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引渡しエピソード集2

『クルマ入らへん』

お引渡しの手続きに立会いできず

非礼をお詫びするため

当日の夜電話をかけました。

ありがとうございました

こちらこそ、と一通り挨拶が終わったあと、

「ところで鬼講師くん、

 ちょっと困ったことがあってな。」

「は、なんでしょう?」

「カギもらってから駐車場に行ったんや」

「はい」

「ほんならウチのクルマ、デカすぎて

 立体駐車場に入らへんのや」

げげー!!!(汗)

「で、お車にキズが???」

「いや、もう明らかに入らへんから

 そこまで入れへんかったんやけど」

「は、はぁ。」

(もうあれ以上大きな区画は空いて無い!どうしよう!)

「でもな、鬼講師くん。

 あんたに言われてサイズも聞いて

 ここでええと言ったのはこっちやから

 まあええわ。」

(ええんかい!!!!)

「ええ・・・えんですか?」

「うんええわ。なんか考えるわ。

 とにかく有難う!ええ家や!」


ほんまにええんでしょうか。

大きな人だ・・・・・・







『そんな気の毒なことが』

引渡しが終わったあと

そのまま席で雑談。

奥様と二人で

大変お喜びの様子。

「ところで鬼講師さん」

「はいはい~」

「じつは今日、有給休暇をとって

 ここに来たんですが」

「はいはい~」

「今朝会社から電話が入りまして」

「はい~」

「4月から東京に転勤になったんですよ~」

「え、え、え~!!!!!!

 奥様もご一緒に東京ですか?????」

「いいえ、単身赴任です。」

「うわ~・・・(言葉にならず)」

「月に一・二回帰ってくるので

 たまに来るから楽しいかもしれません。

 逆に楽しみが増えますよ

 わっはっはー」

(いやいや、わっはっはーとちゃうやろ。)


隣に座っている奥様も

この人ったら~♪、って感じで

ある意味、こちらも大きな人です。


「でね、鬼講師さん。」

「はい。」

「3月いっぱいで駐車場を

 解約してくれませんか?

 家内はクルマに乗りませんので。」


いやいや、だからそういう問題とちゃうやろっ!!・・・・


つづく・・・

引渡しエピソード集1

たまには趣向を変えまして

今まで私の体験した引渡しエピソード集をどうぞ。



『あきません!』

お手続きがすべて終わり

「鬼講師くん、尾に鬼講師くん(実際は苗字です)」

お見送りに出た僕を隅っこから呼ぶ

某食品メーカー役員さん。

なんか尋常でない様子。

「どうされました!?」

「ちょっとこれを!」

とおもむろにお年玉袋を差し出し

「少ないけど、奥さんとご飯でも食べて!」

「あきません!怒られますから!」

「ワシの気持ちや!(むりやり内ポケットにねじこむ)」

よー断りませんでした。

お気持ちは大変有り難いのですが、

正直非常に困ります。

このまま返すのは失礼ですので

なんかモノを買って

届けようと思います。





『なくなった!』

前日に無事引き渡したお客様

あわてた様子で電話が入る

「えらいこっちゃ!鬼講師くん!」

「どうされました!?」

「郵便が届くポストやけどな!」

「はあ?」

「開ける番号忘れてしもた!

 なんか中にぎょうさん入ってる!」


知らんがな・・・・・


管理会社に確認し、お返事TELをかける。

「わかりましたよ!・・・・・」

「おお、何番やった??」

「お伝えする前に

 こんな番号僕が知ってるのって

 おかしいと思いません?」

「ん?そらそやな。
 
 鬼講師くんが知ってたら

 ウチの郵便物全部見ること

 できるもんな。」

「でしょ。

 特別に管理会社に教えてもらいましたが

 お伝えしたら、すぐに

 番号を書いたメモを燃やしますので

 今回は絶対に忘れないで下さい!!!」

「がっはっは!わかったわかった。

 はよ教えてくれへん?」



無事郵便物は取り出せたようです。



つづく・・・

マンション購入手続き1

購入の流れ1


一般の方で、不動産購入の流れを詳細にご存じの方は少ない。


ここで、きっちりと説明することによってお客様の不安を払拭する。


実際、私がよく使うのは、買おうか、買うまいか、


悩んでいるお客様にまずこの流れを説明し、


「どうですか、お気に召したのであればお手続きを進められては?」


とクロージングと絡めた展開へと続ける。


たかが手続きの説明と侮ってはいけない。



一般的な先着順の物件の場合、


●購入申込  

●重要事項説明 

●契約  

◎入居説明会  

◎内覧会  

◎再内覧会  

★引き渡し


という流れになる。


それぞれの手続きについて、なぜ、このタイミングでこの手続きが必要なのか。


それぞれのタイミングで必要な書類・印鑑・金銭等を把握しておく。

見極めは素早く。

すべてのお客様に小さな可能性を求めて


何かチャンスがないか?と探すことは必要です。


あらゆる切り口で攻めることにより突破口ができることも


「たまに」あります。



仮に月に1組しか来場がなくチャンスがないのであれば


そうやって1人のお客様に対して集中すればいいです。


ただ、いくらマンション不況とは言え


月に1組しかお客様が来ない物件などありません。


極めて可能性の低いお客様に時間をかけるのであれば


どうせ可能性が低いなら


近所の賃貸マンションに100枚チラシをまいたり


以前来場されたお客様リストに電話をかけて営業をするほうが


母数が増えるだけよっぽどマシ。




そうやってムダな時間を使っている営業マンの多いこと。



誤解しないでほしいのは


ダメだったらすぐ諦める


ということではなく、




目の前にいるこのお客様の購入に対する温度はどれぐらいなのかを


読み取る「センサー」を磨くということ。




そのためには


○今のお住まいで何かご不便に感じられていることはお有りですか?

○ほかにどのような物件をご覧になりましたか?

○広さやお値段など、ざっくりとでもイメージされていますか?


などの質問を投げかけ、どの質問に対しても要領を得ない回答であれば


そのタイミングでは深追いしない、という判断をしても良いでしょう。




ただし、


来場直後にまったく反応がなくても


モデルルームを見学したあと、良い印象を持った場合


同じ質問をすると、やや温度が上昇することがあります。



モデルルーム見学前と後に試してみてください。

物件知識2 ~立地・建物~

物件知識2 ~立地・建物~



お客様は「良いこと」しか言わない営業スタッフを

信用しない。



その物件のメリット・デメリットを把握した上で説明し、


「あなたにとっては」この物件を選ぶことがベスト


と提案できるよう、担当物件を熟知する。





ポイント



●立地

・駅からの距離。徒歩圏外の場合はその他の交通手段。


・義務教育施設までの距離と評判。

・商業施設・金融機関等・医療施設等、生活施設への距離。


・周辺建物との関係


●建物


・総戸数・価格帯

・バルコニーの方角

・管理体制(時間・金額)


・セキュリティ

・売主、施工業者(ゼネコン)


重複するが、


単純に覚えておくのではなく、その何が良くて何が悪いの


かというところまで把握する。





例えば、今私自身が担当している某物件の場合
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大動脈である地下鉄●●線●●から徒歩9分という


恵まれた立地で、かつ周辺は公園に囲まれている。


お子様がいらっしゃる家庭にも喜ばれており、かつ


ほぼ全住戸南向き。同学区内ではここ10年間

新築マンションの建築はなく、今後もそれらしい土地


はみあたらない。

但し、●●線●●駅から徒歩9分という立地は将来


賃貸として運用した場合や転売する場合には有利で

あることは間違いないが、今回設定している価格は


周辺の駅徒歩15~20分の物件と比較するとやや

高め。駅に近いことに魅力を感じないのであれば


この物件はお勧めしにくい。
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というように、デメリットも併せて伝え

お客様によってはお勧めしないケースもある

という姿勢を見せることによって信頼度を


あげる。


この場合では、ほとんどのお客様が「駅に近い」


ことを魅力に感じて来られる物件であり、


このように説明して「じゃあ私は駅からの距離は

離れててもいいので他を買います」という展開には


なりにくい、ということを考えた上でのトークで

ある。