スタビライズドウッド風のバードコール+ホイッスル | 蜂坊主のブログ

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スタビライズドウッド風の

バードコール+ホイッスルを作成しました。

ボディの材種は、栃の縮み杢(トラ杢)

リード材は、別の栃の木を使用しました。
ガラスコーティング仕上げです。
見る角度で縮み部(フレア)が変化します。

染料とワークです。
レジン封入のスタビライズドウッドとは違って
現在は、型落ちで販売していない
DAISOのプリンター用の詰め替えインクを
染料(塗料)として使用しました。

縮み杢の加工で厄介なのが
切削焼けと捲(めく)れです。(右端のは研磨済み)
研磨し過ぎると八角形が崩れてしまうので
研磨代を考えた面取り加工をしていますが
かなり気を遣って研磨しています。

詰め替えインクの濃度は、そのままで
笛の内部とリードを染色(刷毛&麺棒で)します。

インクの乾燥後に、余分な染料を
タオルで擦り落としています。
擦り落とし後に1回目のガラスコーティングをしています。(笛内部もです)

ガラスコーティングが硬化後にリードを装着します。
下の本体とリードは、試し吹きの際に
リードの再加工が必要と思い削り直しました。
リードの形状は、吹き口側を広く
吹き出口側を狭く削ったテーパー形状です。
流速アップを狙っています。
再加工したリードは、染色&ガラスコーティングをして装着しました。

リードの装着をして
吹き口の余分なリードをカットして
ディスクサンダーにて擦り合わせをして
リードと本体の擦り合わせ部分に
染料を入れて
乾燥後にガラスコーティングして仕上げます。
一回目のコーティングに使用した
激落ち君を再利用しています。
激落ち君(コンパウンド代わり)で
更に余分な染料を擦り落としています。

ガラスコーティングの乾燥硬化後に

アイボルトを装着して完成です。

ホイッスルの音鳴り具合は

吹き出口の形状とリードの形状で変わります。

吹き出口の形状を決めて

リード材をミニ木工旋盤にて丸棒を作成して

リード用の下穴と隙間が出来ない様に

擦り合わせ作成しています。

市販の広葉樹の丸棒でも

染色してしまえば…

拘って作成しています。

安価仕様なら市販の丸棒を使用します。
(かなりの作業時間短縮に成りますからね!)

リードの形状を決める切削量で

音色が、微妙に変わってしまうので

試し吹きをしながら

慎重に研磨切削して

狙った音色に近くしています。

もう少し削ったら?

あっ!意図する音から外れた!

なんて事を何度も経験しています。

リード作りは、深いけど楽しいです!


レジン封入&ウレタン・ラッカー塗装の

スタビライズドウッドとの違いは

インクを塗料として使用していますので

約1mmも染み込んでいません。

ガラスコーティング仕上げですので

コーティングの木への含有は

約1mmもないですが
(オイルフィニッシュと同程度です)

ウレタン・ラッカー塗装の様に

ツルピカではなく

私有しているガラスコーティング剤特有の

ほんの少しざらつきが有ります。

手・指が、濡れていても滑らないです。

今回染料にて色付けしていますが

通常の木材なら水引き(木目・杢目を出す)と

同様な見た目で

触った感触は、少しざらつきを感じますが

木を触っている感じです。


染色の手間が掛かっていますが

通常のバードコール+ホイッスルと同じ

販売価格は、一個2000円を予定しています。
(新春サービス価格です!)


では、また(⌒0⌒)/ね~~!