近況報告です | ガランリンの脇台詞 *わきぜりふ*

ガランリンの脇台詞 *わきぜりふ*

伽藍琳(ガランリン)のブログ

しばらくブログやSNSが書けずにいました。

2月後半~3月上旬は、来年の仕事のための下準備やスタッフで関わる公演の制作業務に勤しみつつ、ライヴの譜面書きやソロライヴの草案創り、、、と、いつもより少ーし忙しいくらいな毎日だったのですが、

震災から3年目の朝。
1年目、2年目がそうだったように、今年も、今日は自分を見つめ直す日にしようと目覚めた矢先に、とても身近な位置にいたミュージシャンの訃報が届きました。

そのこと自体受け入れ難い報せで、でもそれ以上に、そこから派生する様々な出来事の対応に追われているうちに、いつもの自分でいられなくなるほどの心の葛藤と闘わざるを得なくて、、、気づけば、友達の死を悲しんだり心から弔ったりする余裕すらなく、ただただ憔悴してしまった。

自分の器の小ささも分かったし、お人好しが過ぎるところもほとほと嫌になった。

と同時に、私は物事のどの部分を大事にして生きていきたいのか、が改めて分かったし、どうでもいいと思える部分もはっきりしたように思います。

今まであまり負の気持ちや出来事を公に書いたことはなかったけれど、この出来事に触れずして新たな何かを書く気にどうしてもなれなくて…。

今ようやく、少し心穏やかに、祈りを捧げることができます。


先月後半は出演する舞台が2つあって、舞台だけは何があってもちゃんとやれる、なんて日頃から思っていたくせに、3月20日のシャンパーニュではやっぱり集中が欠けていたんだと思います。歌詞が全く出て来なくて演奏を止めてしまったり、共演させていただいた歌手のかたのお名前を間違えて紹介してしまったり。

その日のお客様も他の出演者の皆さんもとても温かくて、「初々しい!」という掛け声と笑いで包んでくれて、本当にありがたかった。。。でも、プロとして、人として、私はもういい加減イイ歳なのに、本当にまだまだだな…と、物理的にも精神的にも、自分の飽和ラインを自覚した一日でもありました。


シャンパーニュの反省もあって、より気持ちを引き締めて臨んだ28日の横浜国立大学モダンダンス部の公演。高校生から大学院生までのダンサーさん達の若いエネルギーの中で、心洗われ、生まれ変われた気持ちにさえなれた一日でした。

曇りのない瞳。目標に真っ直ぐ向かっている沢山の瞳は、こちらが泣きそうになるくらい美しかったなぁ…!

ラストの三部作の最後に踊られた「花は咲く」を、昨年の東北ライヴでご一緒した真辺くんのギター、由香とのハーモニーで歌わせていただきました。歌詞ひとつひとつの言葉に、釜石で見た光景や感じた想いと、私自身のここ2,3週間の色々な想いもリンクして、真辺くんや由香の想いや音と重なって、紗幕越しに見える皆さんの躍動する姿とも繋がって、、、
また私は歌に助けられました。そして、このチャンスをくれた仲間と、輝くダンサーさん達にも。

横国モダンダンス部の顧問をもうずっと務めていらっしゃる教授は、一周廻ったくらいの御歳で、確固たる素晴らしい実績をお持ちでいながら、学生達に引けを取らない少女のような瞳を持っていらっしゃる。目標にしたい女性です。
リハーサル含めたった3日間のセッションでしたが、参加できたこと、心から感謝します♪


そんな3月が過ぎ、桜もすでに満開、暦はもう4月です。

世界選手権での雄姿も見逃し、エイプリルフールのjokeもなく迎えた新年度。
昨日4月1日は、5月に円形劇場で行うドラスティックの公演の前売開始日だったので、票券担当の私は、増税手続きに追われた方々と同様、怒涛の年度越しでした。

今日からまた、いつもの日常に戻ります^^

お花見もしよう。お芝居も観よう。ライヴの企画も練ろう。
色んな人に会って話して、元気を交換して。
止まっていた時計を進めて、今までよりさらにActiveに!
朝からなんだかメラメラ燃えています(笑)