論文の過去問以外にやったこと・3(予備校講座・弁護士ゼミ・自主ゼミなど) | フルカウント

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司法試験に3回目かつ5年目の崖っぷちでなんとか合格できた弁護士による受験備忘録です。

論文の勉強は、過去問とえんしゅう本以外にも色々と手をだし迷走しましたが、
思い返すといずれも試験に直結するもの・必須のものとは思えません。
そこで、迷走の軌跡というか、みなさんには失敗の教訓になるよう示したいと思います。

1.予備校講座
・答練
  論文対策としては、各予備校の答練は毎年のように受講していましたが、答練のスケジュー
 ルに自分の勉強が追いつかず、予習も復習もできず答練を受けるという悪循環に陥っていまし
 た。
 過去問と演習書に比べれば、答練の価値は低いと思います。無理に受ける必要はないです。
  おすすめの答練は、伊藤塾のペースメーカー答練が岡崎講師の実践的な答案を見ることがで
 きて良かったです。ただ、所詮答練は答練で過去問に比べれば本当に価値が低いので金と時間
 に余裕がある方だけがやればよいと思います。
・合格者講義
  合格者の講義は、辰巳や早稲田セミナーで主催されており、合格者により良し悪しがありま
 すが、上位合格者の講義は、上位者ゆえの達観した考え方やシンプルな答案で高得点を取る方
 法などとても参考になるものが多かったです。
・過去問講義
  私は、辰巳で西口講師の過去問答練・解説講義、早稲田セミナーでの過去問解説講義など本
 当にくどいぐらい過去問の講義を受講していました。自分だけでは気づけない過去問の分析や
 繰返しに飽きた気持ちを奮い立たせるのに役に立ったと思います。

2.弁護士ゼミ
  私が通っていたロースクールでは、弁護士主催のゼミを卒業後も無料で受講できました。
  弁護士によってゼミの内容は異なりますが、私は過去問を解くゼミを受講していました。
  毎回自分の答案の講評とともに弁護士作成の答案例を参考にでき勉強になりました。

3.自主ゼミ
  いろんな合格者の体験記をみると、自主ゼミを組んで実力をつけたという話をよく聞きます
  しかし、私のような勉強の出来ない者と一緒にゼミを組んでくれるような人はおらず、最後
  まで独学で勉強していました。自主ゼミはお互いに切磋琢磨しあうことができて勉強の継続
  には有効だと思いますが、自主ゼミを行わないと受からないとは思いません。
  実力のない人で自主ゼミを組みたい人は自分から(優秀な)人を集めて頼んでみればいいと
  思います。

以上、色々述べましたが、予備校、ゼミなどいずれも必要不可欠なものではないです。
言いたいことはただそれだけです。