WCCF 12-13ver2使用感 カニ | ガンバ大阪サポーターによるサッカー&WCCF

ガンバ大阪サポーターによるサッカー&WCCF

東京在住のガンバ大阪サポーターによるサッカーブログです


{A5852740-3458-4AB8-A09E-DB1BC627704C:01}
{4B18ABF6-5116-4BF6-BF39-003A4FBC300E:01}



カニ
生年月日:1981年8月3日
身長:178cm
体重:76kg
国籍:スペイン
利き足:右
バージョン:11-12 白
所属クラブ:ビジャレアルCF
背番号:10
数値:15/8/16/14/15/14
SKILL:Sublime passing rhythm
KP:ミックスパスワーク
実況:×
BMP:○
GK:×
ゴールパフォーマンス:×
スーパーサブ:×
キャプテンシー:×
自然成長:個0特0
使用ポジション:3-4-1-2、4-2-1-3のトップ下



■選手紹介

今回はビジャレアルの10番、ルベン・グラシア・カルマチェことカニについてです

スペインのサラゴサ出身の選手でレアル・サラゴサのユースからトップチームに入り一年目から主力として活躍。05-06シーズンにはチーム内MVP級の活躍を見せ、レアル・マドリードやアトレティコ、ビジャレアル、バレンシアからオファーがありましたがサラゴサ側がどのクラブとも合意に達しなかったため、代理人がビジャレアルCFを選択。移籍金1100万ユーロ(約15億4000万円)の5年契約でビジャレアルCFに移籍しました
その後は一時期ベンチ外ということもありましたが長く主力として、10番としてビジャレアルで活躍し、07-08シーズンは32試合に出場しクラブ史上最高の2位の躍進にも貢献しました。ビジャレアルの2部降格に伴い主力の多くが流出しましたが彼は残り、13-14シーズンも活躍。まだまだやれてる選手ですね。恐らく年棒は2~3億だと思うので、こういうところからJリーグが取れたらなと思うんですけどね。

プレースタイルとしては走れるファンタジスタといったところで、得点・アシストがすば抜けて多いわけではありませんがスルーパスのセンスは特に優れてます。独特のリズム感があり、中村俊輔やピレスやリケルメ達のような見てて楽しい選手です

■選手概要

平均レベルのフィジカルと狭いスペースでのパスにセンスを感じるパサー

繊細な組み立てよりも縦へのパスを好み、よくダイレクトでFWに出し前線へのリンクマンとしての場面が多いですが、高い位置で前を向いて持てた場合はこの選手の代名詞とも言える「遅いスルーパス」でチャンスを演出することも少なくありません
得点力、突破力、フィジカルで目立つものはなく簡単に叩くことも多いため目立たない選手であり、人によっては凡庸という評価を下すかと思いますが時折見られるパスセンスを期待しての起用だけでも満足感は得られること思います

適性ポジションとしてはトップ下辺り。キープ力は平均クラスなので前線へのパスコースが常に保たれていてドリブルを選択させないようなシステムにする必要があるなど勝手に活躍するような選手ではないので少しは工夫しないと空気になります


■3本の矢

①後ろからのパスを反転しながらの前にダイレクトパス
②狭いスペースで相手の逆を突いた遅いスルーパス
③独特のタイミングで出される普通のスルーパス
この3つのパスがカニの特徴です

低い位置で組み立てに参加しようとする意識は低く、ある程度高い位置で受けようとします。トラップ、パス、ドリブルなどの基本的な技術は安定していて変なミスはほとんどなく、またパスコースがあるほとんどの場合はその味方の状況に関係なく簡単にボールを離します。特に後ろからのパスをダイレクトでFWに出すプレイは多く、上手くDFが自分に食らいついていればチャンスになるでしょう(アシストはつきにくいですが)

そんな状況自体少ないため披露する機会はあんまりないですが、バイタルである程度スペースがある状態で前を向けた場合には、キープしてDFをひきつけてからの絶妙なタイミングでのFWの少し前にピンポイントで出すスルーパス。そして彼の1番の武器の「遅いスルーパス」。自分の進行方向とは違った方向、DFの重心の逆の方向に味方には優しい、遅い、置くようなスルーパスなのですがスピードと方向で逆をついた意外性のあるパスで、狭い局面ではかなり効果的です


■スタティックなスタイル

球離れが良くあまりボールを持ちたがらないのもそうですが、基本的に自分のポジションから離れることは少ないですがそれはバランスを重視してのこと
守備範囲は狭いですが当たるべき時はしっかりと寄せますが、その時に彼が抜かれた後を他の味方が奪うといったボランチと連携してることも多いです。また奪取力は低いですがたまにDFから奪ってチャンスになることもありました
前にパスコースがない時は仕方なくドリブルを仕掛けることもありますが、肩フリで1人は抜けても2~3人目で捕まることが多く、突破力が低いわけではないですが高いわけでもないです
しかしFWに置いた時は本職さながらの左から中にダイアゴナルに入ってスルーパスを受ける動きを見せてれた


■心許ないフィジカル

数値的にそれなりのスピード・パワーがあり、使用感としてもそれなりにはありますが前線の選手として十分なレベルのフィジカルがあるとは言えません。サイドの選手としてはスピードが不足しており抜いても追いつかれて奪われるケースもあり、また寄せられたからといって簡単にふらつくわけでもないですが球際では弱く、特にシュート時に耐えられず奪われたり枠を外すといったシーンはよく見られます

さらにスタミナは少々守備に追われたくらいで切れるほどのものとなっており、終盤になればなるほどフィジカルコンタクトに対して弱さを見せてしまうことになります


■補足事項

・プレッシャーがないときの決定力はそれなりといったところで外す時もたまにありますが基本は丁寧に狙ったシュートで決めます

・上手く落下点に入って間合いをとってトラップしてりなど意外と空中戦の勝率は高いほうです

・怪我はなし

・CK適性はあり。ふんわり気味の精度の高いボールを入れてくる


■総評

視野が広くゲームメイクを得意とするタイプではなく、普段はリンクマンとしてダイレクトパスで前線にパスを供給しながらたまに狭いスペースでのスルーパスを披露するタイプなのですが狭いスペースで技術を発揮するためのフィジカルが不足しており輝かせるのに苦労する選手です。どれだけFWがいい位置に入れるかが一つのポイントでしょう
正直対人で通用する選手ではないですがこういう選手を活躍させることができればWCCFでの視野も広がってくるかもしれません



{907983D9-2838-45B0-906A-CA9D94E17645:01}
{0AA4FF2B-37D3-4C4E-906F-7E20760E891D:01}




{E0A0A456-A543-471D-AA3F-08B7A21D296C:01}