~ユンホside~
「…ちょっと!!///ユンホさん!!冗談でしょ?」
真っ赤な顔して、あわあわしながら後ろからついて来るチャンミナ。
───母さんがチャンミナ用の布団を用意してたのを、横から取り上げて。
「…俺の部屋で寝るから。」
さっさと自分の部屋まで運ぶ。
焦って止めようとしたチャンミナに、───くつ下は持って来いよ。って…それだけ言って。
「ユンホさん!…信じられないっ!…おばさん、変な顔してました!」
───だってさ、しょうがないだろ?
今まで、会えたと思ったら…傷つけて、会えないもどかしい時間が続いてさ。
おまえの気持ち知っちゃったら、もう駄目…離せない。
ベッドに腰かけて、おまえが何だかんだと頬を染めて文句言ってるのを眺めながら…。
そっと、手をとり…その長い指に口づけた。
──人指し指に…中指…そして、薬指。
ぶわっと、さらに赤くなって。
「…!!///もう!聞いてないでしょ!」
……うん。…ごめん。今は、ただ側にいたいだけ。
好きなんだ────って、自覚したのはいつだったろう?
──兄貴と横顔が似てる、って愛おしそうに見つめられた時?
──眠りから覚めた兄貴の病院で、必死に追いかけてきた時?
──俺のことを、虎…って、きっと何も考えてないんだろうけど、ふいに言葉が漏れた時?
たぶん、…最初に病室の外で睫毛を震わせて泣くおまえを見たときから…。
「……ごめん。でも、今日は一緒にいたい。……嫌か?」
聞けば、ちょっと嬉しそうに口許が緩む。
───イブに教会の前で捨てられてたみたいで…。って、ポツリと呟いたおまえ。
たとえ同じ屋根の下でも、…もう絶対にひとりにはしたくない、って、…そう思った。
そんな俺の気持ちなんかまったく分かってないのか、まだ往生際悪くひとりで寝たがってて。
「……ったく。」
ぐいっと腕をひいて胸におさめ、…ギュッと抱きしめたら気持ちよさそうに目を閉じて。
「…だって、おばさんが……。」って、まだ言ってる。
さっきから大事そうに胸に抱えたその大きなくつ下…どこで買ったの?って疑問は取りあえずのみこんで、…サッと手にとって部屋の外のドアノブにかけた。
「……これで、いいだろ?」
膨れっ面で睨んできても、無駄。
とろんとトロケた瞳は、ただ甘いだけ。
「…な。鹿と虎の話。…どの場面が良かったんだっけ?」
へっ?…って顔しながらも、ちゃんと答えてくれる。
「えーっと。鹿が月にお願いするシーンと、…鹿が虎に、…食べてもいいですって…
───言い終わる前に。
「…ん。じゃあ、……いい?」
返事を待たずにキスしたら、…目を見開いて、手をばたつかせた。
「……もう少し。」
ギュッと両手を握りこんだら…ゆっくり力が抜けて……
「……もう1回だけ。」
やっと背中に腕がまわった。
「…ユンホさん。あなたは、理解できないって言ったけど、…僕も、この気持ちを説明することは出来ないけど。それでも…あなたの側に、いていいですか?」
潤んだ瞳……それでも精一杯の言葉で。
「……ばか。」
髪をくしゃくしゃっと掻き抱いて、深く、…少しの隙間さえ許さないような、そんなキスをした。
~~♪♪~♪~~♪
───着信?
忌々しげにベッドサイドのスマホへ目をやれば……兄貴?
2人で目を合わせて、しぶしぶ体を離して……スマホをタップ。
途端に、すげー剣幕で。
「おい、こら!サンタが、イチャコラはいい加減にして、早く寝ろ!ってよ。」
────言いたいことだけ言って、さっさと切られた通話。
隣では、茹で蛸のようなチャンミナ。
…なんだか笑えてきて、…くくっ、って肩を震わせたら、──笑い事じゃないです!////////って、結構本気で怒ってる?
思いっきり体を伸ばして、その尖らせた唇にキスをした。
fin.
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好きと言えたら…。
これで、本当にhappy endです♡♡♡
毎朝5時のアップに合わせて見てくださってる方(*^^*)
いつもありがとうございます♪
実は結構楽しく書けましたww
ホとミンの2人が幸せそうだと、妄想って、どこまでも広がりますよね←すみません^^;
明日からはまた、逢いたくて逢いたくて。です(^^)
甘々な2人♡♡♡
チャンミン happy birthday!!
いつまでも清らかなあなたでいてください
そして、いつまでも「ヒョン、大好き!」って顔して、ユノの隣で微笑んでいて欲しい。