人は行動を起こさない言い訳を探す生き物。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

冷え取り健康法を提唱した
進藤義晴先生は
「物理的な冷えより
心の冷え
(「傲慢」「冷酷」「利己」「強欲」)のほうが
何千倍も冷える」と
言っています。

四文字熟語で書くと
自分はこんなに性格が
悪くないから
関係ないように
思うけど

生きていれば
誰にだって
心の冷えはあります。

自分は善良な市民と
思っていて
真面目で一生懸命で
まわりに気を遣って
品行方正に生きていると
言う人ほど

自分に厳しいですから
冷えています。

「今はまだ子供が
小さいし、
お金もないし
時間もないし

興味あるけど
またいつか今度でいいや」

何かやりたいこと
興味があることが
目の前にあらわれたとき

行かない理由を
みつけて
行動を起こさないのは
冷えます。

別に今に
はじまったことじゃ
ないのですよ。

きっと小さいころから
親やまわりの人間に

「もし、そんなところに
言って
危ない目にあったら
どうするの?」

「事故にあったら」

「怪我したら」

「近所の人に
何か言われるかも」

「あんたなんて
どうせ一人じゃ何も
できない」

ずっと長い間
呪文をかけられ続け
やったことがないことに
挑戦したり
新しい世界に踏み出したり
新しい人たちと
つながったりすることに
自信がない。

大人になっても
今度は

「旦那(彼)、お姑さんは
私がそういうところにいくと
良い顔しないし」

「みんな(といっても
せいぜい
まわりの1~2人
程度の知り合い)は
そういうことに
あんまり興味ないし」

「どうせ、行きたいって言っても
ダメって言われる」

人はできない
言い訳を探して
結局、何も行動しないほうが
楽な生き物なのです。

でもね、
魂は成長したくて
今世に生まれてきます。

お金を振り込んだけど
結局、当日
子どもが熱をだして
行けなくなったとか

道に迷って
遅刻したとか

そういう失敗のほうが
記憶に残ったり
今度はこういうことに
気を付けて出かけよう、
準備しようと
学ぶので

上手くいったことより
魂は成長できます。

今、もりのこ院長は
着付けを習っています。

着付け仲間の60代のNさんは
30年以上前にお嫁にきたときに
実家のお母さんが
高価な着物を何枚も
作ってくれたのだけど

体型が変わって
一枚も着れなくなって
しまいました。

これ以上、物も
増やしたくなくて
せっかく時間とお金を
かけて着付けを習ったのに
いつまでも
自分で着れるような
着物を用意しないまま

あえばいつも
「どうせ私は太っているし
私にあう着物はないし
私はいいのよ、これで」と
言っていました。

もうね、
会えば結局いつも
同じことを
グチャグチャ言っている
Nさんにキレちゃって。

「Nさんの言っていることは
この先何年たっても
解決しないことだよ。

せっかくNさんのために
時間を作って
教えてくれた先生も

ちょっとでも着物のことを
勉強したいと思っている
仲間もいつまでも
進歩しようとしないNさんの
言い訳を聴いているだけで
悲しくなるんだよ。

Nさん、別にすんごい
貧乏というわけじゃなくて
着物だって今すぐ
何枚か買えるお金もあるんだし、

10年たって
腰がまがって
おばあちゃんになったら
もっと着物着たり
お金使ったり
自分に言い訳して
やらなくなるのだから

自分を進歩・成長させない
言い訳は何の役にも立たないよ」

Nさん、オーダーメイドで
自分サイズピッタリの
長じゅばん買って

古い着物をお直し
されましたよ。

今度、いっしょに
着物着て
ヘアメイクもやってもらって
ランチにでかける予定っす。

興味がある
勉強会とかイベントとかに

一緒に連れて行ったら
子どもがぐずるかも、とか

当日、体調が
悪くなるかも、とか

誰も知り合いが
いないけど大丈夫?

私なんて素人が行っても
大丈夫ですか?

実家に子どもを預けたら
泣くかも、

道に迷うかも、

道が混むかも、

出かけると
旦那が文句言うかも、

お姑さんが
嫌味を言うかも、

帰りのお迎えに
間に合わないかも、

車のタイヤがパンク
するかも、

地震が来るかも、

お金がないかも、とか

3年たっても
5年たっても
10年たっても

なくならない心配でしょ?

結局、自分が作り出している
問題だから

それを問題と
感じている眼鏡を
外さない限り
いつまでも問題が
起こり続けるのです。

結局、自分がピンと
来たことを
やらない言い訳みつけるのは
癖なんです。

癖はね、
意識して
第3者にみてもらったりして
直さないと
なかなか直りません。

だから、今までの
自分とか違う行動パターン、
違う人間関係、
違う思考パターンに
触れていかないと

自分が自由に生きる
新しい世界はなかなか
手に入らないのです。