試験に合格するためには勉強することが必要です。
勉強するためには、その環境を整備する必要があります。
私の場合は、結果としてロースクール卒業後５年間もの長い期間勉強が続けられる環境
を作る必要がありました。
勉強環境を作るのに最も必要なものは、お金です。
勉強時間、学習教材、勉強場所、受験費用、家賃等の生活費用、全てにお金が必要になります。
私は、受験期間中アルバイトなどを行っていた時期もありましたが、結果的には両親からの援助
によりお金を確保していました。
５年もの間、両親からの援助を受けるためには、両親を説得する必要がありました。
私は、現状では合格できる状況にないこと、今後の勉強により合格できる可能性があること、
受けた援助を合格して弁護士になり返していく心持ちであること等について、一生懸命に書いた
長いメールを送り、毎年毎年、両親（主に父親）を説得していました。
両親は半ば呆れていたかもしれませんが、それでも私の言葉を信じて、お金を出してくれました。
両親を説得するには、まずは自分自身が合格するという強い思いを持つこと、自分自身を信じること
が重要だと思います。
また、ロースクールに通い、卒業後も勉強するには、相応の資金が必要であることは全ての受験生に必要な条件です。
奨学金等の資金の原資を確保することは、受験の前提として必須のものであることを覚悟しておいてください。