1月も半ばを過ぎ大寒が近づいてきました。どうりで寒いはずです。今朝は風がなかったせいか太陽の日差しが温かく過ごしやすい一日でした。午前中は来院された方たちと牧神の蹄に乗って、足指の感覚をトレーニングしました。年末年始に体調を崩された方たちも、施術で体の運動軸を整えて、足指の感覚を高めた効果で、ずいぶん元気になりました。
さて、私が女性の方たちの施術で注意していることは、腸の位置と内転筋の作用です。慢性的に不調に陥っていたり、体調を崩されている場合は、腸が疲労していたり、内転筋が上手く働いていないことが多いのです。
・食べ過ぎ
・便秘
・宿便
・骨盤後傾
・ストレス
などで腸は疲労し張りを失って、下腹部に落ちてしまいます。これは下腹がぽっこり膨らむほど、また食べ過ぎていると脇腹からはみ出すほどです。
特に大内転筋が上手く働かない状態になっていると、その影響で内ももがたるみ、お尻もたるむほどです。大内転筋は解剖学の作用は内転ですが、運動学の作用は外転以外のどの動きにも作用する筋肉です。ですから内ももを締める運動だけでは何ともなりません。そして、この筋肉が上手く働かないと、尿漏れ、むくみ、冷え、など婦人特有の症状にも発展するのです。
これらを整えるには、施術で腸を定位置に収め、内転筋の起始停止部をそろえるアライメント調整をします。そして、この調整を維持するには、足指が欠かせません。足指は体の土台ですから、感覚と運動の循環が良好でなくてはなりません。慢性的に不調続きの場合は、お腹と脚をスッキリさせることが特効薬になります。胃腸を休め、足の感覚を高めてください。