択一の過去問以外にやったこと・2(予備校講座) | フルカウント

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司法試験に3回目かつ5年目の崖っぷちでなんとか合格できた弁護士による受験備忘録です。

択一対策の中心は、過去問と判例六法のくり返し、です。
それ以外にも行った勉強はありますが、択一突破に必須であるとは思えません。
しかし、お金や時間に余裕があればという前提で、受講して役に立ったと感じた講座等を紹介します。

1.択一解答例の入手
  講座ではありませんが、予備校が司法試験後に出す択一の解答速報を入手できると、
  無料で過去問の解答が入手できるので、便利です。
  私は、辰巳の解答速報を入手し使用していました。

2.条文判例の検討講座
  判例六法を使用して、講師が条文を解説する基礎講座を受講しました。
  当時は早稲田セミナーで条文判例講座(羽広講師)が存在していました。
  択一だけでなく論文まで意識して判例六法により条文操作の方法を学ぶことができました。
  判例六法を効率よく繰り返すのに役立ちました。

3.短答対策講座
 ①スタンダード短答特訓講座(辰已法律研究所・原講師)を受講しました。
  この講座は、択一の問題演習の講座でした。
  講座の解説とともにビジュアルレジュメという条文や判例を図表でまとめたレジュメが配布
  されており、このレジュメが択一知識の整理にとても役立ちました。
 ②過去問講座(西口講師)
  これは、択一の過去問を本番形式で解くというだけの講座です。
  私は、他人が呆れるくらい過去問を重視しており、可能な限り過去問を解き、多様な視点で
  過去問を眺めようと自学自習だけでなく講座においても過去問を題材にした講座を受講して
  いました。
  この講座では、西口講師の択一の解法や択一問題の傾向、合格者の平均など多角的に過去問
  を検討することができました。

以上のように、予備校の講座においても、基本的には過去問と判例六法に関連した講座を受講し、繰り返しを補足・教化するために利用していました。
そのため、私にとって予備校の利用はあくまで補足であり必須のものではありません。
一般的にもそういえると思います。