こんばんは☆
栃木県宇都宮市「くろねこ音楽教室」代表、フルート奏者の坂本朝菜です。
今日は尊敬する音楽家の先輩でもあり、友人でもあり（勝手に友人宣言すみません😅）、大好きな声楽家の大森史子さん（旧姓、小高史子さん）のアフタヌーンコンサートに行って来ました。
元々、この日は予定があってレッスンをお休みにしていました。
ですが、その予定が変更になってしまい…さて、何をしようかな？と思っていた矢先に飛び込んできたコンサートのお知らせ。
行きたい！！と即連絡しました😊
会場は栃木県総合文化センターのリハーサル室。
一度くろねこのクリスマス会でも利用したことがありますが、意外と使い勝手の良い場所なのです。
着くと既に満席のお客様。。。さすが史子さん。
今回は珍しく（？）有名曲をたくさん演奏する事にしたのだそうです。
私でも知ってる超有名曲が7割くらい。
やっぱり知ってる曲が聴けると嬉しいものですよね。
有名曲ってお客さんは喜んでくださるけど、演奏者としては避けたくなるものなのです。（私だけ？）
演奏家にとってのジレンマ？
わかってるが やめられない マニアック曲。
というのがあります。（5、7、5風だけど字余り😂）
20代でそういう事に気付いて、お客さんが喜ぶ曲をたくさん演奏する方向に行く人は賢い！
私なんかもっと早く気付いていたらあの仕事も、この仕事も、また呼んで貰えてたのかもなぁって事をたくさんやらかして来てます。。。
まぁ、最近は今の生き方が好きなので後悔はしていませんが。笑
例えばフルートだったらアルルの女のメヌエットなどの、フルートを知らない人でも「あ、この曲聴いたことあるぅ！」って曲を長年毛嫌いしてきたのです。
そして一部のマニアックな方しか知らないような現代曲なんかをおっかない顔して吹いて、一人で達成感を味わっておりました。
後悔はしてないけど、お恥ずかしい話です😂
挑戦が好きなので、そうしてきたのもありますし、知ってる曲や、やった事のある曲を今更さらい直すのはつまらない。という子供じみた考えがあったからというのもあります。
最近になって、ようやくそういった曲を素敵に聴かせる事がいかに難しくて、いかにやり甲斐のある事なのかが、少しは分かってきました。
心の成長がゆっくりなもので😅
未だに心は中2です😅
と、人様のコンサート報告が危うく自分語りで終わるとこでした🤣
そんなわけで本日は例えば「野ばら」などの本当に誰でも知ってる有名な曲をたくさん。
の中にほんの少し、史子さんらしさが出るマニアックな曲。という素晴らしい構成で。
マニアックな曲ってスパイスなのですね。
（つまり若かりし頃の私のコンサートはスパイスしか入ってないカレーだったようで、食えたもんじゃない訳です😂）
史子さんの歌声が素晴らしい事は言うまでもありませんが、一音一音に込める丁寧さ、曲への愛、みたいなものがすごく伝わって来て。本当に感動したのです。
また、途中のお話もとても興味深く、音楽に詳しい人も詳しくない人も楽しめる内容でした。
そして最後の曲は、初めて聴く曲でしたが、気付いたら泣いていました。（←私がです😅）
あ〜ほんと、行けてよかった。
素晴らしく贅沢な時間でした。
久しぶりにお会いできた方々とお話できたのも嬉しかった。
やっぱり、色んなところに実際に足を運ぶ。
というのは想像や映像を上回る感動が付いてくる。
素敵な時間をありがとうございました😊
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