「水曜どうでしょう」見たんですよ。
大泉洋さんと鈴井貴之さんがですね、アメリカを車で横断していました。
1,000km以上。
いや、大変そうでしたよ。
大変そうだなーと笑いながら見てみたんですが、思い出すこともあり。
学生の頃ね、夏休みとか春休みとかですね。
よく、車で国内旅行していました。
1週間~10日とかかけて。
北海道(北海道までは飛行機、函館から帯広)とか、東京から青森とか、東京から広島とか。
名古屋までお蕎麦食べにも行ったり。
そんなことを思い出し、久々に車で遠出したい。
そんな思いに囚われてしまいました。
ちゃんと計画立てて行けばいんですが、思い立ったが吉日。
今すぐ行きたいと。
まー、そんな誘いに乗ってくれる人なんてほぼいないですよね。
どうしようかなーと思ってたんですが、ふと。
最近田舎に全く帰ってないなと。
うん、田舎に行こう。
そう思うとね、もう田舎に行くことしか考えられないです。
田舎なら泊まらずにお墓参りしてご近所さんに挨拶してで、日帰りで行けるし。
そういえば車で行ったことないし。
もう、ポジティブな考えしか浮かびません。
とりあえず夜の11時くらいに出たら朝には着くだろうと。
もー、ノープランですよ。
車の旅に高速は使いません。
さあ、カーナビをセットします。
目的地まで423km。
行ける。
大泉さん達の半分以下だ。
むしろ余裕。
ミスチルのアルバム「REFLECTION」も買ったばっかりだしね。
浮き浮きですよ。
ウキウキですよ。
ワクワクですよ。
出発ですよ。
・・・。
・・・。
・・・・・。
・・・・・・。
全然着かない。
いや、正直舐めてました。
身体痛い。
眠い。
一人孤独。
全然着かない。
一人孤独。
全然着かない。
途中で確認したら携帯の充電5%とかなる。
途中のコンビニで人恋しくて電話しようとしたけど深夜だし躊躇した。
孤独。
半分以上走ったのに残り200kmとか。
舐めてました。
そんなこんなでへろへろになりながら到着。
どーん。
疲労を隠せません。
尋常じゃなく暑い。
でもね、着いたら懐かしさでテンションは上がりました。
ご近所さんに挨拶して。
帰省する度にお菓子を買いに行った駄菓子屋さんが営業してることに感激しつつ。
不思議ですよ。
失礼なのかもしれませんが、駄菓子屋さんのおばあさんって、僕がちっちゃい頃からずっとおばあさんのイメージがしていて。
昔と変わらない笑顔で迎えてくれたり。
お墓を掃除して、お墓参りして。
父から聞いたのですが、田舎の家から20分くらいのところに美味しい料理屋さんがあると。
予約してくれていたのです。
感謝です。
向かいますよ。
到着。
なにこの景色。
素晴らしい。
目の前で料理してくれて、目の前でこの景色が見れて。
料理もビックリするくらい美味しい。
コース料理的な感じで。
一口食べる度に、「うまっ。」って言ってしまいました。
大満足で。
そのお店で近くの温泉教えてもらって。
その温泉でも、同じ様な景色の露天風呂。
この年になり、初めて知る田舎。
絶対また来ようと。
身体を洗いに行くとびっくり。
めっちゃ日焼けしてる。
あまりの暑さに、お墓を掃除するときタンクトップになってたんですね。
もうね、見事なまでのタンクトップ焼け。
真っ赤。
お鼻も真っ赤。
トナカイさんみたい。
真っ赤なお鼻のトナカイさん。
・・・。
今のなしでお願いします。
まー、そんなこんなで仮眠室とかあったから休もうと思ってましたが、太陽の光が眩し過ぎて眠れず。
仕方なく帰路へ。
意地でも高速は使いません。
が、余りの孤独と疲労で休憩です。
ふと思い出す。
あれ?
ここきっくんが働いてる。
迷うことなく電話ですよ。
藤「今どこ?」
き「名古屋だよ。」
藤「えっ?何してるの?」
き「飯食うとこ。」
藤「えっ?名古屋のどこ?」
き「名古屋駅だよ。」
藤「えっ?俺今名古屋だよ。」
き「えっ?」
藤「じゃあ、食べちゃいますか。」
き「いいよ。」
偶然ってあるもんですね。
まさか同じ時間に名古屋にいるとは。
もしかしたらいるかと思い電話したら、本当にいたよ。
奥さんも一緒でしたね。
3人でご飯食べましてね。
今までとこれからの孤独を埋めるかのように喋り倒す。
優しく聞いてくれる夫妻。
優しさに気付かず喋り続ける藤。
楽しい時間は瞬く間に過ぎ、再び孤独な帰路へ。
途中何度も休み仮眠し無事に帰宅。
トータルで24時間くらい運転してたな。
出発23時。
帰宅12時。
これね、37時間ですね。
今回の旅で、一つ思ったことがあります。
高速は使おう。
無理は止めよう。
大泉さん達の凄さを改めて思い知った二日間でした。