「なせば成る」 信念の人・上杉鷹山 その1 | 日本の未来を考える

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新年1回目ということで、”信念の人”を取り上げてみようと思います(・∀・)ノ


「なせば成る、なさねば成らぬ 何事も
成らぬは人の なさぬなりけり」


この有名な言葉を遺したのは、米沢(山形県)藩主・上杉鷹山(ようざん)です。

パッと見、精神論のように思われるかもしれませんが、今日のブラック企業のような「死ぬ気でやれ」といった根性論ではありません。

鷹山の生きた江戸時代は、家格やしきたりといった形式的なモノが絶対的価値を持つ封建社会でした。そんな中、彼は、既成概念や慣習に囚われず、強い信念のもと、藩政改革を断行しました。

つまり、
「人が作った問題は、人の力で解決できるんだよ」
と、私たちに示しているのです。



上杉鷹山

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鷹山による改革は、当初から順調だったわけではありません。
既得権に染まる幕府や藩の重臣たちの嫌がらせだけでなく、長年に渡る藩の失政で、民からの信頼も失っていたからです。

しかし鷹山には、「藩主としての覚悟」と「民への愛」がありました。


自分のメンツや身分にこだわるべきではない。
最優先すべきは、死にかけた米沢藩を建て直し、民を救うことだ。

当時、彼が世界的に稀な革新的、民主的思想の持ち主だったことは、
後に、ジョン・F・ケネディ大統領が、”尊敬する日本人”として
「ウエスギ・ヨウザン」の名を挙げたことでも分かるでしょう。


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政治家や官僚、財界によるズブズブの既得権に染まる日本社会。
原点に立ち戻り、「国政は誰のために行われるのか」を再考する必要があります。

政治問題も、経済問題も、外交問題も、原発問題も、沖縄基地問題も、
人が作った問題なら、人の力で解決できる」はず。

すなわち、「なせば成る」のです。( ̄ー ̄)ニヤリ

今年一年、希望を持っていきましょう!あきらめちゃダメです♪(・∀・)