寒くなって来ましたね。僕はと言うと、10月公開受けた5日位は放心状態になったり(それ位消耗する2時間です)、やっとこさエンジンかけ出したら仕事が忙しくなったり、気温差に少しやられたりな日々です。


学習へのモチベーションはハイな状態をキープ出来てるけど、そのモチベーションを上手く軟着陸させられずに空回ってる感じでしょうか。スマホに触ってる時間を減らしたら良いんですけどね。そんなこんなで今週はkratter学習会(cobo塾共同開催)の第5回目。


さて、今は究極の英単語上級に取り組んでいます(タイトルで盛っておいてソレかいな/笑)。

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結論から言うと、この単語帳は完璧です。では何故完璧なのか?理由を列挙します。


①網羅性が凄い

ネイティヴが日常使う単語の頻度順(≠各種試験に出る順)に沿っているから、この単語本を初級から順に消化して行けば、英語圏で産まれた赤ちゃんが大人になるプロセスを追体験出来ます。


大学受験、TOEIC、英検、TOEFLと、各種「試験特化型」の単語帳は数多あれど、本当の本当に日常ネイティヴが使う順番通り、と言う観点ではSVLが白眉では無いでしょうか。試験対策単語帳だと、どうしても試験の好み(受験英語的なトピックなのか、アカデミックなトピックなのか)の「色」が出てしまいますからね。


敢えて言うなら、TOEICの英単語が1番日常の英単語を網羅してるけど(TOEICはビジネス英語の試験ではありません)、軍事関連とタブー系、エロワードがモレてしまいます。


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最近、なんとかいくつかの語彙力診断テストで8,000〜9,000を出せるようになったのですが、各レベルで200〜400語知らない単語がありました。まだまだっす。試験対策単語帳を使ってる弊害ですね。そのモレを埋める意味でもSVLは良いです


②情報量が凄い


動詞に至っては、何文型で使うのか、多義語ならどんな使われ方をするのか、不可算名詞か可算名詞かまで詰め込んでいます。発音記号も付いています。


英語で大事なのは単語と文法。両方に跨るのが「語法」です。その意味でも動詞の文型を付けてくれるのは有り難い。


単語を覚えるプロセスは、意味から始まって品詞の種別、文脈内での意味、多義語表現等が派生知識として必要だと思います。使った人には分かるけど、金フレだと多義語は40個、パス単だと動詞、名詞以外は「その他」で括られちゃいますからね。その点でも究極の英単語は本当の本当に「究極」です。


③例文が良い


個人的に読んでて、「えぇ文章」です。美辞麗句を並べてるとか、自己啓発的に銘文という意味で無く、上級単語をサラっと数語詰め込んでいる事と、「えぇ文章」が高い次元で両立している。イメージ的にはTOEICのpart5を意識してる感じです。一文への単語の詰め込み具合はDUOより少し低い位。


ダメな所はアプリの機能が惜しい位でしょうか。


各レベルの後半500個(名詞が多い)は例文を追加で買わなければいけない。流石に名詞は文脈が無くても訳語と一対一で覚えれば良いと思うので、無くても良いかもしれません(抽象名詞は文章が欲しいか?)。本当はテストも有料だけど、アプリでレビューを書けば、タダで貰えるキャンペーン中(上級だけ)。


開発元はアルクとは別の会社が行なっているようですが、カスタマーの声は届いているんでしょうか。無料アプリのmikanはその対応の誠実さに感嘆としましたが、此方は有料アプリですゾ/笑。


TOEIC出る出ないを言い訳にせず、認識語彙を三千語マスターすればpart7で見える世界が変わると思います。多少、使う人を選ぶかもしれませんが持っていてソンは無い一冊です。どうも僕でした。

※12月のkratter学習会(cobo塾共同開催)はコチラ