琵琶湖の砂浜で焚き火して野宿して
考え事してました
夜中の湖で全裸になって、背中を湖底にそっとゆだねて、揺れる水面を眺めながら遠くに聞こえる、心臓の音に尋ねました。
波はたくさん語ります
湖は僕を受け入れた
僕はまっくらの湖を全裸の裸眼で泳ぐ
見えないなんて思わない
見えるよりも感じることが多すぎて
見えないなんて忘れてた
ホントウに水に生きる生き物になった気分で、くるくる泳ぎまわった
どこ向いてるかもわからず
どんな姿勢かもわからないけど
水面がどこにあるかわわかっていて
息継ぎするのに迷いはない
なんにもわからないけど
全部わかるような気がした
焚き火の前で、座る尻がイスになるまでじっと座ってそのイスの上で考える
人生は不思議だな
誰もいないこの場所で
俺はいてる
京都に格闘技しに引っ越してきて
俺は裸で焚き火してる
独り浜辺で考える
「世界中の人間が絶滅しても、独り幸せに生きれる人間になりたい」
そう言うと
「さみしい」
と、
さみしくなった。
でも、でも、でも、でも、でも。
独り、ほんま楽しい。
独りじゃないもの
湖、焚き火、雷、波、虫、流れ星
けっきょく誰も僕をほっとかない
釈迦は、結局誰にも仏教を説かなかったらしい。
釈迦はひたすら、自分に帰依し、発見を近くの人に報告してただけ。
釈迦は最後にこう言ってる
「汝らを捨てて
私はゆくであろう
私は自己に帰依することをした
思惟によって心を統一し
おのが心を守れよ」
「この世界は美しいものだし、人間のいのちは甘美なものだ」
お釈迦様
あなたは湖に飛び込みましたか
僕は「見る者」である自分が嫌いです
飛び込める人間になりたい
眼ではなく、全身で感知したい
語るでなく、踊ることで
天に自分を主張したい
夜が来ても恐るな
音がするだけ
存在は存在してる
音が消えても恐るな
触れるものだけ
存在は存在してる
怖いものは遠いもの
怖いもの遠ざければ
怖いもの大きくなる
怖いものに近づけば
怖いもの消えてなくなる
怖いものなくなれば
世界はきっと甘美なもの
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