先日行われたメンズパーソナルオーダー会で採寸したスーツが出来上がりました。
それを小沢(株)の平野さんが東京日本橋からクルマで持って来て試着会をしました。昨日の出来事です
なぜわざわざと、お思いの方もいらっしゃると思いますが、まれにサイズが合わないとかプレスミスがあったりとかした場合、素人の私では対処出来ないので平野さんの提案でここ2年こうして手間暇かけてくださっているんです。
それほどまでにお客さまにはキチンとした物をお届けしたい。そして、ちょっとしたミスの為に楽しみに待ってらしたお客さまをがっかりさせたくない言う平野さんの思いから最近は縫製ミス自体が無くなって来ました(縫製工場にもちょくちょく顔を出して責任者の方との良い関係を作っているから)
今回想定外の出来事が起こりました
この真ん中の方がその犠牲者ではなく恩恵を受けた方です(笑)
おめでと〜ございます
この笑顔には理由があります
良い方のミスがありました
平野さん曰く、この1枚だけ
特別仕立てにしちゃったらしいのです
どうりで、ジャケットを着た時に背中のラインが素人の私でもその格好良さに気付きました
そこで特別仕立てとはどの様なものなのか
平野さんに聞いてみました
まずポケットの上の部分の少しだけ出っ張った部分があるの分かりますか
これをDかんと言って
ポケットの縁をこのD型のかんで補強して
ほつれて来ないようにする為のモノですって
イギリスやイタリアの服には良くて使われているみたいです。
それって本物って事ですね
これが縫い目全てに入るだけで
重みが出ちゃうんですよ〜
背中、袖の外側、パンツの外側に入ります
カッコイイでしょこれは昔のスーツにはこの手法が多く使われていたそうです。
読んでるよーーーーーーーーーー
ただ単に手間を掛けるだけでは無くそれぞれに意味があるんですねそしてこだわりが!
で、気になるお値段を聞いてみました
これだけのオプション「特別仕立て」をお願いした場合のお値段は
25,000円
モチロンこちらは請求されません
それで皆んなこの笑顔なんです
今日も昨日来れなかったお二人が取りに来られましたが、キチンとした出来栄えとシルエットの格好良さに大変満足されていました
平野さんありがとうーーーーーーーー(^^)
おかげさまダヨーーーーーーーーーー(^^)
さて
試着会が順調に終わったので
平野さんにコーヒーを出して
先日大人買いしたドカベンでも読んでもらおうかと思ったら
しかも1巻の岩城を見て
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