ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~ -3ページ目

ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

カイジ・アカギ・トネガワ等
福本伸行先生の漫画作品
について意見するブログ。
熱い三流を目指します!

https://youtu.be/Af-MZCpSfnc

久々の続報です…!(*^^*)
私が現場で目撃した光景も所々にありました。

公開まで、残るは5ヶ月弱…待ちきれませんね…!

https://kaiji-final-game.jp/

衝撃の第零話から早2か月、

遂にマミヤが本格的に連載スタートとなりました・・・!(*'▽')

(第零話の感想はこちら)

 

近麻の表紙では、前回明かされなかった顔もチラリ。

この睫毛、そしてピンクのジャケット・・・
肩幅がしっかりしているのは福本作品のお決まりとして、柄の鳳凰にも睫毛が生えていますし・・・
 
これはやはり、前回でも予想されましたがそういう事なのか。
 
・・・解答はラストで明かされる事となりました。
 
 
前回・・・天才・赤木しげるが去って20年、この令和の時代に降臨したのは、マミヤと呼ばれる一人の博徒。
 
託されたのは、地下アイドルの契約解除を賭けた『闇麻』でした。
場合によっては捨て牌を見せなくても良い・・・そんな特殊ルールで繰り広げられるギャンブルでしたが、マミヤはその実力を遺憾なく発揮。
次元の違う強さで完勝を収めました。
 

そこで見せた一挙手一投足の輝き、そして勝負へ対するハート・・・

約50年前、一時期の赤木と生活を共にした野崎治は、その姿にどこか赤木の魂を彷彿とさせるのでした。
 
そして・・・勝負の余韻が残る夜。
店を閉めた治が感慨に耽っていた頃、突如として現れた3つの人影は一体何者なのでしょうか・・・
治は面倒を避けようと無碍に突っ跳ねますが、謎の3人は話だけでも聞いてほしいと懇願。
 
仕方なく招き入れてみると・・・その怪しげな訪問とは裏腹に、現れたのは腰の低い青年でした。
 
マミヤの存在は、先ほど救われた地下アイドル『コンプレックスガールズ』の一人から聞いたとの事。
彼らも同業者でした。
そいつはもうトンヅラしちゃいました
 
なるほど・・・何か訳がありそうですね。
そのせいもあってか、キラッキラさせてるけどオーラ無いね・・・(^-^;
まさに地下感が溢れてる。

 

それは良いとして、その自己紹介は芸名だよね。初対面の人に対して腹を割って話すなら本名を明かして喋ってほしいな。
あるいは本名であって、幕末をコンセプトとしたユニットを立ち上げる為に当てはまる苗字の人材を発掘してきたのだろうか。
 
ともかく、幕末男気組の境遇もコンプレックスガールズと似たり寄ったり。
所属する芸能会社は違うものの、同様に薄給での奴隷契約に苦しめられていました。
 
休みは月1であるかどうか。にも関わらずCDは最初に一度出したきり、今はライブすら開いてもらえません。
 
そして代わりに増えたのは、一般のおば様達とのバスツアー。
これが最悪でした。
触ってくるんッス!
 
正視に堪えないコマだなこれは(;'∀')
というか、触ってくる云々の前にそもそもの企画自体が迷走しすぎだろw
それとも地下アイドルならこれ位当然・・・な訳も無いわな。そら西郷も逃げますわ。
まともな会社なら最低限のコンプラはファンから守ってくれるよね。
 
とはいえ参加した以上は笑顔でやり切る辺り、その根性は見習いたいですが・・・三人としてはもう懲り懲り。
 
今すぐに辞めたいところですが、問題はデビュー時の初期投資で一人1000万円の借金を背負わされていた事。
少なくとも形の上では自らの意志でサインしている以上、一方的に反故には出来ない状況です。
 
このままでは労働環境の不当を訴えて引退できたとしても、多額の借金は残ってしまうわけですね。
 
表の正攻法では打開できそうに無いため、裏のマミヤに解決を依頼しに来たのです。
 
なるほど・・・
経緯を聴くに、同情の余地は十分にありますね。

治は悩みますが・・・
5日後。
とある雀荘の一室で場は立ちました。
 
前回に続いて、また如何にも醜悪な気配を漂わせてるな(;'∀')
闇堕ちした金光和尚・・・いや失礼。
 
某国…まさか徴用工やら慰安婦やらの事ですか。
とても語れないので、最終的かつ不可逆的にノータッチで。
 
社長は嫌味や罵声を並べますが、実際のところこの勝負は渡りに舟でした。
なぜなら、メンバーの1人が消えた落ち目の3人には、どう叩いても3000万円の回収など不可能。
無理に3人を縛り付けても、勝手に飛ばれてしまえばそれまでです。
 
初期投資にそれほどまでの大金が掛かったこと自体、かなり改ざんの臭いはしますが、一勝負して勝ったならその3000万円がマミヤ側から支払われます。
ほぼ諦めていた金が舞い込むチャンスですから、社長としては受ける一手という事になりますね。
 
ん・・・治、3000万円払えるの・・・?それともマミヤが払うのか。
あるいは絶対に勝つ自信があるという事なのか・・・
分からん。
 
 
勝負は半荘1回のサシ勝負、もちろん「闇麻」ルールで行われます。
社長は既に予習してきた様ですが、おさらいすると・・・
 
・切る牌が危険だと思った場合、1000点を場に供託することで裏向きに伏せて切ることが可能。
これを「闇」と言う。
 
・相手はその牌を見たいと思った場合、倍の2000点を供託することで表向きに開けさせることが可能。
これを「闇返し」と言う。
 
・それでも開けさせたくない場合、さらに倍の4000点を供託して伏せきることが可能。
これを「完闇」と言い、相手はもう開けることが出来ない。
 
・闇、完闇で切られた場合でも、相手はロンを宣言することが可能。
 
・供託された点棒は、その局が流れた場合は次局に引き継がれる。
 
・2vs2の構図、下家にサシコミ要員を置くことが可能。
 
・ただし闇を行えるのはサシ馬の二人だけ。
 
覚えるべきはおおよそこの7つ。
 
鷲巣麻雀や二人麻雀、17歩などと比較しても、かなり飲み込みやすい簡素なルールですよね。
基本的な闘牌の流れ自体は普通の麻雀と変わりません。
 
ただ、このルールはまさにハイリスクハイリターン。
そして奥が深い。
 
麻雀初級者なりに考察してみますと、
闇、完闇は危険牌を隠し通せる強力な戦術ですし、1局あたりの回数制限もありませんが、かと言って連発してはもちろん持ち点が削られていきます。
 
あるいは相手が実は2000点や3900点の手だったとき、恐れて完闇を行った場合は、持ち点は振り込むよりも赤字という事になります。
 
また幾らロンされないとしてもツモはありますから、供託が全て持って行かれてしまう。その分本来の点数よりも相手は得をする訳ですから、一見すると防御策に見えますが余計に傷口を広げる可能性もある。
 
逆に言えば好形が予想される状態で完闇を行ったなら、よほど和了に自信のある牌姿、あるいは少なくとも5000点の出資は厭わない程度の手を育てているという証にもなる。つまりリーチと同等以上に警戒が高まるので、直撃を奪いにくくなるだろうな。
 
闇戦術は強力な盾ですが、同時に和了点を高める爆薬でもある。
供託が最大の肝ですね。
 
つまり闇を使えば使うほど、その局を落とすわけにはいかなくなり、振り込まない為にさらに闇を使ってしまう・・・
そんな際限なく泥沼に嵌る恐怖も想像できます。
 
多用すれば勝ちに近付くとは言い切れないのが難しい所。

完闇の場合は1回につき計7000点の供託ですから、仮に1局で両者が2回行ったとすれば28000点。

流れた場合は次局、ツモのみでも事実上の三倍満、役満クラスの手になってしまう。恐ろしいな。

 

前回のマミヤは完闇にロンを宣言して和了を成功させましたが、逆に打ち回しによっては限りなくロン牌だと匂わせることで、誤ロンのチョンボを誘発する使い方も出来なくはない。

 

さらにはコンビ打ち容認ですから、サシコミ態勢を整えた上で、敢えて闇、闇返しを誘発させて和了点を高めるといった戦法も可能か。

まだまだセオリーや戦術は無数に存在するでしょうし、これはハイレベルな闘牌が見られそうですね。

 

見えないはずの手牌が見える鷲巣麻雀、

対して、見えるはずの捨て牌が見えない闇麻。

 

真逆に思えて、実はそのゲーム性は表裏一体。

間違いなく、どちらも通常の麻雀と比較してメンタルの重要度が高い。

 

必要なのは幻想やブラフに屈せず、場の大局観を持ち、何よりも己を信じて打ち回す事。

アカギの正統続編作品として相応しい、苛烈な闘いが目に浮かびますね。

 

 
今回の社長も、肝は供託であると確信。
早速勝負を始めようと意気込みますが・・・
 
治はどこか焦り顔。
というのも、肝心のマミヤがまだ姿を見せないのです。
 
社長に謝罪しつつ説明していると・・・
マミヤから一件のLINEが入りました・・・!
 
いや軽っ!!!( ̄▽ ̄;)
 
3000万円懸かってるのに寝坊ってw
大物なのか何なのか・・・(^-^;
そのアイコンもなぜ黒猫なのか。
 
思えばアカギも、市川戦では勝負の時間に遅れてきましたね。
まさかマミヤは港で銃をぶっ放しているとは思いませんが、恐らくは狙ったセルフパロディでしょう。
 
現代への置き換えをアピールするためにLINEを出してくるあたりは気が利いた演出ですね。
某国のくだりも含めて、令和の時代設定を前面に押し出しています。
 
治は、マミヤがちょうどこちらに向かっている所だと弁解しますが・・・
待てど暮らせど中々やって来ません。
 
 
気まずい空気が漂うこと1時間後・・・
 
 
流石に痺れを切らした社長は激怒。
治はもう一度確認を取りますが・・・
おぉぉぉぉぉい!!!!Σ(´∀`;)
 
ゴメン。じゃないよ!二度寝は流石に確信犯でしょw
これは絶対に悪びれてないね(;^ω^)
 
 
我慢の限界に達した社長は、治にマミヤの代役を強制。
治は拒否しますが、社長はそもそも頼まれて来た立場。
これほど虚仮にされた以上、付き合いたくないのは当然ですね。
 
アイドル3人は帰ろうとする社長を引き止め、背に腹は代えられないと治に取り敢えずの参戦を頼みました。
 
いやいや、取り敢えずと簡単に言うけど・・・3000万円だぞ。
ぶっちゃけ社長が帰ってしまえば話は無に帰す訳で、治としてはそれでも構わないところ。人の金だと思って無責任な・・・w
 
とはいえ話を受けて場を設けた以上、実際は断りづらい。
結局、鬼頭社長のサシ馬は治という形で勝負が始まりました。
 
この展開はまさに市川戦ですよね。
あの時の南郷さんも自分が打つと知っていたなら、する必要もなかった倍プッシュの闘いなど受けていません。
 
治も寝耳に水の状態での参戦。
となれば考えるのは・・・やはりマミヤ到着までの時間稼ぎですね。
 
東場の親番をマミヤに残すためにも北家が望ましいところですが・・・残念ながら南家スタート。
 
下家・西家には男気組の高杉。
対面・北家にはサシ馬の鬼頭社長。
上家・東家には鬼頭の部下である乃木が座りました。
 
 
治の配牌・第1ツモ
中發二萬四萬伍萬二筒五筒六筒二索二索四索六索七索 三萬

ドラ・八萬

 

おお!好配牌じゃないですか。

アタマもありますし、メンタンピンに456の三色まで見えそうです。

中發二筒辺りを順当に整理しているうちにまとまってしまうのでは。

点数もスピードも期待できますね。

 

とはいえ、今の治はいわばマミヤ到着までの繋ぎの役割。

手に溺れての失策だけは避けねばなりません。

この対局は半荘1回勝負。チャンスは限られますから、大物手を振り込めば致命傷になりかねません。
守備重視は当然の判断ですが、とするとこの好配牌は逆に足枷かもしれないな。
 
そして6巡目。
まだ場にはリーチも闇も掛かっていません。
手なりで進めていた治は、掴んだ西をノータイム切り。
 
決して緩んでいた訳ではない打牌でしたが・・・
避けられない! 痛い船出!
 
これはアンラッキーだな・・・。
 
和了った乃木の捨て牌は
一萬一索白六索六筒東
 

うーん・・・六索六筒の出が早いので好形、しかし早々に一萬を切っているので染め手は薄い、チャンタ系も無い・・・くらいしか読めない。

 

確かに早和了の気配はあったわけですが、あくまで解答が分かっているから言えること。

これだけで被りなしの七対子を張っているなんて読めないよ。

しかもきっちりドラドラだし・・・事故だねホント。

 

好配牌も水の泡。

流れとしても最悪のスタートを切り、早々に暗雲が立ち込めてしまいました・・・。

 

そして東家乃木の連荘。

 

賽が振られた・・・その瞬間。

治の携帯にマミヤから電話が入りました・・・!

でもどうしよう?
止まってる電車・・・
 
右端がマミヤ・・・
短パン・・・というよりショートパンツ穿いてる?

駅には到着したものの、なんと人身事故が発生。
電車が止まってしまったのですね。
 
とはいえこちらは一刻を争う緊急事態。
治はタクシーで早く来るように伝えました。
 
すると・・・!
あらら・・・!?(゜゜)
 
・・・ガチのマジで女子じゃん・・・!!
これはビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
 
不遇の一般人を無報酬で救うあたり、義賊的な要素は零を連想していましたが、顔立ちまでそっくり。
 
しかも、これは私が福本作品ばかり読んでいるから、その相対評価的に思うことなのか・・・
割と可愛くないか?
 
いや、普通に結構可愛いよね。
性格はサバサバしてますけど、割と抜けているところもありアカギほどドライではない印象です。
 
前回の闘牌中はキレキレの煽り、あるいは解説を見せていましたから、鉄火場ではスイッチが入るタイプか。

女子ですけどカッコいい系の主人公だね。

 

しかも現代っ子というのは初めてですから、出で立ちからして新世代感が伝わってくる。

 

約15年前の福本先生は、TVのインタビューでギャンブルにおける女性の必要性には疑問を呈していましたが、いやいや実際に描いてみればさほど違和感ないですね。

むしろ新境地が見えそうな予感。

零以来の完全新規主人公ですが、掴みは成功していると思います。

 

ちなみに「初戦に間に合うか」って・・・前回の勝利は第零話だから除外ですか。
 
そういえば、前回負けた馬渕社長はこんな発言をしていました。

やはり「コンプレックスガールズ」に加えてマミヤまで地下アイドルとして飼おうとしていた訳だ。

 

許せねえなコイツ。

2か月越しに地獄に墜ちろ。

 
なお次号予告でもヒロインとの表記がありましたので、マミヤは女子で確定ですね。
ただ、厳密に言えば『福本ワールド初』という煽りは間違い。
 
1980年、福本先生の初連載作品である「あまりちゃん」は女性主人公です。
月刊少年チャンピオンにて、僅か5週ではありますが短期連載された作品。
しかし単行本化されていない為、私も内容は知りません。
資料写真は、カイジのキャラブックに掲載されているこの1枚だけ。
 
とはいえ福本ワールドの原点には違いない。
 
ただ・・・当時は福本伸行ではなく「ふくもと飛火」名義でしたし、まだギャンブルのギの字も出てこない人情漫画家時代。
あまりちゃんも明らかにギャンブラーではありませんから、マミヤは「福本作品・ギャンブル漫画史上初のヒロイン」という事になりますね。
 
福本先生は今後また新連載を立ち上げる可能性もありますが、あるいは最初と最後の連載作品を女性主人公とすることを狙ったのかもしれないな。
 
 
今回、第一話にしてはスローペースな展開でしたが、次回はマミヤの闘牌が見られるはず。
 
まさかチャンのトラック破棄のような二転三転でなかなか到着できない・・・なんて泥沼展開は無いよね。
杞憂でしょうけど、前例があると不安になってしまうよ。
 
マミヤと治が繋がっている理由や、治が裏麻雀の仲介を行っている理由、そもそもマミヤは何故その年齢、そしてこの時代に裏麻雀を請け負っているのか。
その入り口となったエピソードや背景など、疑問は絶えませんが・・・徐々に語られることでしょうね。
 
とにかく始まったばかり。
いずれは幾つもの伝説を築き上げることでしょう。
 
来月、次回が楽しみです(^^♪
 
 
・近代麻雀 2019年7月1日号より。
・牌画・「雀のお宿」より。
 
一部を削除して上げ直しています。

 

ネタバレを避けて書いたつもりでしたが、冷静に考えれば独断の線引きで取捨選択するのは危うい話ですね。

守秘義務に抵触しかねない以上、グレーゾーンな表現は基本的に全てアウト。

エキストラに関する話題は、来年の公開後にまとめて書き残すこととします。

一部の方へご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。

 

 
 
藤原竜也『カイジ』来年1月9年ぶりスクリーン復活 福本氏脚本でオリジナルストーリー&最終章描く(オリコン) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190531-00000321-oric-ent
 

 

遂に情報解禁されましたね…!(*'▽')
2009年、2011年に次ぐシリーズ3作目にして最終章。
 
全国のスクリーンに藤原カイジが帰ってきました!
2020年1月10日、7か月後の公開が今から待ち遠しいな。
 
2011年のカイジ2公開時、パンフレットには佐藤監督による続編への前向きなコメントと、福本先生による続編用のオリジナルギャンブルを作りたいというコメントが掲載されていました。
それが遂に9年越しの実現。
 
「バベルの塔」
「最後の審判」
「ドリームジャンプ」
「ゴールドジャンケン」
 
という原作にも登場していない、全く新たなギャンブルでの闘いが繰り広げられることとなりました。
福本先生が4年間温めたアイディアですから、大いに期待したいですね。

キャストは、藤原竜也さんが今回も主人公のカイジ。

 

カイジ=藤原竜也、藤原竜也=カイジという一般認識が成立している程ですからね。もはや他には考えられません。

1作目からは10年経過していますが、全く老けたように見えないのが凄いですよね。

 

佐藤監督とは2015年の「ST 赤と白の捜査ファイル」以来のタッグ。

そういえば、STでは藤原さんは赤城というキャラクターでしたね。

佐藤監督が藤原さんをカイジとアカギに変えたわけです。まさか狙っていたのかな・・・?

 

 

そして今作の敵役には、いかにも威圧感漂う吉田鋼太郎さんが黒崎として登場。

敵役としては、村岡は小物すぎるので論外としても和也は考えられましたが・・・藤原さんよりも年下で、藤原さんの熱量に負けない方を探すのは難しいですね。

 

ちなみにカイジ2での黒崎役は嶋田久作さんでしたから、キャスト変更となりました。

賛否の分かれる部分ではありますが、嶋田さんは顔もスタイルもスリムな方ですから、個人的には恰幅の良い吉田さんの方がより悪役としての威厳を醸し出しているとは思います。

どちらにせよ既に決まった事なので論じても仕方が無い。

 

そして、原作には登場しないオリジナルキャラクターには、人気若手俳優が勢揃い。

 

福士蒼汰さんが高倉浩介役

新田真剣佑さんが廣瀬湊役

関水渚さんが桐野加奈子役

と決定しました。

 

福士さん、真剣佑さんといえば、現在イケメン俳優の筆頭に挙がるお二人。
カイジのような半アングラ的作品でイメージダウンされないことを願っています・・・というのは冗談ですが、これほどド直球な主役級俳優を脇に据えてくるとは予想できなかったな。
藤原さんと香川さんによる睨み合いに近いEカードのシーンと比較すれば、良くも悪くもかなり画的に清涼感が生まれそうですね。
 
関水さんは初めてお名前を知りましたが、本格的に女優業を始めて間もない方のようです。
ただ、基本的にカイジにおける女優枠は風当たりが強いので試練かもしれません。
 
1作目で遠藤役だった天海祐希さんは、演技自体は素晴らしかったものの、どうしても原作の遠藤は男ですから違和感が拭いきれませんでした。
2作目の吉高由里子さんについては、石田裕美という役自体は原作では名前だけ登場するキャラクターだったのでほぼオリジナル。
しかし、原作の沼編には該当するポジションが存在しなかったため、彼女絡みの脚本には総じて無理がありました。よって、演技自体もあまり本領を発揮していない印象が強いです。
 
つまり、お二人とも原作に縛られた事による弊害が垣間見える形となっていました。
その点、今回は脚本からして全てオリジナルですからその心配はありません。主要キャストに大抜擢された関水さんとしては相当なチャンスですね。
 
(以下削除)
 
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