役者は表現者として、常に観察を忘れてはならないということは、
これまでここで載せていた通り。

人の観察は、演技を獲得する上での基礎中の基礎。


例えば、電車の中で携帯を見ながら微笑んでいる人がいたとする。

たぶん普通なら、
携帯見ながら笑ってる~~。
で終わらせてしまうだろう。

でも、その微笑みをよく見てほしい。


好きな彼氏彼女からのメールなのか。
家族からのメールなのか。
はたまたみんなで行った旅行の写真を見てなのか。

そしてそれはどんな微笑み方で、どんな目をしているんだろう


それぞれが観察したものの裏ストーリーを考えて、
その表情やしぐさでいろんなイメージをしてほしい。

それには、答え合わせはいらない。
その考え出した、イメージと観察が、
すなわち答えになるのだから。



まぁ答え合わせは出来ないよね…。

今どんなメールを見て、なんで笑っているんですか?

な~んて聞けないんだから(汗)



役者は常にアンテナを張り巡らして、
いろんなものを観察しなきゃだ!

それがある程度貯まってきて、
引き出しと呼ばれるものに変化させられるまで…。



ってなかんじで、今日はこのへんで!