後輩へのアドバイスで、後輩は成長しない?! | ファシリハ ー 1人で悩まない!!! 成長する、成長させるセラピストになるためにー

ファシリハ ー 1人で悩まない!!! 成長する、成長させるセラピストになるためにー

facilitation × rehabilitation をテーマに、
リハビリに関わるセラピストや医療福祉職の方に向けたブログ。

自己研鑽、後輩教育、コミュニケーション、
マネジメント、連携、プレゼンテーションなどをキーワードに、
より良い医療福祉の現場の創造を応援します★




今日は、

医療福祉業界のコーチングの第一人者、鯨岡栄一郎先生のセミナーに参加してきました★

セミナーの模様と感想(←クリック)


コーチングとティーチングの違いを非常に分かりやすく、説明いただきました。


その講義の中で、

アドバイスはコーチングではない!!


というのが、僕の中ではすごく響きました。



wikipedia先生によると、


コーチング
(coaching)とは、人材開発の技法の1つ。
対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術であるとされる。相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとする
コミュニケーション技法である。


アドバイスは、

自己満足だと…


でも何かしっくりくるんですね。


アドバイスしても、
後輩はアドバイス通り動いてくれますか?

……………


そう!!意外にアドバイスは無視されます(笑)


結局、アドバイスをしても、
それが後輩がまさに困っていることに
ピンポイントではまらない限り、
またアドバイスをする先輩を信用してない限り

意外に素直に聞いてくれません。


恋愛のアドバイスとかもそうじゃないですか。


友達に相談するけど、
友達のアドバイスそのまま聞かないじゃないですか。

友達が「絶対別れたほうがいいって!!」
と客観的なアドバイスをくれるにも関わらず、

別れず、なんか泥沼に………(笑)みたいなね。


悩んでいても、
その人にとって、
大事な部分、譲れない部分みたいなものってありますよね。


正しさ、って本人が決めるものなんですよね。


エビデンス的に、
理論的に正しいかどうかではなく
その本人が

それで良い
それが良い

と思ってしまえば、それが全てなんです。


だから他人がどうのこうの
他人の価値観でそれを押し付けても

ありがた迷惑だったりするかもしれないんですね。


アドバイスするって、
なんか俺って後輩思いだぜ-、とか感じちゃいますよね。

でもそれはもしかすると自己満足なだけかもしれないですよね…



コーチングは

自発的な行動を促す

ことであるとするなら、


大切なのは、

後輩とのコミュニケーションの中から、

後輩がぶつかっていること

後輩がどのような価値観を持っているのか?

実は後輩はどうなりたい、どうしたい、という思いがあるのか?

それを邪魔しているのは何か?

その阻害因子を本人はどうしたら乗り越えられるのか?


を手助けすることだと思います★