ある日、わたしは、近所の井戸に水を汲みに行きました。


そこでは、容器をすすいだ水をその場所で捨ててはいけないのだが、わたしはちゃんと少し離れた場所で捨てた。


それなのに、わたしの後ろに並んでた品の良さそうな叔父様から注意された。


わたし、悪いことしてないのに、、、と思ったけど、その場はそのまま謝って終わった。


その帰り、私は、自転車で左側走行してたんだけど、ちょうど目の前が道路工事をしていたので、その工事区間だけ右側の歩行者用に色塗られたところを走行していた。


そうしたら前から走ってきた車が、わたしとすれ違う時に急に車を停めて、おじさんが降りてきた。


私が右側通行していたのが気に入らないらしく、大声で怒鳴り始めた。


そこは工事現場のすぐ横で、ただでさえ道幅が狭くなっていて、その車の後ろにはすでに車の列ができてるというのに。


わたしは怖くなって、すぐに、車が通れない細い脇道に逃げ込んだ。


震え上がるほど怖かったけど、さすがに、これはなんかあるなって思って、自分の内側を徹底的に見てみた。


正論を振りかざして、わたしを責め立てるおじさん達が続けて現れるのはなぜ?


おお、これって、私(エゴ)がわたしにしていることじゃないか!


って、気づいた。


あのおじさん達は、わたしの内側の責め立てる声、暴走したエゴ、エゴキンマンが、外側に現れた姿だったんだ!


衝撃!!!



その当時の私は、無職でした。


無職の時ってどうしても自分で自分を責めがち。


未来が不安でいっぱいだし、時間は有り余ってるので、頭の中ではいつも自己否定の声が鳴り響いている。


責める自分は、常識を振りかざし、正論でわたしを追い詰める。


・その歳でこれからどうするの?なんでもいいからすぐに働きなさい

・大体、あなたがそんな人、夢見る夢子だからこんな現実なんよ

・夢なんか見てないで、現実見なさい

・このままじゃ、子どもにまで迷惑かけてしまうよ


などなど、あなたが悪い、あなたが悪いと責めたて続ける。


そんな中でのこの事件。


さすかに気づいた。


これは、わたしの内側で起こってることが外側に現れただけなんだって。


これまでも、子育て中、わたしが子どもを叱る時に口から出てきた言葉は、そのまま自分に対してのことじゃんっていうことは気づいていた。


なので、いつしか、自然と、感謝的に子どもを叱ることは無くなっていった。


が、今回、わたしの内側のエゴキンマンが、他人として外側に現れたのには驚いた。


よく、スピリチュアル界ではワンネスとか言うけど、きっとこういうことなんだろうなあってその片鱗を感じることができた。


これと似た気づきが最近起こったので、それは次回に(^^)