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アニメ銀魂 4期 !!
総悟夢小説*体温
お久しぶりです!!
手を、繋ぎたいと思った。
銀魂夢小説 リレー・ラジオ企画 16話
リレー小説企画!!
銀魂高校に通う、「あかり・みなこ・春・ひい」の4人。
それぞれに絡む銀魂キャラクター達。
笑いあり涙ありの、青春ラブコメですヾ(@^▽^@)ノ
田中さん→定春→わたし
の順で進んでおります!
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1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話(前編) (後編)
「え?えと...銀八先生のところに行くって言ってたけど...って沖田くん?!」
階段に座り込んで小さく呟く。
うつむけば、ポタポタと足元に涙が落ちた。
や、やめてくれ...(泣)!
神威夢小説*おめでとう
6月1日は神威の誕生日でした!
次の日になってしまいましたが、
かるーい短編をひとつ。
あまーく仕上がってます、どうぞ!
―――――――――――――――――――――
おめでとう
春雨第七師団、基地内。
神威は、今日もいない。
「誕生日だってのに...」
ぼそりと呟いて枕につっぷした。
今日は6月1日。...って言っても、もう数分で2日になるけど。
おめでとうくらい言ってやろうと思ってたのに、あの野郎、朝からいなかった。
阿伏兎に聞けば「また女のとこでもいってんだろ~よ」とか言うし。
...女、ね。
綺麗な綺麗なお姉さん方に囲まれてさぞかし楽しんでらっしゃるんでしょう。
...こんな、深夜まで。
あたしなんかに祝われるより遥かに楽しいだろうけど...けどさ!
けど、その、...やっぱり。
「...1番に、おめでとうって言いたかったな」
「ーー誰におめでとうって?」
「うおわあああ!!!」
突然聞こえた声に、飛び出すんじゃないかってほどに心臓が跳ねた。
色気のない声を上げて振り向けば、ーーまさに考えていた人物、神威で。
「そんなにびっくりした?」
にこ、といつもの笑顔で笑う神威は当たり前のように私の部屋に入ってくる。
それを止めることもできずに慌てて身を起こせば、
神威はこれまた当たり前のように私のベッドに腰を下ろした。
「の、ノックくらいしなさいよね...」
「いいじゃん別に。俺たちの仲なんだしさ」
「なっ...どんな仲よ、もう」
ふい、と神威から顔をそらして俯く。...心臓がうるさい。
動揺を悟られないように「随分と遅い帰宅じゃない」と適当に話を振ってみる。
そうすれば、神威は何故か私の顔を下から覗き込んでーーにっこり。いつもの笑顔を浮かべた。
「...ね、なんか俺に言うことあるんじゃない?」
「...え、」
どき、と跳ねた心臓。見透かされたような目に動揺して瞬きが増える。
私の顔を覗き込む神威は、そっと私の頬を撫でて。
「俺さ、今日ずっと珍しく仕事してたんだよねぇ」
す、と目を細めて、囁くようにそう言った。
頬を撫でる手は、ゆっくりと耳へ。するりするりと首元を撫でられて、くすぐったさに「ちょ、」と思わず声が漏れた。
「な、何言って、」
「だーかーら、まだ誰にも言われてないの...」
首元をさする神威の手に引かれて、奴との距離が縮まる。
ぐっと近くなった顔。端正な顔と目が合って、どきどきがうるさい。
うるさい、うるさいうるさい!
まだ誰にも言われてない、そう言った神威。
なんの話かは考えなくてもわかる、けど。
この恥ずかしい状況に、素直になれるはずもない。
自分が初めてになれるかもしれないってのに、心臓がうるさいだけで、口は動こうとしなくて。
ああ、もう、顔が熱い...!!
「...ねぇ、言ってよ。明日になっちゃう」
囁く声。吐息が、唇にかかって。
「か、むい...」
今にもキスができそうな距離で、目が泳ぐ私に、神威はふわりと笑った。
「ね、早く...」
ちゅう、と、唇の端に触れたのは、神威の唇。
目を見開いて固まれば、神威はくすくすと笑っていた。こ、こ、こいつは...!!
今にも心肺停止しそうな私を面白がってか、奴は楽しげに私の唇をなぞった。
「早く言わないと、ここにちゅーしちゃうけど?」
「ーーっ、い、言う、から...!」
慌ててそう返事をして、呼吸を整える。
うるさい心臓を落ち着かせるように深呼吸をしたい、のに。
「近いんだけど...」
「この距離で言われたいの」
ふふ、とそれはそれはたのしそう。
こんの、わがままめ...!!
ーー熱い顔はもうごまかせない。恥ずかしい、恥ずかしいけど、
...もう、言えばいいんでしょ!言えば!!
「お、おめでと...!」
「...ありがと」
ーー目に映った景色は、ふわりと微笑んだ神威が最後。
「ん、ーー」
そのまま唇を奪われて、何度も何度もキスをされた。
額に、瞼に、鼻に、ーー唇に。
「...プレゼント欲しいな」
「...えーっと、それはつまり...?」
ーー私の苦笑いも虚しく。
その後、神威の気がすむまでキスは続いて。
次の誕生日はちゃんと何かを用意しようと、心から誓った夜だった。