今日はオフ。




本を読んだり、DVDを観たり、ファン太と散歩したりしながら、のんびり過ごしている。




でもスタッフさんはもう東京ドームにいて、ステージ周りや物販スペースの設営をしてくれている。裏方さんのお力添えがあってこそ…だ。本当にありがたい。






いよいよ最後のライブが目前に。




正直、「解散する」という実感があまり湧いてない。昨日の食事会でその事を話したら、モン吉とケミカルも同じだった。




それは、その前に“東京ドーム”という大きなステージがあるからだと思う。高揚感や緊張感の方が圧倒的に上回っているから、感傷に浸っている暇がない。




つまりいつも通りの“FUNKY MONKEY BABYS”で、ステージに上がれるっていう事だよ。一刻も早くみんなに逢いたくて、うずうずしてるんだよ。






でもね、



複雑な感情を拭いきれないままでいるBABYSの気持ちも分かってる。




だからFUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤として、みんなに最後のお願いだ。






もしも涙が溢れそうだったら、思いきり泣いてもいいよ。




ちゃんと受け止めるから、涙が枯れるまで泣いてもいいよ。




でもその分、いっぱい楽しんでね。いっぱい笑ってね。




「なんの根拠もない自信と、不器用な歌声で、君の笑顔を増やしていきたい」




それだけを目標に歌ってきた。そしてその笑顔に導かれて、俺たちはここまで来れたんだから。





だから笑おうね。




悲しみなんて笑い飛ばそうね。




うまく笑えないなら、ちゃんと笑わせてあげる。




君の笑顔の為なら、俺はなんだってするから。





本当だぜ。
























いざ、東京ドーム!!!




八王子の小さなスタジオで、最後のリハーサルをしてから、



“そこで食事をする事が、八王子市民のステータス”と名高い『うかい鳥山』へ。



もちろんMステでの公約通り、メンバー3人で。




俺の表情が固いのは、「奢るよ!」と口走ってしまった事への自責の念のせいです(笑)。





しかし3人だけでメシを食うなんて何年ぶりだろう。いつもだったらスタッフさんや友達が必ず同席してるからね。久しぶり過ぎて、ちょっぴり照れくさい空間。



しかも料理がどれも美味しすぎて、食べてる間はほぼ無言(笑)。どないやねん。





その後、いろんな話をした。いろんな話をしたけど、不思議とFUNKY MONKEY BABYSの思い出話や、過去を振りかえる事はなかった。



ほとんどが東京ドーム公演の話と、それぞれの将来の話。そして適度な下ネタ。




最後にこういう形でメシが食えて、本当に良かった。いや~楽しい一時だったよ。





たまにネット上で見かける「不仲説」なんて、まったくの大嘘だぜ。なんだったら部屋に隠しカメラでも設置してみろや(笑)。






FUNKY MONKEY BABYSのライブ前に行われる“ファンモンエクササイズ”でお馴染み、事務所スタッフの岡田。




昨日、リハーサルの休憩時間に、おもむろにマイクを持ち、結婚の報告をし始めた。




ケミカルは慌ててターンテーブルから小さめの音量で『Lovin' Life』を流す(笑)。




「ファンモンがきっかけで彼女と出会う事ができたので、解散する前に婚姻届を提出しようと思ってます」




だってさ。泣かせるね。






岡ちゃん、おめでとう! ご祝儀は期待してくれても良いぜ!(笑)






そんなこんなで、リハーサルは疲労困憊になるほど白熱し、





今日は喉の検査へ。




主治医の先生は「問題なし!思いきって歌ってきなさい!」と言ってくれた。気合いが入った。




その後、




キックボクシングジムへ。




「ライブも近いから、疲れが残らないように…」と軽く汗を流すつもりが、やっぱり身体がうずいてしまい、結局いつも通りヒーヒー言いながらのトレーニング(笑)。




最後にトレーナーの皆さんが試合前さながらの円陣を組んでくれて、さらに気合いが入った。






解散まで、あと4日。“FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤”として、残りの日々を大切に過ごしていきたい。




若干ナーバスになったり、弱音を吐きそうになる気持ちも正直ある。でもそのたびに周りの人たちの支えを心強く感じる。




そう。俺たちはミュージシャン。ただただ一生懸命になって歌を歌えばそれで良いんだ。そこにスタッフさんがいて、家族がいて、仲間がいて、そしてBABYSがいれば、もう怖いもんなんて何も無いじゃないか。




そうやって、今までずっと一緒に歩いてきたんだ。






昨日、リハーサルスタジオのとある場所で見かけたこんな一言。




もう一歩前へ。




一人じゃ無理だよ。でもみんなで一緒なら平気だよ。




最後まで君と共に行きたい。最後まで君と共に歩きたい。




さぁその手を繋いでくれるかい?





















俺、まだ手を洗ってないけど。