台湾 高雄空港のモバイル事情…ZenFone3を大哥大のSIMで使う | ちょっとそこまで☆増刊号

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85大楼

 

2016年8月末、この夏2度目の訪台は、高雄空港利用だった。写真は着々と工事が進む高雄軽軌と85大楼。

 

中華電信のSIMは 7月に桃園空港でチャージした3GBが残っているので、 着陸して電波をつかむと、 何の手続きも必要なくネットが使えるようになる。すでに開通しているので、しばらく電源を切っていたのと同じことだ。またローミング案内のSMSが飛んで来ただけ。 空港にいると自動的に送られてくるのだろう。


⚫︎高雄空港8月末のモバイル関連状況

 

高雄空港到着ロビー


高雄空港の到着ロビーは、大手3社が揃っていたのだが、 遠傳のカウンターが大哥大に変わっていた。


中華電信のカウンター

 

中華電信のカウンター。今回は写真を撮っただけで用はない。結局、7月にチャージした3GBは、 8月と合わせて7日間の滞在で使い切ることはなかった。 1週間で300元、1,000円以下の通信費だ。 長期滞在すればさらにコストは下がるだろう。

 

大哥大カウンター

 

こちらはカウンターの外に出て、しきりに客引きする大哥大のお姉さん。遠くから目が合っただけで声がかかる。ここはまた後で来ることにする。

 

ZenFone 3 ZE520KL を買った

 

ZenFone3

 

今回、台湾へ来たついでに、日本未発売のスマートフォンASUS ZenFone 3を買った。4S以来ずっとiPhoneを使ってきたが、そろそろAndroidスマホも欲しかったのだ。国内でたくさん出回っている格安シムも試してみたい。SIMの2枚挿し同時待ち受け可能という仕様もいい。7月に新発売で、安くて評判もいいようなので買ってみた。

 

価格の相場や売っている店は、SOGI手機王で調べて行った。価格コムみたいなサイトで、なかなか面白い。買ったのは、林森一路と七賢一路、六号一路が交差するあたりの店。本当は在庫が多そうな量販店や専門店がいいのだが、たまたまホテルから近かったので来てみた。この辺りはスマホアクセサリーや中古携帯の店やらが密集している。SOGI手機王で何件か目星を付けて回ってみたが、売り切れの店もあり、だんだん最安値はどうでもよくなってきた。

 

三軒目の店にあった現物は黒1個だけ。白が欲しかったので、言葉もあやしく、「有没有別的顔色?」と聞いてみたら、店にはないけど聞いてやる、と電話をかけてくれた。しかし明日また来いとか言われると短い旅程で不自由なので、黒で妥協。アマゾンに出ている価格より7千円ほど安かった。

 

ホテルで電源を入れ初期設定をする。一番最初の言語設定で日本語を選べるので、あとは何の問題もなく日本語の指示に従って設定していくだけ。実に楽だ。アプリにしても、グーグルのアカウントを入れたら、連絡先から何からサクッと同期してくれるので、短時間でなじんだ使い勝手になっていく。今どきのスマホは極楽だ。中華電信のSIMを入れても問題なくアンテナが立つ。ZenFoneにもSIMを入れてやらないと。

 

高雄空港で大哥大のSIMを買う

 

翌日、遅れてやってくる奥さんを空港まで迎えに行くついでに、空港でSIMを買うことにした。わざわざ空港で買わなくてもホテルの近所で買えるのだが、せっかくだから空港の店の使い勝手を試しておく。それに美麗島站から空港までMRTでたった14分だし。

 

大哥大カウンター

 

旅行の途中に軽装でぶらりと空港に来るのも新鮮でいい。落ち着いて違った目で見られる。

大哥大のカウンターは、対面にも小さいのがあって、目の前で2店舗営業という力の入れよう。写真左側窓際に中華電信の青いカウンターが見えている。もうひとつの店はその隣だ。

 

大哥大カウンター2

 

空いているように見えても、団体様がどっと来ると、それなりに待たされることになる。しかしこれくらいなら、10分も待つことはない。最近のスマホやSIMは設定も楽になっている。

 

大哥大料金表

 

値段はどこも同じ。速度は第一と書いてあるが、街中で実用上気になるような差はないだろう。いちいち計ってないが、滞在中遅いと思ったことはない。うしろのモニターにWi-Hoの文字が見えるので、ルーターのレンタルもやっているのだろう。

 

大哥大のSIM

 

カウンターでZenFone3を渡してSIMの設定もしてもらう。何の問題もなく、サクッと開通する。台湾のスマホに台湾のSIMを挿しているから、当然と言えば当然か。大哥大のSIMはnanoSIMで、ZenFoneのSIMスロット1はmicroSIM。写真では分かりにくいが、アダプターを付けてマイクロサイズにして入れてあった。

 

ZenFone3 デュアルSIMの状況

 

デュアルSIM

 

注目のSIM2枚挿しはこんな状況になる。アンテナピクトはちゃんと2つ出ているし、画面上からスワイプすると、キャリア名も2つ表記されている。TW Mobileが大哥大、Chunghwa Telecomが中華電信だ。

 

デュアルSIM発信画面

 

そしてSIM2枚挿しの発信画面。ここでどちらの番号から発信するか選べるわけだ。いちいち設定を切り替える必要はない。残念ながら日本へ帰ってきてからのスクリーンショットなので、アンテナは片方×になっている。1枚はDOCOMO回線のmineo、もう1枚は中華電信のSIMが入っている。メインで使っているauのSIMは、やはり認識しなかった。auはLTEが特殊で、SIMフリーの時代にそぐわないのだ。こうなってくると、次はもうauないなという気になってくる。

 

画像右側は、ZenFoneにプリインストールの天気アプリ、台南のスクリーンショット。音量まで出てしまっているが、UVレベルやPM2.5が標準装備なのがお国柄だ。

 

最後になったが、ZenFone3の印象はとてもいい。サクサク動くし写真は綺麗だし安っぽくないし、ASUSの独自仕様がいろいろ便利だし、今までずっとiPhoneだったが、もうこれでいいやという気になってくる。我慢とかでなく、この値段でこれなら圧倒的なコストパフォーマンスだ。詳しいレビューは他の方のブログを読んでいただくとして、とてもいい買い物をしたと思っている。日本版はATOKが入るそうで、プリインストールなど細かな部分のアレンジが加わるだろう。日本でいくらになるかわからないが、35,000円程度でも値打ちだと思うがいかがなものだろうか。

 

※追記 結局、私が台湾で買ったZenFone3日本版は、定価4万円弱で発売された。技適、auのVoLTE対応、ATOK搭載にしても、台湾本国との価格差が大きい。こうなってくると微妙なので、優良対抗馬のHUAWEI P9 liteも張り付けておく。しかしP9実売価格と1万円の差となると、同列に比較できなくなってしまった。いずれにせよ、これからはキャリア契約の高い機種とは、違う次元でスマホを選べる時代になったてきたということだ。手頃な価格のSIMフリースマホで、海外旅行を楽しめるのはありがたい。

 

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