だからです。


この for は、「 理由を言う for 」 です。

the hot day made her feel very sleepy and stupid

だから、ということですね。


うーん、ここまでやって、英文理解の鍵は前置詞にあるかも?と思います。

パワーアップ・英感!で前置詞もやらないといけないですねぇ~。



なにを考えていたのかというと、

whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble of getting up and picking the daisies,



whether 

「 ~ かどうか 」 という意味の接続詞です。

if

も、「 ~ かどうか 」 という意味の接続詞として使われますね。



同じ意味で違う単語があるってことは、使い分けがあるということなのですが、はっきりこう!というのがないのが英語の素晴らしい所でございます。

あ、sarcasm ねこれ。



一般的に、「 ~ かどうか 」 という文を言いたい場合、 if でいいでしょ。会話の場合。


でも、ここは whether じゃなきゃおかしい!という場合は?


見てお分かりのように、whether のほうが if よりも、いかつい単語ですよね。



whether !!!!!



if 。。。




ね?

ということは、whether はかしこまった時に使えるってこと。



ちょっと丁寧に、レポートするときとか、スピーチするときとか、説明するときとか、そんなときは whether を使うとかっこうがつきます。


また、whether は文頭に来ることが出来ますが、 if はこの意味の使い方では、文頭にこれません。


 Whether you are poor or not, it doesn't matter to me.

× If you are poor or not, it doesn't matter to me.


さらに、whether は、文の中に or not をいれて、「 ○○か、または ○○でないかどうか 」 のように使えますが、if は or not と一緒には使えません。


I would like to know whether he likes it or not.


I would like to know if he likes it.



他にも細かい違いはありますが、基本はこんな所でいいでしょう。



では文に戻りますと、

whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble of getting up and picking the daisies



the pleasure of making a daisy-chain

デイジーのチェーン。首飾りを作っているのですね。

その楽しみは、 would be the trouble ...


trouble


「トラブル」のように、すでにカタカナで日本語でよく使われている英語は、意味は要注意です。


カタカナ英語が存在する場合、英語ではそれとは違う意味、もしくはそれ以外の意味がある、と思っておきましょう。


カタカナだと、もめ事とか問題ごと、ひえ~こまったなーこりゃー大変だ~! というもの、というニュアンスがありますよね。


でも、デイジーの花で首飾り作ることは、もめ事、問題ごと、とはかけ離れてますよね?


この場合の trouble は、ちょっとした努力を要するようなこと、です。ちょっと面倒なこと、のような感じですね。


Alice のことですから、おしとやかにお花を摘んでチェーンを作って、、、なんていうのは向いていないのかもしれません。


whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble ...


チェーンを作ることにおいての楽しみ、は面倒なことをするだけの価値があるのか、というのですね。

どんな面倒なことかというと、


the trouble of getting up and picking the daisies


朝起きてデイジーの花を摘む、ということ。

それだけの価値があるものなのかどうか、ということを考えていたのですね。


朝早く起きてお花畑でお花を摘んで、首飾りを作りましょう。きっと楽しいよ。なんていう気持ちは Alice には理解できないのでしょうね。

お姉さんはそういうのが好きなんですねきっと。



when suddenly a White Rabbit with pink eyes ran close by her


この文の前に、Alice はこれこれ考えていた、という文がありました。

そしてその続きに、

when suddenly a White Rabbit ....


と、when の接続詞 「 ~ のとき 」(という意味) が続いています。


でも、学校で習った文のように、


I was taking a shower when the phone rang.


なんていう短い分なら、日本語のように「 ~のとき、~していた」みたいに訳しても全然問題にはならないですけど、こんなに長い文だとどうですか?

無理が出ますよね。


英語で考えれば上の文も、

I was taking a shower していたのですね、


when そのとき 


the phone rang 電話が鳴った



なら、自然に、語順に、理解できるでしょう?


ではこの本文も、(長いからわかりやすいように半分日本語でやりますが)


Alice はデイジーについてああだこうだ考えていた... when そのとき!


suddenly a White Rabbit with pink eyes ran close by her.


突然、 a White Rabbit with pink eyes (赤い目の白いウサギ)が・・・


ran close by her.


この by は、前回やった、sitting by her sister の by と同じですね。
すぐ側を、という意味です。



って理解すれば、どうですか? 分りやすいでしょ?



語順に理解していきましょうね~!!!



では今回はこのへんで。



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ここまでお読みいただきありがとうございました。


それでは次回もお楽しみに!