オーディションの審査員として
いろんな団体に参加させていただきました。

プロからアマチュアの団体さんまで。


気が抜けているかどうかを判断するのが
「目の動き」です。


気が抜けているというか
自分の演技じゃないときに
休憩体制に入ってしまう方がいます。


どう考えても、このシーンでこの役柄で
そこはキョロキョロしないでしょ!!

まさに「素」に戻っている瞬間です。


またホントの演技者は、絶対に目の演技を怠りません。

このときに、その目配せは上手すぎでしょ~!



そういった演技をされる方は、その1つ1つの動きが
こと細かく計算されています。

その台本を読み下し、その世界を理解して
そして相手役の心や体の動きを捕らえて
その動きを計算しています。


またその上手さを感じさせるのが、
それは決まったものではなく、
その時々に応じて、微妙に変化をしているのです。


演技では「キャッチボール」と言われますけど
相手役がありますので、相手が常にそこにボールを投げてくれるとは限りません。

上にいったり下にいったり
右にいったり左にいったり
早かったり遅かったり

それがキャッチボールで、もちろん演技の世界でも
常に変わっています。



その微妙な変化もきちんと考え、計算して、
それを目にまで伝達させる。



この高度な技術が出来るようになると
もう役者としては、完成形になるかと思います。



近年の小劇場演劇界では
こういった演技が出来る役者を
見かけなくなりました…。


これが出来るようにすることは
大して難しくないんですよ♪

ちょっとした訓練で
意外に簡単に出来るようになります☆


それは劇団暁座の稽古の中で
伝授していこうと思っています♪





ってなかんじで、今日はこのへんで!