まつろわぬ心 徒然5 風化と真の心と
あの日から7年が過ぎた
風化を危ぶむ声が多く聞かれる
この地震の周期は、約1200年
従って次の時には、今、生きている者のすべてが、皆、自然界へと還っている
地球の営みとして繰り返される地震や津波を(人は)震災と呼ぶ
(厄、禍、災・・・)
過去に拘り過ぎれば、未来は観え難く
東の民族がエミシと呼ばれた時代など
もはや風に削られ、記憶も記録も失われ、疾うの昔に土へと還っている
(それが良いのか、悪いかのか・・・は、歴史という大河の流れに問うが如し)
大事なのは、目に観える形ではない
心に刻み、時代を超越して、未来に繋げていく
時を超越しうる真の心である
(失われてはならない、智慧とは、そういったものではないのか)
3月11日