アナログゲーおじさん

アナログゲーおじさん

ウォーハンマーFRPを中心にTRPGで遊んでいます。ミニチュアペイントでも楽しんでいます!

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名も知られぬ次元界に、人間の帝国があった。

 
あまたの国家は滅び、焼け落ちた灰塵から新しい国々が再興した。件の帝国も、うたかたの栄光を拠り所にしているにすぎぬ。
 
 
都の下層街に四人の若者がいた。彼らは未熟ではあるが、抜きん出た可能性を秘めている。富と名声を求めてうずうずしているが、さりとてこれといった仕事もなく、場末の居酒屋に燻っていた。
 
左からウッドエルフのメリエレ、イルメイターの女クレリックだ。彼女は、信仰こそ全てだと考えている。隣はハーフリングのローグ、リード。浮浪児上がりの彼は豚のように食べ、犬のように風呂には入らぬ。だが、仲間思いの男でもある。そして、ティーフリングのアモン。ケチなペテン師ではあり、グレートオールドワンの力を借りるウォーロックだ。彼は混沌にして中立という狂人めいた心情を掲げてるにも関わらず、浮世離れした一行においてはまとめ役を担う。
 
彼らがたむろするのは「踵炎のヤギ」亭だ。悪臭プンプンたるリードは他の客や店主からは煙たがられているが…。
 
食事を楽しんでいると、戸口が勢い良く開き、若い騎士が入ってくる。彼こそがヒューマンのパラディン、ジェロームだ。鍛冶屋であったジェロームは石橋を修繕し、河の氾濫から人々を守った民間英雄でもある。
 
慌てた様子のジェロームは、仲間に話す。
「俺のおじさんに頼まれたんだ。おじさんはバーネット商会ってところで働いてるんだけどよぉ。何でも北の都への積み荷に、漏れがあったらしいんだ。そいつを届けるだけで、ひとり金貨80枚だそうだ!」
 
途端に、アモンが怪訝な顔がする。「破格すぎないか?契約書を見せてみろ」。書状を改めたメリエレも呆れる。「ジェローム、ひとり金貨20枚、合計80枚と書いてあるわ」「お、そうだったか?」ジェロームに反省した様子はない。卑しいリードは、会話もそこそこに食事に精一杯だ。
 
 
 
都より北に赴き、凍れる都に行商したヘイデンという若者に積み荷を引き渡せば任務は完了だ。地図の1マスがおおよその半日なのだという。ただし、やかまし沼は迂回した方が良いと忠告を受けた。その沼には奇妙な噂があるのだという。
 
7日かかる旅程に対し、ゆとりを持った10日という期限を与えられ、さらに早期到着でボーナスも付くという、駆け出し冒険者には願ってもない条件だ。糧食を買い込み、借りたラバを引き連れて一行は北へと向かう。
 
北に続く苔むした石畳の街道は、「王の道」と呼ばれている。新緑のさわやかな風が一行の頬を撫ぜる。人通りは少なく、街道巡視や農夫とすれ違う程度だ。
 
初日の夕暮れ、一行はグロスター村に到着する。ごく小さな農村で、旅人向けの宿が軒を連ねる。鼻に大きなほくろのある、足りなさそうな門番はあくびをしながら「ささやく待ち人」亭なる宿屋を紹介する。
 
 
戸口を開けると、鶏肉の焼ける芳ばしい香りが鼻をくすぐる。そして、愛想の良いドワーフの店主が挨拶をする。「ようこそ、旅のお方!美味しいチキンがありますよ。井戸で冷やしたワインもあります。銀貨一枚で腹いっぱい、銀貨六枚で部屋もとれるよ。わっ、くさい!小さい人は風呂に行ってくれ。裏手にあるから」嫌がるリードを無理やり風呂に入れる。汗を流し、さっぱりしたところでテーブルに着く。それから、おやじから供された、焼き立ての鳥の丸焼きで舌鼓を打つ。程よい塩加減で、地元の野菜もさっぱりしていて美味しい。

腹も満たされ、改めて店内を見渡すと、仕事帰りの農夫がカードゲームに興じていた。ペテン師のアモンは色めき立つ。「あんたたち、俺とも勝負をしないか?」ぐでんぐでんに酔った農夫は二つ返事だ。
 
銀貨三枚をかけてのカードゲームは…アモンの勝利。酔も冷めた農夫は、妻に怒られるとすっかりうなだれ、帰途につく。
 
さらに夜も更け、客もまばらとなる。閉店だ。部屋に引っ込む間際、店の親父に付近の様子を尋ねる。
 
「北に行くなら、やかまし沼に行ってはいけませんよ。性悪妖精が旅人をばかすんでさぁ」
 
翌朝、一行は荷物をまとめて旅立つ。本日は拒み森に分け入り、野営する予定だ。
 
だが、森に入る直前、メリエレは自分たちを追っている影に気づく。「誰かいるわ」さり気なくジェロームが盾をかざし、金属面に後ろの様子を写す。すると、4体の山賊が物陰に潜んでいると判明する。「こっちだ!」冒険者らも物陰に散開し、迎撃の姿勢を取る。
 
 
リードの矢と、アモンの魔術が山賊を焼く。
ジェロームがひきつけ、メリエレが援護をする。山賊たちも負けてはおらぬ。射手は射掛けては伏せ、身を守る。
 
 
とはいえ、正規の訓練を受けたわけでもない山賊たちは瞬く間に制圧されてしまう。最後の一人は逃げ出そうとするが、ジェロームは締め上げる。「こんなことをするんじゃない!武器は置いていけ。まっとうな冒険者になることだな」「俺たちは、ただの農民だ…。あんたらみたいにはなれないよ。また畑を耕すことにするさ」
 
一行は山賊に別れを告げ、森に入る。日も暮れ始め、野営の準備を始めると、数名が奇妙な犬を見つける。犬は体を明滅させると姿を消し、森の茂みに現れる。自然の知識に乏しい一行は、犬の正体に思い当たらぬが、アモンは「ブリンクドッグとかいう生き物だったような…」と、自信なく呟く。
 
犬は森の広場に向かう。広場では鬼火が行き交い、その周辺を、小さなジョッキを持った妖精たちが楽しげに歌い踊っている。アモンは「妖精か。関わらんほうが身のためだぞ」と警告する。不思議なものに目がないジェロームは、パラディンの異能「神性知覚」で彼らを観察する。すると、妖精たちは善良なフェイであると判明する。「妖精たちだ!俺たちも宴に混ぜてもらおう」
 
森語で歌う妖精たちにあわせて、ジェロームも見様見真似で歌う。妖精たちはジェロームらを気に入り、宴に招待する。リードは「うまいものではないが」と携行食を妖精たちに振る舞う。「ニンゲンの食べ物はあまり口にしないからな。嬉しいよ。オイラたちのクルミ酒を飲めよ。森の精髄がこめられているんだ(あんたはブリンクドッグよりも臭いが」
 
やかまし沼の性悪妖精についても、何か知らないかと尋ねる。「アイツらはあの場所に縛られているんだ。あそこには、プライモーディアルの古い社がある。炎と水、雷のプライモーディアルが住んでいたんだ。アイツらはあの陰気な沼で暮らしているうちに、心まで捻くれていったんだ」
 
プライモーディアル…彼らはかつて、原初の混沌としてこの世を支配していた超常的な存在である。神々はプライモーディアルを葬り、物質界を構築したと伝えられている。
 
妖精たちが結界を貼っているので、安全に一晩過ごせるという。提案に感謝し、体を休める一行であったが「妖精は好かん」とアモンは一人で過ごす。
 
 
翌朝、森道を急ぐ一行。だが、暗雲が立ち込め、空模様が荒れていると気付く。慌てて付近を調べ、避難にはうってつけの小さな洞穴を見つける。穴倉に身を隠すと、間もなく土砂降りに見舞われる。ジェロームが見つけた食料のおかげで、この日は難なく過ごす。
 
翌日も翌々日も豪雨は続く。アモンとメリエレは不安と苛立ちを隠せない。ジェロームはやることも無いからと呑気に寝て過ごし、リードは相変わらず豚のように食べ散らかすので、床一面ゴミだらけだ。その様子に更なる苛立ちを感じずにはいられない。
 
三日目にして、ようやく日が差し旅を再開する。大幅な遅延が生じている為、沼の迂回をしていては期限を守れない。忠告が耳に蘇るが、背に腹は代えられるぬと陰気臭いやかまし沼に足を踏み入れる。
 
 
豪雨の影響ですっかり増水していたものの、桟橋は高く、交通に支障はなさそうだ。
 
桟橋を進むと、あたりは霧に包まれる。霧の中から、クスクスと何かの笑い声が聞こえる。辺りを見回しても人影はないが、アモンの首筋を生暖かい風がなめる。「誰だ!」返事はない。メリノアの背中にも、軟体めいた不気味な物質がぴたりと張り付くような感触がある。「もう、なんなのよ」

そんな怪異に見舞われる中、一人だけ目を輝かせるものがいる…ジェロームだ。

「俺には!?俺には何かないのかよ!」

すると、ぼんやりと輝く球体がジェロームの眼前に現れる。しかし、それは性悪妖精どもの罠だ!とっさの判断力で罠に気付いたジェロームは踏みとどまる。あと一歩でも踏み出せば、ごうごうと流れる沼地に落下し、無事ではすまなかったろう。

妖精の幻影を見破ると霧は晴れ、桟橋を進む。途中、水没した遺跡を発見する。遺跡の天井部分には「炎・水・雷が融合し、渦を巻くようなシンボル」が描かれている。「あの妖精たちのために、俺たちができることはないのだろうか」ジェロームはため息交じりに言う。「あなたの気持ちはわかるわ。でも、今の私たちには手立てもない。この仕事が終われば、考えてみましょう」とエリノアが優しく諭す。

沼を抜けた当たりで野営を始める一行。順番に歩哨を立て、各自くつろぐ。ジェロームは巨石の上に毛布を広げ、大の字でいびきをかき始める。「体を冷やさないのか?」アモンやリードも呆れている。
 

深夜、夜目の利くメリノアが歩哨をしているころ、茂みがガサゴソと動き出す。「怪物よ、みんな、起きて!」

ウルフを引き連れたゴブリンの野盗どもだ。「オオカミに気を付けろ!奴らの噛みつきで引き倒されちまうぞ!」旅慣れたアモンは仲間たちに警告をする。

警告が功を奏し、集中砲火を浴びたウルフたちは瞬く間に倒される。ウルフを失ったゴブリンたちもそう長くはもたぬ。あっという間に怪物たちは制圧された。

ゴブリンの一体は、不相応な、上質な戦斧を所有していた。リードは持ち上げようとするが「おいらにゃ持てねぇよ」と悲鳴を上げる。ドワーフ語で何かが刻まれている。ドワーフ語に明るい者はいないため、解読はできぬ。

休息を再開し、夜明けとともに旅立つ。

街道を進むにつれ、前方には雪のかぶった大山脈が眼前に広がる。標高4500メートルを誇る「霜ふり山脈」である。その中腹の峠に見える城塞こそ、一行の目的地「凍れる都」だ。

街道の周辺には灌木がまばらに茂る低木林と荘園、それから草原が続く。

道の傍ら、打ち捨てられたドワーフの亡骸と、白骨化した馬を発見する。すぐそばにキャンプの痕跡もある。恐らく、昨夜のゴブリンが
襲って平らげたのであろう。あの精巧な戦斧も、このドワーフのものであったのやもしれぬ。簡単に弔うが、ドワーフが書状を持っていることに気づく。

「オズウィンより伝令。謎の襲撃者あり。至急増援求む~エドガー~」

襲撃者…とは?一行はなお歩調を早める。
 
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本来、オズウィンは「凍れる都」へ向かう旅人が羽を休める宿場町である。住民は陽気で、親切だと噂される。だが、一行を出迎えたのは緊張と不安の入り混じった表情を浮かべる若い番兵であった。

番兵によると、小型の人型生物が「凍れる都」への山道を掌握し、近づくものを襲撃しているのだという。討伐に向かった衛兵たちも落石の罠に引っ掛かり、寺院に運ばれている。この豪雨で助けも呼べず、町を閉塞感が支配している。

「俺たちに任せろ!」とジェロームは即答する。

一行は襲撃者を退け、無事に荷運びを完了できるのだろうか?

-続く-
 
生きてます、さわやかです。
5月頃からDnD5eのキャンペーンやりてぇなぁ、というところで、PC用のミニチュアを塗ってます。
 







まずはヒューマンのファイター。
Reaper miniatureの03282: Urich, Adventuring Fighteです。
ムキムキのザ·脳筋!というモデル。多分STRに15振ってます。背嚢やロープをはじめして携帯品を抱えた彼は、どこかの迷宮へと探索に赴くところなのでしょうか。

「俺を雇うなら一日金貨10枚だ。お前さんも、たかだか数枚の金貨をケチってゴブリンどものスープの具材にはなりたくなかろうよ」






続いてReaper miniatureの03339: Marek Manslayer, Evil Warrior です。
北方の蛮族といえば赤、という極めて安直な配色です。ヒューマンのファイターや、バーバリアンのイメージです。

ベルトには頭蓋骨を括っていたり、角笛や薬瓶を吊り下げていたりと面白みがある、楽しいモデルです。ファレホのドライラストとラストのふたつをぶっかけ、フレッシュブラッドを撒き散らすというこれまた安易なデコレートをしています。

「鉄の神クロムに生贄を捧げるのだ!部族に栄光を!」





最後は03581: Kieron, Ranger です。
こちらもReaper miniatureです。レンジャーかシーフあたりで使いたいモデルです。

旅慣れた放浪者といいますか、革鎧に外套、旅装束という渋い出で立ちをしています。盾にバハムートが描かれているのは友人であったパラディンから譲り受けた遺品だからです。

5eのレンジャーも、盾を持つスタイルがあるので、バッチリカバーできますね。安心!ただ、大剣を握る姿が野球のバッターに見えて仕方ありません。

「いそのー、野球しようぜ!」



3つまとめて記念撮影。

どれもTre Manorという方が原型を作っておられます。筋肉表現やポーズ、携帯品のバランスがとてもツボに入っております。

ダンジョンズアンドドラゴンズはヒューマン以外にもハーフリングやエルフ、ドワーフといったデミヒューマンもいます。
Tre先生はデミヒューマンはあまり手がけておられぬ様子ですが、今後ともTRPGやミニチュアゲーム用に購買していきたいと思っています。



製作中の魔法使い見習いも、もちろんTre先生のお作です!
■これまでのあらすじ
魔狩人による下層街焼き討ちを阻止するため、情報を収集する一行。
 
以前とり逃した資本家リュッツェンは魔狩人と結託し、都市の再建に一枚嚙んで莫大な利益を得ようとしていると明らかになる。しかし、その魔狩人も最愛の婚約者をスラーネッシュの信者らに辱めを受けて殺されたという悲しい過去を持っていた…。一行はリュッツエェンらが拠点としている「ニガヨモギ区」の倉庫に向かう。冒険者たちの決断はいかに!?
 
■ニガヨモギ区での激闘

 
まずは倉庫の確保に挑む一行。扉は施錠されているが、木製のため破壊はできそうだ。
 
ハルギン@リタ:なぐればいけそう。でも音が・・・
マグナス:静かにバキバキできますか!?
ディーター@あいち:>>静かにバキバキ<<
GM:無理だと思います>静かに
 
気持ちはわかるけども!
 
聞き耳を立てるハルギン。倉庫から音はしないが、隣のアジトから話し声が聞こえる。「へっへっへ、魔狩人が焼き、俺たちが建てる」「そして、旦那が材木を売り、燃石炭区での地盤を固める…」「これを足掛かりにアルトドルフでの勢力が拡大できるぞ…」「契約書はあるか…?」「もちろんでさぁ…」耳にした情報を仲間たちに報告するハルギン。
 
ハルギン:「誓約書を取り上げなければ」
マグナス:「契約書・・・それは重大な証拠になるな」
ディーター:「なんてこった…」
 
声の様子からすると中にいるのは3~4人。加えて獣の唸り声が聞こえる。シルヴェスターも合流し、悪党の不意を打とうとするがマグナスの忍び歩きは失敗度6の大失敗。その結果、敵に気づかれてしまう。建物の中からは剣を引き抜く音が聞こえる。
 
シルヴェスター:「ちっ!見つかった。いくしかないぞ!」

抜刀し、アジトに押し入る一行。しかし、建物内ではキスレヴ人だけでなく、檻から出され
たばかりの熊までいる!熊を目にしたため、恐怖に震えぬように意志判定。一行は幸運点を消費しながら全員成功。






マグナス:「話は聞かせてもらった、その陰謀阻止させてもらう」
 
しかし、敵のほうが素早い。熊使いは鞭を振り上げ突進する。が、失敗。続いて目つきの悪いキスレヴ人もシルヴェスターを切り付ける。これは腕に7点のヒット。アジトの入り口付近を陣取られ、一行には不利な状況である。マグナスは雑多な袋が置かれ、足場も不安定な位置取りを強いられる。攻撃は命中するも敵に受け流される。
 
熊使い「パゴス!俺が狙っている男を狙え!」
灰色熊『パゴス』はシルヴェスターに嚙みつき、さらに2点のヒット。シルヴェスターの耐久は残り3だ。
 
シルヴェスター:「そんなものか?じろり」
 
ここで行動遅延していたディーターがシルヴェスターを「追いやり」。空きスペースにディーターが入り込み、冒険者一行のエントリーが完了する。
 
次のラウンドも一行の攻撃ははじかれるが、ゴロツキの攻撃はディーターに命中し、6点のヒット。その後も一行の攻撃は外れる一方で、ごろつきやクマの攻撃は着実に命中し、追い詰められていく。
 
シルヴェスター:やはり定石どおり一つの対象を複数で殴るほうがいいな
 
熊使い→ごろつきと集中砲火を浴びせ、少しずつ敵の耐久を刻んでいく。熊使いは重傷にまで達したため、戦線の維持をパゴスとごろつきに任せると離脱を始める。しかし、ハルギンの渾身の一撃で11点ヒット!残ったごろつきも重傷である。逃亡を図る熊使いに、シルヴェスターは威圧を試みる。
 
シルヴェスター:「きさまら、武器を捨て投降すれば命は助ける!ただ、誰が誓約書を持っているかをいえ!」
GM:威圧か魅惑に成功すれば降伏するでしょう




シルヴェスター:wh43 魅惑                            
Warhammer : (WH43) → 1 → 成功(成功度4) 二足:頭部
 
熊使い:「殺さないでくれ!」
マグナス:「さすがシル殿だ」(キラキラ
シルヴェスター:「シグマーさまのハンマーはどこに居ようとも見つけ出し粉砕する!便所にいてもだ!」
熊使い:「リュッツェンの旦那が持って行った…!物音がしたから裏口から逃げた・・・!」
 
シルヴェスター:「くっ、やはりやつか・・・奴をおってくれ!」フラフラ
ディーター:「逃げた…!?」
マグナス:「追うぞ!」
 
手掛かりがないので-10ペナルティの足跡追跡を強いられる一行(というより、GM的にはリュッツエンを逃がし、冒険者に今後も刺客を送り付ける展開を考えてた)であったが…。
 
ディーター@あいち:wh31
Warhammer : (WH31) → 1 → 成功(成功度3) 二足:頭部
 
GM:雑踏に消えたリュッェンを見つけ出しました!
ディーター:「あっちだ!」
マグナス:「いたぞ!!!」
ハルギン:ディーターをキラキラした目で見ながらついていこう
マグナス:「ディーター殿」(キラキラ
ディーター:「悪いが罪のない人々を無駄に死なせるなんて嫌なんでな!」
GM:リュッツェンは契約書をポケットから取り出し・・・皆さんのほうに投げます。リュッツエンを追いかけるか、キャッチするかどっちかですなぁ
ディーター:きゃっち!
シルヴェスター:「お前も大人しく投降しろ、ならば命は助けてやる。しかし、逃げるならば地の果てまで追うぞ」
 
威圧ならば追跡しなくとも足止めができそうだ。しかし、何とか逃がしたい気持ちもあって-10ペナルティ。リュッツエンも後がないので、威圧に反応する可能性は低いはず。
 
ハルギン@リタ:WH26 威圧まいなす10!
Warhammer : (WH26) → 10 → 成功(成功度1) 二足:頭部
 




ハルギン:血を流しながらすごみますぞ!「逃げるな、臆病者め!」
GM:wh50
Warhammer : (WH50) → 73 → 失敗(失敗度2)
GM:わー、意思判定に失敗した
 
と、意志判定にも失敗し、リュッツエンは膝から崩れ落ちる。
 
リュッツエン:「わ、わかった…殺さないでくれ…!」
 
マグナス:「悪だくみもここまでだ」
シルヴェスター:とりあえず読み書きあるので書面の確認をしようかな
GM:契約書には「魔狩人オスカーの聖戦に、キスレヴ材木所は金貨200gcを提供する」と書いてあります。
シルヴェスター@けい:「ビンゴだ。」と皆にうなずく
GM:「燃石炭区の復興に、キスレヴ材木所は優先権を持つ」とも。
マグナス:「やはりか」
 
リュッツエンを証人にするため、マグナスの背嚢にあったロープでふんじばる一行。とそこへ、裏口から魔狩人オスカーが入ってくる。
 




オスカー:「リュッツェン、木材を出せ。そろそろ時間だ。…なぜ貴公らがここに?」
 
ディーター:「よ~オスカーさん!遅かったなぁ~。焼き払うなんてやめてくれな」
マグナス:「癒着の証拠は押さえさせてもらった。貴方の好きにはさせない」
シルヴェスター:「混沌を滅する事は同意するが、此度のやり方は間違っている。お前をこれ以上裏切らせるわけにもいかない」
オスカー:「癒着…?聖戦にはドネート(寄付)が必要だ。なんらおかしなところはあるまい?復興も約束している。ミュータントどもも死に絶える。その後にだれがあそこを掌握するかなど、私の知ったことではない」
マグナス:「・・・く、この後に及んでそのような」

ディーター:「あんた昔は立派な騎士だったんだろ?」
シルヴェスター:「お前の言う聖戦は無関係の民を、この街諸共業火に焼くことなのか?それはお前の失ったものが喜ぶと言うのか?」
オスカー:「騎士であったことは事実だ。立派かどうかは知らぬ・…なぜ貴様がそれを知っている?」と、声が殺気立っている。
ディーター:「ある人からちょっとな。みんな大事な家族がいる」
オスカー:「奴らがミュータントになれば、もっとたくさんの大事な家族を奪うぞ?」
ディーター:「考え直しちゃくれね~のか」

シルヴェスター:「大切なものを失ったのはお前だけではない、オレだってそうだ。だが殲滅すべきは混沌だ、それでは混沌の変わりにお前が沢山の家族を殺すことになるのだぞ!」
マグナス:「彼らが皆そうなると決まっているわけではない」
オスカー:「契約書でも奪ったか?貴様ら全員をこの場でたたき殺して奪ってもいいんだぞ?」
ハルギン:「友を殺させはしない」と一歩前に出ます
 
シルヴェスター:「多くの親や子にとっての混沌に、お前はなるのだ。お前から恋人を奪った様に。その様を恋人は喜ぶとでもいうのか?そうではない、彼女は民を守っていた、敬虔なるお前を愛していたのではないのか?」と、目が血走りつつ苦虫をかみつつ説得する
 
オスカー:グレートソードを引き抜き、シルに歩み寄ります。「貴様に何がわかる!?俺が混沌だと!!!!!ぬかせ!!!!!!!」
マグナス:「理不尽に大切な家族を奪われるつらさをしっているのは貴方ではないのか!?」
オスカー:「つらさなど等に忘れた。罪がないものが焼かれれば、モールはきっと手厚くその館に迎え入れてくれるだろうよ」と、言いながらもうっすら兜のバイザーの奥に、一滴の涙が伝う。
シルヴェスター:「わかるさ、俺もこのザマだ。頭の何かが壊れちまった。混沌はこの手でぶち殺してやりたいさ、今すぐにでも。だが、、この苦しみを他の連中に味合わせることは・・・妻も娘も望んではいない。それだけはわかるんだ」
マグナス:「嘘だ、つらさを忘れたというならばこれほどまでに混沌を滅することに執着するはずがない」
シルヴェスター:「その剣は、民に向けるのではなく、混沌に向けるべきものではないのか?」と剣に手を伸ばし、収めようとするぞ
 
オスカー:「あの区域から生まれでた混沌が、この地区や、何万というアルトドルフの民を覆いつくすやもしれんぞ。その時、貴様らはどうする?」
マグナス:「そうならないよう、これからも手を尽くそう」
オスカー:「後悔と絶望、失望の炎に焼かれる日がくるぞ。それは凍てつくノードランドの寒風よりも冷たく、そして永久に魂を焼き焦がすのだ」
シルヴェスター:「ならばそれを止めるのだ。足掻いて足掻いて足掻くのだ。そして、彼女らが居た世界を守るんだ。例え、先延ばしだとしてもだ」

オスカーは、シルヴェスターの言葉には答えず、剣は鞘に戻す。

ハルギン@リタ:「ドワーフは長生きだ。その分長く見守ることもできるだろう。友のためならいつまでも剣をふるうぞ
シルヴェスター:無言になって眼から一筋の涙を流しておこう
マグナス:「・・・たとえそうであったとしても、私は、みなの命を救いたい」
 
オスカーは「とんだ痴れ者ぞろいよ」と呆れたように言う。その声には、どこか温かい響きがある。

マグナス:「褒め言葉として受け取ろう」とふふっと微笑みます
 
オスカー:「いつか、俺の言葉を思い知る日が来るだろう。その時になってからでは遅いのだと肝に銘じておけ」
シルヴェスター:ニヤリとして上を向こう。「ああ、覚悟しておく」
 




オスカーは立ち去ろうとするが、思い出したように振り返りる。そして、「オスカーだ。オスカー・フォン・ヴォルフェンブルグ」と名乗る。
シルヴェスター:きょとんとして、「ふっ・・・なんだ、立派な名前があるじゃないか」そして自分の名もなのっておく
マグナス:「ふふ・・・私はマグナスと申します」
ディーター:名乗ります
ハルギン:名乗りますぞ
マグナス:「どうかお気をつけて、貴方にシグマーの祝福を」と、頭をさげます
オスカー:「犬ころらしい名前よ。次は遠慮なく切らせてもらうぞ」と言い残すと今度こそ立ち去る。マグナスの言葉には振り返らず、指で一礼。
シルヴェスター:去り際に「あぁ、そうそう。お前を心から心配してる奴がいるだろう。優しくしてやれ。今までは気づかなかったかもしれんが、今なら分るはずだ」と暗にシャーロットをよろしくしとく
 
この後、契約書は燃やし、リュッツエンを当局に引き渡す。報奨金ゲット。キスレヴ人たちは今後、悪党に接近しないように言い含め、コサックらに引き渡す。それから、燃石炭区のギルド長フランツに事件の報告をする。
 
フランツ:「リュッツエン。聞いたことがある。違法な賭場をいくつも経営していたと聞いたが、ここにまで手を伸ばしていたとは…なんにせよ、諸君らには感謝だ。シグマー司祭たちも引き上げたようだ。これで枕を高くして眠れるよ。ありがとう、マグナス殿!」
マグナス:「仲間の協力があってこそ」と、ここでコサックからいただいたはちみつ酒を1つプレゼントします。「キスレヴの者はこのように素晴らしいはちみつ酒をつくる作るのです」
フランツ:「ほぉ、これは…美しい。それに…よい香りだな。この地区には酒場も多い。私からも宣伝しておこう。キスレヴもまた、エンパイアの同盟者だからな」
ディーター:「すげ~美味いぜこのはちみつ酒!!」
マグナス:「最高に美味だ」

フランツの屋敷に呼ばれ、この夜はみんなで飲めや歌えの大騒ぎであった。
 
数日後、燃石炭区を散歩していたシルヴェスターはシャーロットに出会う。
 




シャーロット:「ちょっとあんた!いったい何がどうなったっていうのよ!オスカー様はまた旅に出るし!」と怒っています。胸は平たいのですが。
シルヴェスター:「そうか・・・奴は旅にでたか・・・奴はどんな顔をしていた?」
シャーロット:「さぁ…いつも兜をかぶっているから、あたしだって顔を見たことはないわよ」と苦笑する。
シルヴェスター:「ふっ、そうか。筋金入りだな。」
 
と、言いながらシャーロットは一枚の羊皮紙をシルヴェスターに見せる。「これ!どうなってんの?何か言った?」
 
羊皮紙にはこう書いてある。「燃石炭区、混沌の疑いなし。ただし、要注意。怠りなく巡回を続けること」

シルヴェスター:一度目を閉じ、一つ頷く。「そうか・・・。奴は前に進んだのだな・・・」
シャーロット:「あたしやシグマー司祭たちの警備を継続することになったわ。いったい何がどうなっているのやら」と不思議そうな顔をしている。

シャーロットはぽかんとしているが、おそらく、司祭たちが巡回するため、リュッツエンのような犯罪者たちにとって、容易にこの地区をうろつくこともできないであろう。

シルヴェスター:「おい、小娘。お前は変わらずに此処にいろ。(奴にとっての帰る場所はお前のところだろう)ボソッと最後に聞こえるか聞こえないかでさりますわ
シャーロット:「言われなくともあたしの駐屯地はここだから。おせわになるわよ!」
 
シルヴェスターは振り返らずに手をひらひらさせて去る。この地区は混沌やごろつきから守られることになるがその栄光は、いったい誰の手にある?冒険者やオスカーの働きは、アルトドルフの片隅の雑踏に紛れ、誰も知らない。だがしかし、罪のない人々の笑顔は、ろくでもない彼らによって守られたのだ。
 
一行は次の冒険に思いを馳せる。
 
GM:WHセッション[栄光は誰のために]おしまい。
 
 
 
 
 

■前回までのあらすじ

燃石炭区の連続ミュータント出現事件の犯行は、コーンを信奉するミュータントたちの手によるものだった。その頭目であったジャックの父「ダニエル」をケイオス・スライムともども葬り去る一同。ダニエルの邪悪な陰謀は取り潰されたが、魔狩人は「浄化のために燃石炭区を焼き払う」と宣言する。

 

■新たな依頼

夜が明け、一同は依頼主の元に戻る。すると、身なりの良い老人が依頼主に同行していた。彼は自身を職人ギルド「鉄火衆」の頭目、ハインツと名乗る。ハインツは冒険者に礼を述べ、新たな依頼について語る。

 

ハインツ:「このあたりに、怪しい男どもが出入りしているらしい。ミュータント問題に追われていて、私もほとんど把握していないのだが…。加えて、魔狩人も出入りしていると聞く。関連があるやもしれん。諸君らに彼らの正体を突き止めてほしい。もちろん相応の報酬は支払おう」

 

シルヴェスター:「・・・魔狩人の連中が出入りか、ならば混沌にも関わることかもしれんな・・」
ディーター:「怪しいてのは、具体的にどうなんだ~?依頼は受けてもいいけどよ~」
ハルギン:ヌッと顔を出して「数はどれくらいなんだ?」
ハインツ:「詳しくは私も把握していない。数も詳細も知れぬ。それゆえ、報酬は一人20gcを支払おう。ただしかし、労働者街や工場地帯で見たと訴えがある」
 

呈示される大金に色めき立つ一行。依頼を承諾するが…

 

シルヴェスター:「おっと、じいさん。怪しい男達というのはナニをもって怪しいとしたのか?」

ハインツ「手に奇妙な道具を持っていたそうだ。大きなコンパスやなにやら…それから…巻き尺。」

シルヴェスター:「コンパスと巻尺か、、街中でそれらを持って歩く集団は確かに不審といえる」

 

一同は相談し、ひとまず工場地帯へ聞き込みに向かおうと決める。そして、酒場を後にしようとすると、聖職者風の少女に阻まれる。

 

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少女:「不敬なものどもめ!あんたたちは不敬にも、オスカー様に歯向かおうとしているそうね」

マグナス:「オスカー様?」

少女「魔狩人にして不屈の騎士、オスカー様よ」
シルヴェスター:「・・・(オスカー、奴はそんな名前であったのか)

マグナス:「仕事の依頼を辞退しただけで、歯向かおうなどとはしておりません」
ディーター:「歯向かうっつ~か、依頼だからな」
ハルギン:そうだそうだと頷きます
ディーター@あいち:かわいいw

少女:「良いこと?不浄なこの地区は今夜火に落ちる。これはシグマー様の意思よ!!!!」

 

顔を見合わせ、黙り込む一同。

 

GM:ふんぞり返ります「何とか言いなさい!」そのバストは平坦であった。

 

ハルギン@リタ:oh...
ディーター@あいち:ちょwwwww

マグナス:「罪もない人々を巻き込むことが、シグマー様のご意志なのか?」
マグナス:wwww
GM:にらみ返します。バストは平坦であるが…。
ディーター@あいち:先生wwww

 

シルヴェスター:「なるほど、貴様も私もシグマーに使えし、混沌を滅ぼすハンマーだ。しかし、その手段は俺はとらない」

ハルギン@リタ:「混沌の種を有していないものも焼かれるかもしれないのに、それでもシグマーの意志だというのか?少年よ」
ハルギン@リタ:無自覚に煽ります

マグナス:煽るwwww
ディーター@あいち:煽りよるwwwww

少女:シルの言葉を聞きたくないようにわーわー言いながら「警告したのに!馬鹿なやつね。混沌の種を有しているものが焼けるのならば、100でも1000でも犠牲があっても許される。シグマー様は必ずや館に招いてくれるでしょう」と大げさなポーズで言う。胸を強調するのですが、そこにあるべきものはない。

 

マグナス:「お気遣い感謝する。しかしながら、その考えには賛同できない」

シルヴェスター:「・・・お前も大切なものを失ったのだな・・・(胸じゃないぞ)」

ハルギン@リタ:「(極端な少年だ…)」

 

薄い胸を有する少女は「後悔しても遅いわよ」と捨て台詞をはくと立ち去る。お付きの司祭と話す会話から、彼女が「シャーロット」という名前であると判明した。怪しい男たち、魔狩人、焼き討ち。それらは何か関連があるのだろうか?一行は気を引き締め、改めて調査に赴く。

 

■測量は誰のために?

工場地帯では、ミュータント騒ぎを冒険者たちが解決したといううわさが出回っており、非常に活気だっている。ハルギンはヌッと飛び出し、労働者の一人から聞き込みを試みる。上機嫌の労働者は、測量器具を持ったキスレヴ人が燃石炭区を夜な夜な徘徊していたと教えてくれる。そしてもう一つ、暴れる何かを閉じ込めた鉄の箱を搬送していたとも。

 

シルヴェスター:「・・・そういえば悪いキスレヴ人とかいうのも居たな。」

 

そして、街路にいくつものチョークの線があると教えてくれる。それを目にしたハルギンは、こういった線や記号は建築の際に用いるものであったと思い出す。しかし、どう考えても従来の建物と、建築予定のラインは重複している。

 

シルヴェスター:「この白線からどのようなものか推察はできないのか?」
マグナス:「地下、と言う可能性も?」

ハルギン:「なるほど、地下…」
シルヴェスター:「ふむ、他の情報も聞き込みにいかねばまだわからんな」

 

前回のように、地図上の意味があるのかと調べてみると、この地区の住居の立ち並びが現在のように乱雑ではなく、「碁盤のように」非常に整然とした様子になるであろうことがわかる。キスレヴ人と魔狩人、これらについてより深い調査が必要と感じた一同は、キスレヴ地区とスイゾー先生の「学校」に手分けして聞き込みに行くことにした。

 

 

■キスレヴ人とスイゾー先生

マグナスとシルヴェスターはキスレヴ人地区にやってきた。あたりは賑わっており、以前のような暗鬱な雰囲気はない。労働者は工場から出火したハチミツ酒を木箱に乗せ、どこかに運んでいく。マグナスは自分の分だけでなく、仲間の土産にもと二瓶買って帰る。売り子の男は「自慢の一品だ。コサックってやつが考案したんだ。少しレモンを入れるのが隠し味さ」と得意げな表情だ。コサックはキスレヴ人地区に戻ってきており、仲間たちと共にハチミツ酒の醸造を行っているらしい。そして、久々のコサックとの対面。思わず抱きしめるマグナス。

 

だが、コサックの表情は浮かない。というのも、以前この地区で違法な闘技場を経営していたリュッツエンが新しいシノギを見つけ、悪だくみをしているのだという。彼らは「ニガヨモギ」区に出入りし、そこで建築用の資材を収集しているのだという。

 

コサック「家でもたてるのか・・・でも、どこもいえでいっぱいだアルトドルフは。いえがなくなるなんて、ふつうじゃないことだ」

マグナス:「(家がなくなる・・・)」
シルヴェスター:「これは・・・・魔狩人のクソ野郎と繋がってるかもしれんな」

 

そして鉄の箱…それは熊箱と呼ばれ、キスレヴ人が熊を飼育するために用いるのだという。

 

マグナス:「ありがとう、とてもいい情報だ。助かった。それにしても本当に立派になったな、ディーターも会いたがっていたぞ。君の作った素晴らしいはちみつ酒を土産としてもってかえろうと思う」
コサック:「あんたたちのおかげだ。あんたたちだけでない、先生や、仲間のキスレヴ人もいる」
シルヴェスター:ホント優しいなw俺は既に失ったものだ
 

ニガヨモギ区に潜む犯罪者たち…これは、魔狩人と彼らが手を組み、金のために街を焼き払おうとしているのか?

 

一方、ディーターとハルギンもスイゾー先生のもとへ。

 

ぼろぼろの「ヒルデリック神学校」(スイゾー先生の本名)に入ろうと、扉に手をかけると…

声:「燃石炭区はスイゾーを悪くしてしまったものだらけだそうだぞ!!!!!!!!!!」

ディーター:「はは、せんせ~は相変わらずなんだな~」
ハルギン:やべえ…びっくりして少しおろおろします

 

シルヴェスター@けい:説明しよう!スイゾー先生は何でもかんでもすい臓が悪い事にするエキセントリックな人なのだ!

 

スイゾー先生:「おお、どうした?スイゾーでも悪くしたのか?拙僧が見てやろうか?」
ディーター@あいち:「いや~俺は元気さ!天下のスイゾーせんせに聞きたいことがあってなぁ~。オスカーって騎士様の事しってるかい?」

 

顔を曇らせ「知り合いというほどでもない。わしがまだシグマー聖堂に籍をおいとったころ、オスカー殿にまつわる噂は耳にしたことがある」と、少し歯に挟まったように話すスイゾー先生。

 

かつて武勇に秀で、模範的な騎士であったオスカー。混沌の嵐ではカール・フランツ陛下も外征に彼を伴ったのだという。しかし、戦いを終えたオスカーが邸宅に戻ると、そこには婚約者の姿がなかった。懸命な捜索の末、オスカーは婚約者を見つけ出す。…スラーネッシュの教導師であった友人と、その信徒たちに辱められた彼女を…。オスカーは人が変わったように疑わしきものは切り、燃やす、修羅のごとき魔狩人となり果ててしまったのだ。

 

ハルギン:最初は険しい顔をして聞いていたハルギンも、最後の方には複雑そうな顔をしてディーターを伺う。ディーターも、絞り出すようにヒルデリック師をねぎらい、感謝を述べる。

スイゾー先生:「あの頃はそんな話ばかりじゃった。それゆえわしは聖堂に絶望し、托鉢の旅に出たのだ。できればオスカー殿の心も救われてほしいものじゃな」と寂しげな表情で付け加える。

 

ディーター:「そうだなぁ…だが、俺たちは、オスカーのやり方には賛成できねえ…」

そして、ハルギンと顔を見合わせ、オスカーが燃石炭区を燃やし尽くそうとしていると告げる。

 

スイゾー先生:「…!!ばかな、スイゾーさえ切り取れば何も問題はないはず…」

スイゾー先生:「いかん、止めるんじゃ!罪のない魂まで焼かれることになるッ!」

 

急いで仲間に合流する二人。その後ろ姿に、スイゾー先生は付け加える。

 

「オスカー殿の婚約者には妹がおられた。彼女はシャーロットという!」

 

~後半に続く~

■冒険者たちの出会い
アルトドルフに、刺激を求めてドワーフの警備兵がやってきた。その名をハルギンという。
 

 

彼がやってきたのはアルトドルフの下層街『燃石炭区』。この周辺は腕の良い職人が集まり、昼夜問わずトントンと金槌を叩く音が響く。煙突からはもくもくと煙が立ち込め、あたりを煤だらけにしている。

 

時刻は昼頃。ハルギンが街をふらふらと歩いると、広場の一角に人だかりができている。ハルギンは警備兵としての性で群衆に近づく。コミュ症なので無言でヌッと割り込む感じで。



一方その頃、密輸商人ディーターは塩キャベツ亭のおやじに呼び出される。
 
親父「あんた、(ぼそぼそと)野菜とかなんとか、取り扱ってるんだよなァ?もちろん、へへ、兵隊さんには内緒でよぉ…?」

ディーター「ああ、そ~だぜ!よく知ってんなぁ~。何か頼みごとかい?」

親父は頷き、「燃石炭区っていうドヤがある。あそこの工場地帯に知り合いが住んでいてね。親父さんも最近姿を消したっていうんだ。そこで、あんたに新鮮な野菜を届けてやってほしい。これだけあれば十分だろう」と、銀貨を3枚、ディーターの手に滑り込ませる。
 
依頼を受けたディーターは馴染みの冒険者を呼び、燃石炭区へと向かう。斥候騎乗者のマグナス、狂信者のシルベスターの三人だ。届け先を探す道すがら、一行は広場での人だかりを見かける。広場にはうず高く薪が積まれ、ぼろを着た男が縛り付けられた杭が刺さっている。杭の傍らには騎士とちんぴらが立っている。そして、騎士が何かを囁くと、チンピラは背嚢からマッチを取り出し、薪に着火する。

シルヴェスター「これは。。。火あぶり審判か」

ごうごうと薪は燃え、縛られた男は叫ぶ。そしてその時見える…男には舌がない。舌の代わりに、オークのひとさし指のようなものが生えているのだから。

シルヴェスター「混沌信奉者め、良い気味だ・・・震えながらではなく藁の様に死ぬのだ」
騎士「こやつは混沌に穢れておった。この男だけではない。この鉄工所では何人ものミュータントが発見されている。浄化の炎は、じきに貴様ら腐った豚どもとともにこの工場を焼き払うだろう」

ハルギン@リタ:ドワーフはおなかを抑えてヌッとしたまま硬直してます
シルヴェスター@けい:おなかw
GM:おなか痛くなってるwwww
マグナス:wwww
ディーター@あいち:腹痛www
シルヴェスター@けい:胃腸が悪いんやなぁ山根君

騎士は憮然とした様子で、数名の取り巻きとともに立ち去る。群衆も不安を口にしながら、散り散りになる。残った者はハルギンと三人、そして男の家族だ。彼らによると、この地区では連続して市民がミュータントに成り果てているのだという。そして、遺族はハルギンらに、燃石炭区で何が起こっているのか調査するよう依頼する。このままでは、あの騎士…魔狩人によって燃石炭区は焼き払われてしまうであろう。義憤にかられた四人は自己紹介しあうと、調査に乗り出す。
 


 
4人の冒険者の合流である。
 
■燃石炭区の調査
 


 
一行は地図で燃石炭区の俯瞰図を確認する。それから、野菜の配達がてら、情報収集を試みる。野菜の配達先は、塩キャベツ亭で丁稚をしていたジャック少年の家であった。比較的裕福そうな2階建ての家であったが、数週間前に父が失踪したという。そのため、病弱な母に代わり、ジャック少年が働きに出ていたのである。
 
ジャックは冒険者たちに、自分の父も探してほしいと頼む。父は腕のいい鎧職人で、鎖帷子を持ち出したという。また、銀の猫の指輪を身に付けているので、きっと分かるはずだからと。一行はさらに調査を続ける。
 
シルヴェスター:シルは油断無く周囲に混沌信奉者が居ないかクリアリングしてますぞ。キョロキョロ
マグナス:そして銀貨ピーン
 
工場から帰る途中だという、社畜の一人にエールをおごる。すると、ジャックの父が「ダニエル」という名前であること、そして被害の発生の順序と場所を突き止める。
 
 
 


 
赤はミュータントの発生現場であり、全員火刑に処されている。
青は失踪者である。北東はジャック少年の家だ。
 
その後も工場地帯で聞き込みを続け、シルベスターが労働者に腹パンを入れられたり、ハルギンがエールをおごるように見せかけてまったく奢らないそぶりを示す。
 
労働者「そういや、ダニエル。あいつがいなくなってからだ。こんなことは」
マグナス:「ダニエル・・・ダニエルはどうしたんだ?」
シルヴェスター「ダニエル?なんだそいつは!言え!いうんだ!お前の人生をめちゃくちゃにしてやってもいいんだぞ?」
マグナス:シルさんの口をさりげなくふさぎます
シルヴェスター:冷静になろう、とカウンターにいってウイスキーを頼むので席をはずしますぞ!「大丈夫、大丈夫ブツブツ」
マグナス:「(落ち着くんだ・・・!)」
 
そしてジャックの父であるダニエルの失踪後に怪異が続いているという事実が判明した。
 
夜が近づく。今宵もまた、誰かが犠牲になるかもしれない。一同は今夜の警備個所を相談する。
 
■汚染源Xはどこだ!?
シルベスターは地図を見ながら、被害がいずれも井戸や排水溝のそばで生じていると気づく。下水道に降りるべきか、そうするのであればどの区域の下水道を選ぶべきか?ダニエルが犯人であると推測した一行は、わが子可愛さにジャック少年の家にて被害があるとも考える。しかし、決定的な根拠が見つけられない。
 
ディーター@あいち:規則性がな~
GM:規則性は、ありまぁす!
シルヴェスター@けい:ありまぁす!だと無いけどね
GM:じゃあありますねw
 
そんな中、地図を見ていたディーターが叫ぶ。「線で結ぶ!」
 


 
そしてハルギンは、流血の神コーンの禍々しいシンボルをなぞるように事件が発生しているto
気づく。その宇宙的恐怖にパニックを引き起こすハルギンとシルベスター。
 
シルヴェスター:伝え聞いて記憶が蘇り発狂「俺はずっと世間のやっかい者だ戦場じゃ仁義があった、お互い助け合って生きてきただがここでは違う!!」とブツブツいって落ち着きます
 
そして、コーンのシンボルをなぞるように一行は広場へと向かう。
 
一行が広場を見張ると、何かが茂みを揺らしていると気づく。
 
ハルギン:「ヌッ?!」と武器を構える
シルヴェスター:「ダニエル?ジャックが心配してるぞ?」
 
しかし返事はない。近寄ると、繫みには汚らしい、悪臭を放つ粘液が付着していた。
 
ハルギン:鼻を髭にうずめてよく見てみます
シルヴェスター@けい:ひげw
ディーター@あいち:wwww
ディーター@あいち:かわいいwww
マグナス:www
GM:あかんかんじのにおいがしますw
 
そして、その粘液は近くの下水溝まで続いている。付着した粘液にふれないように金網をどけると、一行は下水道に侵入する。ハルギンが先頭に立ち、ランタンであたりを照らす。ごうごうと汚水は流れる。ぐねぐねとした地下道を進むと、広場に到着し…
 
■汚染源Xを倒せ!
 
水路には小舟が浮かんでいて、4本の腕を持った奇妙な怪物と、腕が触手のようになった漕ぎ手が乗っている。
 
ディーター:「あいつらは…」
シルヴェスター:「ここから舟で犯行へ及んでいたのか」
 
そして、通路には台車に乗せた、真鍮と骨を重ねて作った移動式の祭壇がある。祭壇には、ミュータントの一匹が横たわっている。4本腕のミュータントが号令をかけると、不気味な汚泥のような怪物が、ミュータントに覆いかぶさり、すると…!
 
苦悶の雄たけびをあげ、ミュータントは見るもまがまがしい、触手と大口を開けた、邪悪極まりない怪物へと姿を変える。汚濁のような怪物は、下水に消えていく。
 

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ケイオススポーンのいる向こう側には、何か大きなレバーのようなものがある。おそらく、水門の機構であろう。床には複数のロープが落ちている。これを使えばミュータントたちの乗る船を引き寄せることができるかもしれない。
 
そして、頭目であろう4本腕のミュータント…そいつは美しく仕上げられた鎖帷子を着込んでいる。奴がダニエルのなれの果てなのか…?
 
メイン]シルヴェスター:「レバーを引けば水門を閉めることができよう、一刻も早くあの怪物をぶちころすんだ!」
ディーター:「ダニエルッ!」

ダニエル、という言葉にミュータントは反応し、クロスボウをつがえる。口から洩れるのは、シュウシュウという気色の悪い吐息のみである。
 
シルヴェスター@けい:「ジャックはおまえさんを心配してたよ、健気にも母さんを食わせるんだって働きながらな・・」と首を振ります
マグナス:「やめるんだ、奥方もジャックも心配している」

4本腕のミュータントはマグナスにクロスボウを撃ち込む!

シルヴェスター:「まぐなぁああす!」
ディーター:「よけろおおお~!」
マグナス:「くっ!だめか。人の心を失ってしまったか、ダニエル」
シルヴェスター:「マグナス、奴はもうダメだ。精神まで混沌におかされてやがる。こうなっちゃ殺す以外ねぇんだ」
 
全員、移動してこのラウンドは手番終了。
 

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その時、水面から汚泥の怪物がシルベスターに襲い掛かる!受け流しに失敗し、怪物はシルベスターの顔に覆いかぶさる。
 
そして次のラウンド。ダニエルのクロスボウがマグナスに命中。13点のダメージ(!?)。重傷。そして、汚泥(ケイオス・スライム)はシルベスターを侵食し始める。頑健・意志判定ともに失敗し…。
 
[メイン]GM:ごめん^^
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 991
[メイン]シルヴェスター@けい:合体こい!
[メイン]ハルギン@リタ:キタアア
[メイン]ハルギン@リタ:3回ww
[メイン]GM:この表で3回ロールですね^^
[メイン]シルヴェスター@けい:わたしははれて混沌変異をえたのです
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 901
[メイン]GM:神妙なる酷似
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 991
[メイン]GM:3会ロール^^
[メイン]マグナス:!?!?
[メイン]ハルギン@リタ:GMwww
[メイン]マグナス:どういうこと!?!?
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 253
[メイン]GM:合体引いたわ・・・
[メイン]シルヴェスター@けい:よっしゃ!
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 127
[メイン]ハルギン@リタ:991だと混沌変異3個でるんです
[メイン]ハルギン@リタ:有言実行ww
[メイン]GM:野獣めいた外見
[メイン]GM:で、追加の3回ロールしますね
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 925
[メイン]GM:吸血鬼
[メイン]ハルギン@リタ:笑いすぎておなかいたいwww
[メイン]GM:頑健+ +1d10ですね!
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 469
[メイン]シルヴェスター@けい:すげぇw凄まじい生命体?に今正に変貌してますぞ!
[メイン]GM:一般人の擬態
[メイン]GM:やったね!冒険できるよ!
[メイン]GM:1d1000
Warhammer : (1D1000) → 15
[メイン]GM:追加の目
[メイン]GM:合体ロールするね!
[メイン]GM:1d100
Warhammer : (1D100) → 57
[メイン]GM:同程度の合体
[メイン]シルヴェスター@けい:半々かな?
[メイン]GM:ですね、ほんじゃあ、生物氏ロールします
[メイン]GM:1d118
Warhammer : (1D118) → 46
[メイン]ハルギン@リタ:冒険できる・・・か・・・?
[メイン]シルヴェスター@けい:合体の変異は何らかの生物と人間が合体してしまうのです
[メイン]GM:ふぇんビーストと
[メイン]GM:1d118
Warhammer : (1D118) → 56
[メイン]GM:ヒポグリフ
[メイン]GM:の合成魔獣になりました
[メイン]ハルギン@リタ:擬態できない!!!
 
ひどい…WHは本当に地獄だぜ!(この後めちゃくちゃ運命点で無効化された)
汚泥は満足し、組み付きを解除した。
 
この後、満身創痍のマグナスはロープを船にひっかけ(射技)、船を岸に引き寄せる(筋力判定成功)。
 
マグナス:「逃がすか・・・!」(執念
 
次のラウンド、ディーターはケイオススポーンと一騎打ち。手傷を負わす。そして汚泥は、今度はハルギンを捕らえる。擬足によって頭に9点のダメージを叩き込みながら…。そして、スポーンも触手をディーターに叩き付け、8点のダメージを与える。冒険者一向に絶望が押し寄せる。打ち上げられたミュータントは全アクションで起立し、手番終了。
 
さらに次のラウンド。シルベスターはダニエルを殴るも失敗。ハルギンは組み付き解除はできないものの、変異は免れる。
 
ラウンドが移り、スポーンは2回攻撃をディーターに当てる。が、ダメージはまさかの3・4点。
 
シルヴェスター@けい:すこしマスターの思いがダイスにのった。これがウォーハンマーだ!
マグナス:これが!ウォーハンマー!!
ディーター@あいち:うぉおおおおはんまぁぁあああ!!!さいこう。この泥仕合www
 
WHの戦闘は本当に楽しいですよ~。
 
ダニエルもクロスボウを投げ捨て、剣を引き抜く。切りかかり、シルベスターにあてるもダメージは伸びず、鎧にはじかれる。シルベスターの反撃は成功し、フレイルで6点のダメージをダニエルに与える。そしてディーターの鋭い一撃はスポーンに11点のダメージを与え、触手の一本を切り飛ばした。
 
次のラウンドではシルベスターのフレイルがダニエルに13点のダメージを与え、大いによろめかせる。マグナスも射撃するも、乱戦のため当たらず。一方、一騎打ちを続けていたディーターは、ついに触手を細切れにし、ケイオススポーンを葬り去る。
 
ディーター「しつこいやろうだ!おらあああああ!!!!みんな!今行くぜ~!」
 
が、このラウンド、ハルギンもついに混沌変異してしまう。運命点で回避。そのついでにえいやと汚泥も引き離される。
 
シルベスターの猛攻でダニエルは死亡。いまわの際に「ジャック…」と呟いた気がするがそれどころではない。シルベスターの快進撃は続き、こぎ手のミュータントにも致命傷を加える。しかし、汚泥はまたハルギンに絡みつく。引きはがそうとするも、このラウンドに倒さなければ今度こそハルギンはミュータントに変容してしまう。その時、マグナスのボウが汚泥に深々と突き刺さる。
 
マグナス:1d10+3
Warhammer : (1D10+3) → 10[10]+3 → 13
 

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ウルリック!
 
マグナス:「ハルギン殿から離れろ!!!!」
汚泥はしめやかに爆散。
 
マグナス:「散ったか」
 
4本腕のミュータントの死体を漁ると、案の定、ぼろぼろの背嚢から銀の猫の指輪を発見した。
 
マグナス:では指輪をもらって黙とうを捧げます。「最後に、人の心を取り戻してくれたと、信じている
ディーター:「ダニエルの指輪か…」
マグナス:「ああ、これはご家族へ返すつもりだ」
ディーター:「それがいい…」
マグナス:「せめて、指輪だけでも」
 
そしてシルベスターとハルギンは…
 
シルヴェスター:真っ先に祭壇を突進攻撃でぶち壊しにいきますぞ
ハルギン:祭壇たたき割ります
GM:二人で祭壇はボロボロに崩れました・・・こんなところに、よく燃えそうな、船の破片があるぞぉ~~!!!
シルヴェスター:「燃やせ!燃やすのだ!穢れたものは浄化の炎で燃やしつくすのだ!」
ハルギン:灯油ぶっかけて燃やします
 


 
シルヴェスター:「アハハハハハハハシグマーばんざーい!」
GM:拍手が聞こえます「いかにも。シグマー万歳」
 
広場にいた騎士と、その手下である。彼は一行に対し、混沌を滅した褒賞として一人頭20gcを支払う。そして、燃石炭区も焼き払おうと提案する。当然、一行は断る。
 
マグナス:「・・・その話には乗れない」
シルヴェスター:「混沌のクソ共を滅するのは、人々の笑顔を、営みを守らんが為だ。混沌に犯されていない人々を殺しては元も子もあるまい。滅するべきは混沌であり、信奉者だ。」
 
剣呑な空気が流れる。手下が騎士に何かを囁くが、そばにいたマグナスは盗み聞きに失敗。騎士は「じきに地上を焼き払う」と捨て台詞を残し、立ち去る。追いかけようとするマグナスだが、シルベスターに止められる。難癖つけて殺されるだけだ。策を練るべきだと。承諾し、ミュータントの死体を焼き払い、一行は這う這うの体で地上に戻る。
 
■優しいウソ
 
ジャックの元へと戻ると、マグナスはポケットから指輪を取り出す。そして、ダニエルを守り切れなかったことを謝罪す。せめてもの形見にと指輪をジャックに返す。
 
マグナス:「ダニエル・・・君の父親は、最後まで君と母上のことを案じていたよ。そしてこれを」と、言って20gcだします
ジャック「父さんは、どうして死んだんだい・・・?そして、この大金は…?」
マグナス:「詳しい話はできないが、これもダニエルから君たちへ。生活の足しにしてくれとのことだ、受け取ってくれ。病気の母親の治療費にもなるだろう」
 
ディーターが言葉を添える。
ディーター:「混沌と戦って死んだのさ」
ジャック:「混沌と・・・!?つまり・・・つまり父さんは・・・僕らを守ろうと・・・鎖かたびらを着て、混沌の怪物たちと戦った?」
マグナス:「そういうことだ・・・立派な最後だったよ」
ジャック:「そして、宝物を見つけて、僕らや母さんにお金をのこした・・・?」
マグナス:「これから大変だと思うが、母親と力を合わせて生きていくんだ」
 
ジャックは金貨を半分、10gcマグナスに渡します。「旦那、父さんとともに戦ってくれたんだね・・・あっしも、旦那に報酬を渡さなきゃいけないよ」
マグナス:本当は全部渡したいけど、、5gc受け取ります「十分だ、ありがとう」
ジャック「そんなボロボロになるまで、父さんや、みんなのために戦ってくれてありがとう。旦那のような、正直で誠実なお方は、えらい騎士様になれるよ!」
ジャックの言葉が胸に突き刺さる一行。その場を後にする。優しいウソではあるが、それでもウソに違いはない。だが、以前助けたキスレヴ人たちが、ハチミツ酒づくりに取り組んでいるという吉報をジャックから聞き、素直に喜ぶ一行であった。
 

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ジャックの姿が見えなくなってから、ハルギンとディーターはマグナスに5gcずつ渡す。「山分けだ。治療費は一番必要だろう」シルベスターは全く払う気はない。
 
シルヴェスター:「マグナス、お前は良い奴さ。だが世の中はクソだ。そこらじゅうな。割り切る事も必要だぞ?心を強くもて。(ボソッとオレみたいになるなよ・・)」
マグナス:「シル殿・・・ありがとうございます(本当は人一倍お優しいと知っておりますから)ぼそ」
 
そして、シルベスターはマグナスを励ますように肩をバンバンと叩く。それから、作戦会議も兼ねて酒場に行こうと皆に提案する。

ハルギン:心身をいやすにはエールだな!とシルに同意してバンバンします
マグナス:「よし、では、酒場でエールでものみましょうか!」
ディーター:「いいねぇ!俺も混ぜてくれよ~」
 
一同は、ライク川の寒風吹きすさぶ大通りをまたぎ、酒場に向かう。刀傷も、心の傷も、きっとうまい酒と女が癒してくれるだろう。楽しい夜はたいへん盛り上がり、罪悪感を打ち消すような暴飲暴食にふける一行であったが、魔狩人の手は確実に燃石炭区に迫っている。一行は無事、燃石炭区を守ることができるだろうか…!?
 
WHセッション「汚染源Xを倒せ」おしまい
 
次回「栄光は誰のために」に続く!