コミュニティマーケティングを活用してくださる企業様が多くなってきた最近ですが、
大きな企業さんほど、致命的な課題を抱えていることに気付かされています。

それは、双方向コミュニケーション。

お客様と接客をする担当者さん、そして、会社の本部と担当者さん。

マーケティング3.0のお話でも触れましたが、顧客が圧倒的なパワーを得たこの時代に、
会社の人間だけでいろんなことを決めてしまうのは、ますます消費者と遠くなっていくだけ。
また、たくさんの人を集客したり、多くのCMを流しても、認知されるだけではまったく意味がなく、
そこで、いかに信頼を得られるか・・・が大切だし、リピートに繋がらなくては、常に多くの宣伝広告費をばらまかなくてはいけません。

逆を言うと、今まで多額の広告宣伝費を使える企業でないと勝てないと思われていたことが、
顧客と双方向コミュニケーションがしっかりとれて、常に共創して行ける企業であれば、
今は小さくとも、いずれ大きなシェアを取れる可能性が出てきました。

コミュニティとの共創は、常にトライアルアンドエラーを繰り返し、コミュニティと自社の商品・サービスとの整合性を高めていくことはもちろん、コミュニティへの価値を高めていく別のサービスやコンテンツ、人が集まり続けるための仕組み、そしてそれを保有し続けていく事など、多くのことを検証して改善していかなければなりません。
しかも大切で忘れてはならないのは、
「コミュニティは生ものである」ということ。

日々変化する、人の価値観にすばやく対応して、飽きさせない事が必要だし、
そのコミュニティに所属する価値を提供しつづけなくてはなりません。
トライアルアンドエラーには、アイディアとスピードが肝心!!

そして、そのコミュニティの最大の価値は「人」であること。


この課題に、今までのNPO活動の中から早くに気が付いていた私だからこそ、
企業のマーケティングにコミュニティを活用していく意味を提唱し続けて来たし、
確実に結果を積み重ねて、発言力を高めていくための仕事をしてきました。

一見めんどくさいけれど、最初にたくさんの手間をかけただけ心の通うものができます。
お料理と一緒です。
なので、私たちママが次世代のマーケティングを担う事は大きな意味を持つ。
すべてのコミュニティの中心が「母親」だからなんです。

すべての人が笑顔で心豊かに毎日を送ることができる世の中を、
ようやく実現できる時がきたようですね!!

ビジネスのテクニックよりも人間力。
知識よりも愛情。
目の前の人をどれだけ信頼できるかどうか?

「O2O」ネットとリアルの融合と言われますが、ネットはあくまでもコミュニケーションを豊かにしてくれるツールに過ぎません。
コミュニケーションをしっかりとっていくために活用するのがネット。
なので、小手先や人を踊らせてだましたりして集めても、信頼関係はすぐに壊れます。
まずはリアルありき!の古き良きコミュニティの信頼あるコミュニケーションにテクノロジーが加わる事によって、新しい時代を創出させることができる、大きなビジネスチャンスを迎えていると思います。

さて、皆さんは何からはじめますか?