マスコットサポ的に10月24日の神戸vs山形@ノエビアスタジアムを振り返ってみる | 藤見谷さんの作業台

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藤見谷さんの工作日記。ボチボチ更新。

【はじめに】
10月24日(土)のヴィッセル神戸vsモンテディオ山形の試合を見に行ってきました。
山形からバスで12時間かかりましたが夜行バスだったので、それほど遠い印象はありませんでした。
寝て起きたら滋賀まで行ってましたし。

ちなみに試合内容に関しては一切触れませんw
私よりサッカーに詳しい方や本職の記者さんが色々書いていると思うので
そういうのが読みたい方はここから先の文章は読むだけ損だと思いますw

色々な意見はあると思いますし、私も限られた時間の中でしたので全てを見たわけではありません。

あくまでも

「とある一人の山形サポはこういう風に思ったり考えたりしましたよ」

というスタンスで読んで頂ければなぁと思います。

もし何か意見がありましたらコメントなり何なりよろしくお願いします。


前提として私の立場は

・人生ではじめてのアウェイ遠征
・2014年中盤くらいからのモンテサポ(つまりニワカ)
・ホームのNDスタに通うようになったのはここ半年くらい
・マスコットサポ歴は浅いが特撮オタク歴15年超
・なのでヒーローショー等のキャラクターイベントには慣れっこ

こんな感じですので、恐らく分かってない点がいっぱいありますがその辺はご容赦ください。


【モーヴィさんのハロウィンコスプレ】

この日はハロウィンイベントということで、モーヴィさんも仮装して登場することが予告されてました。
こんなでっかい専用のパネルまで用意されててスゲー!



本日の主役のモーヴィさん登場。



ハロウィンカラーのきらびやかな衣装で登場。
キラキラしてます。

私のハロウィンモーヴィさんを見ての第一印象は「手間と金掛ってるなぁ・・・」でした。

↓参考までにディーオ君のハロウィン衣装



魔女の帽子を被っただけ。
(ハーフタイムには魔法のステッキが追加装備されてましたが)

当然ながらハロウィンイベント用のパネルもありません。
・・・お金ないんよ、ウチ。

神戸さんの力の入れ具合を見て、ちょっと悲しくなってきました。

(いいのよ、ディーオ君は何もしなくてもカッコかわいいしモフモフだし)

そんなこんなでモーヴィさん、合言葉を言った人にお菓子を配り始めましたが
人気のあまり15分そこらでお菓子が底をつくという事態に。
(後で追加が入ったみたいですけど)

お菓子を配る相手を子供だけと限定していなかったのもあるでしょうが
子供よりも大人に囲まれてる時間の方が多いなぁという印象を受けました。
モーヴィさんは子供よりも大人に愛されるマスコットなんでしょうか。

配るお菓子もないので広場をウロウロするモーヴィさん。
この日は兵庫県内のあちこちの自治体のゆるキャラが集まるイベントも併催されていたので、色んなゆるキャラと絡む絡む。


かなりフリーダムに動いてます。

この時も割と大人の方がモーヴィさんの周りを囲んでるなぁという印象。
こんな感じで広場をあちこち動き回ったり、(追加された)お菓子を配ったり、ハロウィンモーヴィステッカーを配ったりしてました。

ハロウィンモーヴィステッカー、普通に可愛いので欲しかったです・・・!
うちもディーオ君でこんなステッカー作ってくれないかなー。
無料配布じゃなくていいから。普通に買うから。

【ディーオ君登場】

この日のノエスタには山形県のPRブースが設置されてまして、そこにディーオ君が来てくれました。

ダーツの景品を配るという仕事も真面目にこなし、合間を見てはポーズも決めてくれる。
この日もディーオ君はカッコかわいさ絶好調でした。

というか、んだスタにいる時よりも良く動くなぁという印象。
一緒に写真を取ってもらった時も今までに無かったくらいギュッと抱きしめられました。

きっとアウェイ遠征で張り切ってたんでしょう。中の人とか言うな。

神戸サポの方々に写真をお願いされるディーオ君。

アウェイにもかかわらず、愛されるディーオ君。

神戸の皆さん、ありがとうございます。
神戸の皆さんに愛されるディーオ君が見れただけで神戸に来たかいがありました・・・!!



さて、ここまで24日に私がノエスタで見た光景をザックリと主観を入れてレポートしてみましたが
ここからはそれを見ての考察をしていこうと思います。
(先に謝っておきますが、辛口になってる部分が結構あります)


【神戸とモーヴィ、山形とディーオの差】

モーヴィさんとディーオ君とを比べてみて思ったのがモーヴィさんには「大人のモーヴィサポ」が多いという事。
そしてそのモーヴィサポがモーヴィさんを色々とイジったりポーズをガンガン要求するという事。

山形でも(自分を含め)ディーオサポがいますが、
それほど数が多くないのとあまり声を出さずに遠巻きに写真を撮ったり見守ったりしてるだけなので、
この辺は大きなカルチャーショックを受けました。

マスコットに対するイジるイジらないの差は山形と神戸、ひいては東北と関西の県民性の違いなのかなぁと思いましたが
大阪のガンバボーイくんに対してはこんな風にイジる感じじゃないらしいですし、
同じ東北でも仙台のベガッ太さんはご覧の有様というか何というか、まぁ、サポとの距離感が非常に近いですし。
(そもそもベガッ太さんを例に出すのが適当なのか?という問題はありますが)

この辺の差は一体どこから来てるんでしょうか?謎です。


【2人のお仕事(ファンサ)を比べてみる】

モーヴィさんとディーオ君、この2人の違いはサポの違いだけじゃなく、お仕事(ファンサ)の内容にも現れていました。

端的に言うと

・モーヴィさん→広場をウロウロしながら写真撮影に応じてポーズを取る。写真は大体ピンショットが多い。
・ディーオ君→(NDスタでの場合)何かのイベントが無い限りあまり広場をウロウロしない。写真撮影はほぼサポ(特に子供)と一緒。

「広場をウロウロする」という点では正直スタの広場の規模(NDスタの広場は割と手狭)の
問題になるので比べてもあまり意味はないのかもしれませんが、
それでもあちこちのブースで品定めしたりちょっかい出したりしてもらうと
マスコットサポ的には面白い写真を撮るチャンスが増えるのでありがたいなぁと思うわけです。

写真撮影のスタイルで見ると「広場をウロウロするかしないか」のところとも密接に関係してくるんですが、
モーヴィさんはサポと一緒に記念撮影というよりは広場をウロウロして要所要所でポーズを決めて、
それを周りにいるサポが撮るという構図が多いように感じられました。
なので必然的にモーヴィさんのピンショットもしくはそこのブースに居た方にちょっかいを掛けてる画が多いのかな?と。

この辺はディーオ君とは全く逆な感じだなーと思い、非常に新鮮に映りました。

ちなみにディーオ君はあまり場所移動をせず
寄ってきた子供や家族連れ、アウェイチームのサポさんを『おいでおいで』して一緒に写真を撮るように促すスタイルです。

【サポのイジりがマスコットを育てる?】

「山形と兵庫の差」というところでもちょっと触れましたが、神戸サポのモーヴィさんイジりは半端なかったです。
普段そういう「イジる文化」(そういう文化があるかは分かりませんが)に慣れていない私からしたら

「え、そこまで言っていいの?それは最早イジりというか野次じゃ・・・?」

とビビるというか若干引くレベルの場面も散見されて、いささかたじろぎました。
(もしかしてモーヴィさんって「サポにイジられてなんぼ」のキャラを押してるんでしょうか?)

しかしまぁそのサポの声に対してモーヴィさんは相応のリアクションをしてポーズを取るので、
そういう点ではアリなのかなぁとも思ったり。

正直なところ、ディーオ君は動きのバリエーションが少ないというかリアクションが若干薄いなーと思うことがままあるので
そういう意味では私を含めたディーオ君サポももっとディーオ君をイジっていく方向で行くのもアリといえばアリかもしれませんね。

でも、ウチのディーオ君があの神戸サポさんレベルでイジられたらたぶん耐えられないです。私が。

【大きなお友達が是か?非か?】

今までさんざん言っていますが、モーヴィサポはかなり色んな意味でかなり強いと思いました。
マスコットへのイジり然り存在感然り。
コアなサポが付くのは良い事だとは思います。コアサポの購買力はクラブの大事な収入源ですからね。

でも、コアサポがコアになりすぎるのも如何なものかなー?と思ったのもまた事実でして。

クラブのサポに関して、一見さん・一般サポ・コアサポの三者の関係の問題やゴール裏でのアレコレは
方々で散々言われていますが
この辺の話はぶっちゃけマスコットサポでも一緒なんだなぁと思ったり。

ゴール裏でも
「コアサポが先鋭化しすぎて一見さんや一般サポを遠ざける結果になった」
なんて話は掃いて捨てるほど聞きます。
終いには同じゴール裏でもコアサポが分裂するなんて事態もありますし。

何が言いたいかというと

神戸のモーヴィサポが強すぎてモーヴィさんに近づくのを躊躇しちゃうんですよ。

赤いユニの集団にモンテの青いユニで飛び込む事がどれほど勇気を振り絞ったか!
(それでも「いま行かなかったら次いつ会えるか分からない!」と思って突撃しましたが)

まぁ私は山形サポなので、そこはアウェイの洗礼ということで良しとしましょう。

しかし、遠巻きにモーヴィさんを撮ってた私の隣で家族連れが一緒に写真を撮るのを断念して離れていきました。
1組じゃないです。2,3組ほどはいたと思います。

いいの?それで。

そのうちの1組は、「撮りたい」という子供に対してお母さんが「今はダメだよ」と言っていました。
もしかしたらお母さんが何か別のブースに用事があって急いでいたためにそう言ったのかもしれません。

あの後、あの子はモーヴィさんと写真が撮れたのでしょうか?それが今も気になっています。

繰り返しますが、クラブでもマスコットでもコアサポの存在は全然OKです。
コアサポを中心に色々と盛り上げて皆が楽しいスタジアムに出来ればいいと常々思っていることだけは間違いないです。

【私が考えている事】

熱心なコアサポが付くのは結構なことだと思います。
今やディビジョン問わずどこのクラブのマスコットにもコアなサポが付いてます。
(長崎のヴィヴィたんとか大分のニータンとかFC東京のドロちゃんとか)
コアサポはマスコットのグッズを買ってクラブ収入に貢献してくれますし
マスコットをイジっていくことでその子の新しい一面が引き出されることも多々あると思います。

でも、ちょっとだけ周りを見て欲しいんですよね。
お隣にマスコットを触りたそうにしてる子供さんは居ませんか?
すぐ後ろに写真を撮りたそうにしている家族連れはいませんか?

その辺のフォローもマスコットに付いてるアテンドさんの仕事なのかもしれませんが
アテンドさんも見逃すことがあると思います。

私がマスコットを追いかける際に常に念頭に置いていることは

・子供さんや家族連れを優先
・その次はアウェイサポさん
・自分は一番最後でいい
・何なら今日は一緒に写真撮れなくても全然OK!(どうせ次のホームゲームで会えるし)

ということです。

その家族はもしかしたらもうしばらくサッカーを見に来れないかもしれないし、
その時に「マスコットと一緒に写真撮れなくてつまらなかった」と思ってほしくないんです。

アウェイサポさんもそうです。次にウチのスタジアムにいつ来れるか分からないですから。
(単純に遠方だからおいそれと来れないというのもありますし、来期は別のディビジョンに分かれちゃってるかもしれないですし)

別に上記の全てをマスコットを追っかけてる人全員に強制するつもりは毛頭ありません。

でも最低限のレベルとして子供さんを大事にして欲しいと思ってます。

ゆるキャラもそうですが、サッカーマスコットというのは
子供や一見さんがそのクラブ、ひいてはサッカーという競技に興味を持ってもらうための存在なんじゃないでしょうか。
そのために丸かったりふわふわしてたりと「可愛い」あるいは「格好いい」という取っ付きやすい姿をしています。

子供たちっていうのは将来のサポーター候補です。
ここでマスコットを通してサッカーに興味を持ってもらえたら将来ゴール裏でチャントを歌っているかもしれません。
もしかしたらピッチ上でプレイしている可能性だってあります。

少し大げさな物言いかもしれませんが、その可能性のためにちょっとだけマスコットを子供たちに譲って欲しいなぁと思いました。


【最後に】

一部強い口調になってしまいましたが、これがあの日に山形から来たマスコットサポが思ったり考えたりしたことです。
ちなみにこの日山形が試合で神戸に負けて降格決まったことは一切関係ありません。すべてキックオフ前に思ってたことです。
(そもそも試合終了直後はそれどころじゃなかったですよ)

「他所のサポが神戸のやり方に口出すな!」と言われればごもっともですので謝ります。
ごめんなさい。

最後になりましたが、神戸サポの皆さんは素敵な方達でしたし、ノエスタは専スタだけあって迫力ありましたし、神戸牛ステーキ丼美味しかったですし、楽しいアウェイ遠征でした。

ただ「今度は奇跡じゃなく実力ですぐ昇格して神戸に戻ってくるから待ってろよ!」とだけは言っておきますw