前回、成年後見人のしごとで関わっている認知症高齢者Aさん(79)について書きました。

ある冬のこと、Aさんの面会へ入所している施設に行ってきました。ちょうど行ったときは起きていたので、会話もなんとなくスムーズ。穏やかな様子。

しかし、同席していた施設の相談員の方がはじめに「ここの住み心地はどうですか?」と聞くと、「ここは地獄」と第一声にでました。「ご飯はまずいし、自由がない」と。
今月外出したか聞くと、1度もしていないそう。そりゃ、息がつまるだろうなと思いながら相談員の方とのやりとりを聞いていました。Aさんからは文句のオンパレード!私への文句も…(笑)爆弾がこっちにも落ちてきたぞ!!!

それでも、相談員の方はニコニコしながら穏やかに真摯に聞いている感じで、Aさんからでてくる言葉は文句だけど、表情は柔らかい。

相談員の方が、「カレンダーを欲しいと言っていたから車で買いに行こうか?」と提案すると、「でも、ガソリン代がかかるでしょう」と遠慮している。この遠慮は何だろう?!外出したくないのか?!


先日、面会へ行ったときに「先月、カレンダー買いに行きましたか?相談員の方が誘ってくれましたよね?」と聞くと、

「そんな話してない!あなたがカレンダーを買ってきなさいよ!×××××××」

覚えていない。。。

そして、何度も買い物できない(後見人は直接的援助はできない)ことを伝えているけど、、、


前回、相談員の方に聞いてみました。
認知症の方と接するときに意識していることはありますか?
すると、「とりあえず、笑う。何を言われても、言われなくても、自分からワハハと笑う。」

楽しいから笑うんじゃなくて、
笑うから楽しくなる!

口角上げて、やってみよう!