隣の芝生

＜隣の芝生＞


「わたしたちの欲望は
　他人の欲望の模倣である」

人間の欲望について
こんな指摘があります。

「わたしたちが何かを欲しがる理由は
　他人がそれを欲しがっているからだ」
というワケです。

この仮説は万能ではないにしても
多くの場合に当てはまる気がします。


たとえば
人気の商品を求めたり
人気のスポットを訪れる
という行為を考えてみましょう。

これは「○○が欲しい／したい」という
誰かの欲望が繰り返しマネされることにより
生まれる現象です。


また、
自分が持っている何でもない物を
誰かに欲しいとせがまれたとたん
急に価値があるように思えて
惜しくなることはないでしょうか。

これは自分に向けられた他人の欲望を
自分自身が模倣し直す状態といえます。


あるいは
わたしたちはよく
何かに憧れたり
何かを羨んだりします。

これらは誰かが持っているものを
自分も欲しいと願うことであり
マネをしたいという表明にほかなりません。


皆さんの欲望の対象は何でしょうか？


さて
僕はといえば、
新しい欲望の対象ができました。
それは、庭の緑化です。

近隣の住宅のお庭が
きれいに緑化されているのに感化され
自分ちの庭にも苗木や花の株を植えたり
芝生のタネを撒いたりしています。

ようやく芝生の芽がでてきました。


写真は土曜日の朝食に作った
油そばです。

重曹入れた塩水でパスタ茹でて作りました。
具材はナスとツナです。

右側の写真は庭園施設のカシワバアジサイです。
うちの庭ではありません。



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