高雄の街をサイクリング その5…愛河とFXインホテル高雄中華路館 | ちょっとそこまで☆増刊号

ちょっとそこまで☆増刊号

週末のプレシジョンスポーツ&ドマーネ4.5親父★fairleader

 

2016年8月末、台湾の高雄で自転車に乗った話。ブログ上では台湾カテゴリーにまとめているが、海外走行日記というカテゴリーを作ってもいいかもしれない。タイトルがその5となっているのは、昨年冬の続きということで。

 

写真はMRT美麗島駅。うしろにピアノが写っているが、週末はここでいろいろなイベントが催されている。

 

 

最近は、ホテルにレンタサイクルがあるかどうかがけっこう気になる。もちろんサイクリングが出来たら楽しいし、もうひとつ、朝食で足を伸ばせるということがある。そんなもん、地下鉄でもタクシーでもバスでも乗ればいいじゃないかと言われそうだが、それでは自分的に雰囲気が出ない。お出かけになってしまう。朝、まだ薄暗いうちに起きて、自転車でふらりと朝メシを食べに行く、この日常感覚がいいのだ。

 

だから、私のホテル選びの条件は、地下鉄があるなら駅近。それに加えてホテルのレンタサイクルまたは公共レンタサイクルがすぐ近く、となる。でもって市場も近くにあれば最高だ。

 

今回、高雄で1泊したホテルは、FXイン高雄中華路館。MRT市議会站3番出口から徒歩3分。最初は、高雄熊が首にかけた表札を見落として通り過ぎてしまった。新しくておしゃれなビジネスホテルだ。

 

 

 

泊まった部屋は、部屋の幅がベッドの長さという、独身時代のアパートを思い出す狭さだったが、それでも必要なものは全部ついていた。コンパクトかつ機能的にまとめられていて感心した。広くても使い勝手の悪い部屋はいくらでもある。

 

 

1階ロビーにMTBタイプのレンタサイクルが置いてある。フロントにパスポートを預けて借りるシステムだ。きっちりしたホテルのフロントなので安心して預けられる。
 

 

フロントサスがついてMTBタイプだが、サドルは男女兼用の大きなものがついているし、クロスバイクに近い。1泊して翌朝、これで朝食&サイクリングに出かける。

 

 

広い歩道&自転車道を走って、愛河へ。川沿いが整備されていて、サイクリングに最適だ。この日はどんより曇っていたが、風もほとんどない水面を見ながら走る。

 

 

木陰も多いので、晴れていてもきつくない。

 

 

河口まで来た。向こうに85大楼が見える。工事中の橋は、いずれ高雄軽軌が走ることになる。

 

 

右岸を北上。こちらの方が広々としている。

 

 

橋の上からアンバサダーホテル方面。

 

 

天気が怪しくなってきたので、サイクリングを切り上げて朝食にする。地元で有名な六合二路沿いの興隆居。湯包が名物だ。前回は隣の果貿來來豆漿で食べた。

 

 

こちらは奥行きが長い店に、ご覧のように外帯(テイクアウト)の列ができている。様子が良くわからないので前回はためらってしまったが、大丈夫、勇気を出して突っ込めばなんとかなります。湯包の列とその他の列が分かれているらしき表示があるので、まず左側に並んでみる。

 

 

蒸しあがった湯包が次々と消えていく。積み上げられたパッケージの山が、人気を物語る。

 

 

慣れない顔で列に並んでいると、まわりのおっちゃん達が湯包はこっちだとか、その他はあっちだとかお盆を持てとか勘定はあそことか外帯かとか、いろいろ言ってくれるので、欲しいものを指さしたり豆漿は温かい方で、砂糖OKとか言っているうちに、なんとかなってしまう。このあたりが台湾の優しいところだ。湯包はジューシーであっさり味だった。やはり日本食は味が濃い。豚まんとは別の食べ物だ。

 

今回の高雄は、自転車はこれだけ。これだけでは寂しいのでホテルのまわりの小吃を紹介しておく。

 

 

ホテルの西側のブロックは、前金市場という地元公設市場。渋い路地や小吃店がそろっている。その中のひとつ、前金肉燥飯。到着した日にここで遅めの昼食をとった。

 

 

肉燥飯は魯肉飯の南部バージョン。魯肉飯に豚肉でんぶがかかっている。煮卵と共にバクバクかきこむ超定番の小吃だ。筍湯は、店のおっちゃんのお勧め。アクやえぐみのまったく感じられない柔らかいタケノコを、スーパーの水煮1パック分くらい食べて堪能した。台湾のタケノコ料理、実にうまい。日本だとこんなに食べようと思わない。

 

 

続いて道路の向い側、涂記胡椒餅。パリッと表面硬めに焼いた餅(生地)の中に、かたまりの肉とネギがゴロゴロ。胡椒の辛さがしっかり効いたパンチのある胡椒餅だ。六合夜市で、安物のハンバーグみたいな歯応えのない具を詰めて売っている屋台があるが、そんなやわなものではない。ハズレを引いてしまった人は、どこかでリベンジして欲しい。

 

店先に腰掛けて、隣で買った甘い牛奶紅茶を飲みながら1個食べたら、もう腹一杯になった。胃がもう2つくらい欲しい。次に来たら何を食べてやろうか。

 

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ
にほんブログ村
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ
にほんブログ村

かしこい旅、エクスペディア

VELTRA