NPO法人ファザーリングジャパンの安藤哲也さんのアイデアがとても素晴らしいと思ったので、以下シェアします。

コロナの影響で自宅待機や給料カットが出ている企業で乳児がいる社員に、有給休暇ではなく育児休暇として切り換えて休んではどうかという提案です。
そもそもの育休としての主旨は違うかもしれないけど、発想の転換で、利用できる制度は思う存分活用した方がいいと思います。メリットもたくさんありますし!ぜひ夫婦で話し合ってみてください。
それでは、安藤さんの記事をどうぞ↓

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新型コロナの影響で経営リスクが高まってる中小企業は多いだろう。仕事がなくなり売上が減り⇒営業時間短縮、従業員の自宅待機、給料カット、雇い止め、内定取り消し等の対処が今後起きる可能性が高い。

だとしたら、乳児がいる社員は育児休業を取得したらどうだろうか?母親は当たり前に取得しているだろうが、この際、父親(男性社員)もだ。そうすれば以下のようなメリットがあると思う。#男性育休

①取得期間中は会社は給料を払わなくてよいから、人件費が削減され収支バランスが改善

②社員は雇用保険から67%の給付金が出る(期間中は社会保険料も支払わなくてよいから実質80%くらいの所得はキープできる)

③会社は給料大幅カットや倒産のリスクが減る(社員も失業リスクは減る)。また男性が育休取得した企業には国から助成金が出ます⇒ https://jinji-ikukyu.com/dansei-ikukyu-joseikin/

④育休に入った父親は、育児する中でパパスイッチが入り、子どもが可愛いと感じるようになる⇒笑ってるパパになる

⑤パパの育児家事スキルが上がればママがラクになるし、外で仕事してるママはもっと活躍できる→企業や社会にとってもプラス

こんな展開にならないだろうか?

知り合いの社労士にも訊いたら、「いいかも!育休中は給料払わなくてよいって知らない経営者もまだいるし」とのこと。ただ、「給料払えないから育休取らせるのは本末転倒。『男性も育休取りましょう』と推奨するのは世の中の流れだから全く問題ない」と言ってました。

公務員やインフラ系など、本当に休めない業務の人は無理かもしれないけど、会社に産後で0~2歳未満児を持つ男性社員がいるところでは、ちょっと皆んなで考えてみてはいかがでしょうか?

#男性育休は社会を変えるボウリングの一番ピン

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育休がとれなくても、育休をとれなくても、短時間勤務や自宅待機になった方々は、家事や育児のスキルを上げるチャンスです。また、夫婦や子ども、家族みんなと思う存分コミュニケーションをとれる宝の時間になります。
乳幼児期の関わり方は愛着形成にも関わりますし、将来の親子のあり方にも大いに影響します。子どもが思春期になったときに、「10年前、コロナっていうウイルスが流行って大変だったの覚えてる~?でもあれのおかげで〇〇ちゃんといっぱい遊ぶ時間がもてて、今では良かったと思っているよ~」なんて会話が10年後に出来ていたらいいですね~

10年後はさらに変なウイルスに惑わされなくて、もっと子育てしやすい世の中になっていますように~✨