銀時夢小説*我慢 | I LOVE 銀魂~夢小説~

銀時夢小説*我慢


坂田氏さんがテスト期間とのことで、

勉強応援小説を…!というお話をいただき


か、書いてみましたーっっ(/ω\)!


こんなもので応援になるのであれば・・・!!



そして今日銀さんの誕生日っていうのも、ついでとして(笑)


銀さんついででごめんね~( ´艸`)!←


はっぴーばーすでい♪


こんなものでよければ、楽しんでいただけたら嬉しいです。



それでは、どうぞ!!



※最後にお知らせがあります!!



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我慢





放課後の廊下。



ぼーっとしながらサンダルを鳴らして歩く。



一応、今日は10月10日なわけで。



一応、俺の誕生日なわけで。



…あれ、もう放課後なんですけど。



今日何もなかったんですけど。



とかいうことを考えて1人落ち込みながら、



気がつけば自分の担当クラスであるZ組の前についた。



「…あ」



思わず声がでた。



――静かな教室。



窓際に座る、顔をしかめた女子生徒の姿。



教科書とにらめっこするその姿に、思わず笑みがこぼれた。



まーた、あんな顔して勉強してやがらァ。



自然と吸い寄せられるように、教室に足が向く。



気づかれないようにそっと近づいて、背後に回ってみた。



「…ルート、…ルート?どうやるんだっけ…ああ、もう、」



何やらぶつぶつと呟きながらノートに数字を書き込んでいく。



数学の勉強中ね。テスト勉強とかえらいじゃん?



うぅ~と唸る後頭部がなんだが愛しくて、



なんとなく苛めたい衝動にかられた。



…あぁ、いいこと思いついた。



にやりと口角を上げた俺は、そのまま真後ろに近づき



「――どこ分かんねぇの?」



そのままそっと、後ろから覆いかぶさってみた。



「―~~っっ!え、せ、先生!?」



耳元で囁いたのが効いたのか、びくっと肩を上げてこちらを振り向いた。



といっても、振り向けば顔は至近距離になるわけで。



鼻先が触れる距離で目が合えば、俺は軽く口角を上げた。



「…なに、キスしたいの?」



「~~!!ち、違いますよ!!」



バッと慌てて俺から離れるのはいつものこと。



耳まで赤くてさ、ほんとなに、可愛いんだけどこの子。



「なんなんですか先生…な、なんで今日そんなになんか、その、」



「なんだよ」



「そ、その、……甘すぎませんか」



「…あー…」



やっぱり?気がついた?



うつむいて声が小さくなる後姿が可愛くて、



思わず後ろから抱き付いてみた。



「…お前勉強しすぎ。…先生寂しがり屋なんですけど」



首筋に顔をうずめて、低い声でそう囁いてみる。



あー落ち着く。



ほんとテスト期間だからって構ってくんねーし。



ずーっとしかめっ面だし。



血迷って現国のテストちょー簡単にしちまうとこだったっつーの。



伝わんねぇかな、この気持ち。



そんなことを思いながら抱きついていれば、



小さな身体がだんだんと熱くなってきていることに気がつく。



少し離れてみれば、やっぱり首まで真っ赤で。



「…そ、そろそろ離れてください。勉強するので!!」



「……えー」



まさかの、思いも寄らぬ発言。



そこはさ、真っ赤になったんだから「先生…」とか言って



そのまま振り向いてちゅーじゃないの?



恐るべし、テスト。



「先生のせいで赤点とったらどうするんですか!」



離れろといわれたのでとりあえず離れれば、



そんなことを言いながらこちらを向いた膨れ顔。



「…言っときますけど、赤点とったら放課後に補習あるんですよ」



「そーだなー。いいじゃんそれだけで」



「よくないですよ!!」



「…なんで?」



負けじと返す俺に、「それは…」と口ごもる。



なんだよ、なんでそんな顔真っ赤なわけ?



放課後にちゃちゃっと補習して先生たちに判子貰えばいいだけだろ。



お前なら真面目だからすぐ判子もらえんだろ。



なんて言葉が喉元まででかかったその時、



口ごもっていたあいつが突然ぱっとこちらを見て、



――…というか、睨むように見て、口を開いた。



「…放課後、先生と会えなく、なります……」



語尾の“なります”は消えそうな声でうまく聞えなかった。



…あー、そういうこと言うの?



完全に先生を挑発してるよね。



我慢できるもんならしてみろ、みたいな?



もう、抱きしめ倒したいんですけど。



「…なにそれ。改めての告白?」



「っっ違いますよ!!いいからもう、集中させてください!」



真っ赤な顔でまた教科書とにらめっこを始めてしまったあいつに、



取り残された俺は小さく溜息をついた。



一生懸命にノートに字を走らせる右手。



いろんなことを考えているんであろうその小さな頭に、



そっと片手を乗せた。



「…頑張れ」



そっと囁いて、さらりと頭を撫でる。



しゃーねーから、テストが終るまで我慢しよ。



全部終ったら覚悟しとけっつーの。



邪魔はしないように、とそのまま教室の出口に向かう。



扉を開けて廊下を足を踏み出せば、突然――「先生!」




――愛しい声が後方から聞えて、



すぐに振り向けば、少し頬をそめたあいつがこちらを見ていた。



そして、あの膨れ顔じゃなく、柔らかい笑顔で俺を見て。




「た、誕生日、おめでとうございます!


…プレゼントはテストが終わるまで、待ってくださいねっ」




…あー、やっぱ好きだわ。



思わず抱きしめたくなった気持ちは、



――テストが終るまで、我慢だ。





fin.

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ま、まったく応援にはなってないかもしれませんが…(@Д@;


私的には勉強中に後ろから銀さんに覆いかぶさられたら


勉強したこと全部ふっとぶと思います。(真顔)



テスト期間は、しばしの辛抱です!


頑張ってください!!



そしてお知らせです。



リレー小説  (クリックできます)


仲良くさせていただいているアメンバーさんとの


リレー小説ですが、ご存知かと思いますが停滞してました(笑)


メンバーの1人が消息不明(笑)ということで、


とりあえず残りのメンバーでまた再開することになりました!



また更新再開した際には、覗いてみてください!


よろしくお願いします^^



ポチッとしていただけると幸いです(/ω\)!



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