どんなクロスをあげさせるか? | 南米日本人サッカー監督の挑戦

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FIFAクラブW杯2012優勝のSCコリンチャンス・パウリスタにてサッカー指導者をしています。

Jリーグ南米戦略や苦悩、面白ネタなどを綴っていきたいと思います。

こんにちは^^


最近読んでいるサッカーの本で気になった記事があります。


それは、【相手にどんなクロスを上げさせるか?】です。



詳しく書くと、


例えば相手の右MFが自陣左サイドを攻め、右足でGKとDFの間にクロスを入れる。






これって嫌だと思うんです。


DFはボールとマークを同一視野に入れられないし、下手するとクリアやカットがOGになる。



しかし、同じ状況で、相手右MFが切り返して左足でクロスを入れる。



これだと、ワンテンポあく上、カーブのかかり方からCDFが正面を向けるので、マークを同一視野に入れやすいし、OGも心配ない。




まぁこれ自体は既存の知識で読み流していたのですが…








本題はここからで、
相手右MFが自陣左サイドを攻めている時、

自チームの左SBには、“中を切っている”チームと、“縦を切っている”チームに分かれている点です。




中を切ってサイドに追い込む守備は、相手右MFは縦に突破して右足クロスを入れようとします。
上げさせる回数は少ないですが、あげられたら怖い。



逆に、縦を切って、右足のクロスだけは防ぐけど、ある程度左足のクロスは諦める守備をすれば、何回もクロスはあげられますが、一回一回の怖さはそれほどでもない。
また、的を絞れるので、その状況の練習をすれば自信を持って防げないか?




この2つの守り方の違いは、“量か質か?”の永遠の課題とも置き換えられるのかなと思います。



どっちを採用するかは個人のサッカー感によると思いますが、そこについて色んな意見を聞いてみたいです^^